かなりの見応えあり。何者でもない者から、何者かになる過程を捉えられる機会は至極貴重。
同世代として同時代を生きてきた者としては頭があがらない。本気で向き合うことの大切さ。
本作は監督自身のセルフドキュ>>続きを読む
ワイズマンが中国撮ってみた。な、一面が存分に楽しめるワンビン作品。
そこに生きる人々の悲喜交々。
異次元スピードのミシンがけは、横から見てればただ早いだけに見えるが、正面から見たらめちゃくちゃズレてて>>続きを読む
細かいが、ピンがズレてるシーンと、デジタルでブラーかけたようなシーンがないまぜになってたきがした。
話自体はいつものホンサンスな感じ。
表現で達成しようとすることと、鑑賞側が受け取るストレスのバランス>>続きを読む
副題:そろりしんざえもんの数奇な運命
「うるせえ馬鹿野郎!」を130分ずっとあの手この手でこねくり回し、史実に沿ってるにせよコアがない。これだけ豪華な時代モノを見れて満足な反面、散漫なお話をソリッドに>>続きを読む
あの年のTHE Wで一際輝いてた。
審査員マジふざけんなよ。と思ったことを思い出した。
友達がいるって素敵やん。
職業柄「どうやって撮ったか?どうやって製ったか?」を真っ先に考えることが染み付いてるもんだから、のっけから脳みそぶっ壊されそうになって鳥肌立ちながら悲鳴をあげそうになった。
めちゃくちゃアナログなこと>>続きを読む
いつ何時劇中の主人公みたくなってもおかしくない翳りを少なからず抱きながら生きている者にとって、怖さと希望を押し付けがましくなく提示されることの心地よさ。
車中のワンコの演技が素晴らしい。
外国人の名前で、女の子っぽい/男の子っぽいが自分にはわからなかったので、なんというかまんまと引っかかった。
終わり方はいいけど、妹が物分かりが良すぎるのがどことなく都合の良さを感じてしまった。
とっても繊細でようござんした。
車中のお菓子食べさせるカットで切り返さずに行為だけで親子の関係性を簡潔に見せるやり口が良い。
現実とファンタジーのシームレスさ。
暗闇での格闘シーンがよすぎる。
ミスを一度で止めることができるのも、それもまたプロフェッショナル。
自分の尻を自分で拭えたら、そりゃ大したもんですよ。
テクノロジーが進化しすぎて、現代では扱いづらいテーマの一つになったであろう「脱獄」
想像の10倍ぐらい穴掘ってたけど、ずっと見てられる。反復の心地よさ。
鏡の演出、最後の最後ゾックゾクした。
現代でいうと某ミニシアターの代表が従業員に殺されちゃう。みたいな話。
経営と搾取は違う。ランジュ氏の漢気にグッとくる。
猪木や蝶野を超越したジャンギャバンの強烈なビンタが見れるだけで価値がある。
ポンコツ親父を情で切り捨てられないと物事失敗しがち。
血縁関係のない(一部あるが)大人たちの共同体におけるアレコレ。転げ落ちるビー玉のエモーショナル。
本筋的な話が複数並行して見応えあり。ただ強盗シーンがめちゃくちゃショボいし呆気なさすぎて味気ない。
そこまでキレは感じないが、何度か見せるトリスターナの明確な意思表示には惹かれる。
働かずに親の脛齧って娘と呼んでる女を縛り付ける変態ジジイの末路としてはヌルい。
数で圧倒してくるスタイル。
人間はいつも愚か。
音がすごくクセになる。インド的不穏さ。
芸術。
映画を作るには必ず理由があるわけで、そのバックボーンを知ってるかどうかで作品に対する眼差しは変わるよな。という至極当たり前のことを再確認した。
命を賭した大人の喧嘩。
浮世離れしすぎた展開にピンとこないが、コロナに罹ってる奴がいたり、クイーンズギャンビットの話をしてるときに現実には戻される。
「気の毒に。殺されるぞ」と言われてた化学者どうなっ>>続きを読む
無理やキャラではなく、全くもって作られた訳ではない素の面白さ・魅力。知らなかったなぁ。
企画性に頼らず大鶴肥満の素材だけ勝負してるのストイック。白武さん雨無さんすごいな。
奇しくも対極的な位置付けの「>>続きを読む
劇場では初めて。
ここまで言葉を交わしても、それが本音かどうか相手がどう受け取るかは個と個の関係性に託される。言葉ではなくテキストベースで人間関係を構築する傾向が強い現代において、相手のことを理解でき>>続きを読む
終始「ミナミの帝王」かなんか見せられてんのかと思うぐらい、ベタにベタを重ねて一周回って笑えてくる現象に頭を抱えた。
イチャンドン同姓同名で別人だという説か、もしくは雷にでも打たれて中身が入れ替わったで>>続きを読む
舞台を観劇していたので、否が応でも比較せざるを得ないのだが、この尺で情報の整理がキチンとなされており好感がもてる。
しかしながら、安達祐実=平原テツ夫婦に、中学生役のタムケンという配役と比較するとやや>>続きを読む
酔っ払ってベルリンの壁にゲロでも吐く映画かと思ったが、一回も吐かなくてエライ。
徹頭徹尾理解を拒むアートフィルムに面食らったが、飲酒=死と説くスタンスには共感を得た。
螺旋階段でドラムにのせて歌うシー>>続きを読む
型やルールに一切縛られることなく、常軌を逸した無軌道冒険譚。
アドリブでしか生まれないであろう身体運動の数々に笑いが溢れる。現地船長の演奏と雄叫びの全てがツボすぎる。
この先どうなっちゃうの...?の>>続きを読む
あざとくて何が悪いの?これぞあたシコスサーナの生きる道。
男どもの下半身を様々なフォーマットで刺激し続けるスサーナにニッコニコ。
ファムファタールたるやを終始見せつけられた。
にしても、めでたしめでた>>続きを読む
白人が搾取して築き上げてきたブラックコーヒーの楽園。
一杯の珈琲ができるまで、こんなに血が流れてたなんて初めて知りましたー(棒読み)
暴徒化するキッズたちの歯止めが効かなくなってきたあたりは興奮を覚え>>続きを読む
舞台設定が日常を超越して非日常に誘うのが巧い。
なんちゃない話だが、徹頭徹尾「憧れ」のようなものが映っており、当時のイケオジ、イケオバたち大興奮のエチエチワンナイトであることは疑いようがない。
にして>>続きを読む
幼少期の朧げな記憶をアウトプットしたような、直接的過ぎない描写の数々が良い。
アリさんパックンチョにはじまり、絶妙に近い距離感と危うさ、それに伴う緊張感。
子どものころの傷が大人になっても残ってる、私>>続きを読む
木竜さんが理想の彼女像のど真ん中突き刺してきて、もうそれだけでお腹いっぱい胸いっぱいです。ありがとうございます。
これほんまにロジエか?って途中50回ぐらい思ったぐらいつまらなかった。
昔流行ったギャグを現代の舞台でもこれ見よがしにマンキンで披露する師匠クラスの芸を見せられてるような。
物語に推進力がない上に、パ>>続きを読む
観念的すぎるきらいがあるものの、シュミットの幻想的な演出には否が応でも美しさを感じる。
でもやっぱりファスビンダーの演出で観たいんだよな。
ヒモビンダー、ボコビンダー。
「愛する者は自分の権利を失う」
ちょっと暗すぎるんじゃないかと思えるぐらい光量が少ない。
ロングショットやカメラポジションに拘りを感じる。亡き夫の視線に通ずる何か。
子どももこの時分から魅力的である。
ただ江角マキ子の関西弁があまり>>続きを読む
まったく意味はわからなかったが、人生は石鹸のようにちょっとずつすり減ってるというのは名言だと思う。
カメラ、シャンプティエ
ジェーン・バーキンが亡くなったということで、ずっと観ないまま積まれてた本作を手に取った。
正直何見せられてんだこれ。感は最後まで拭えなかったが、船上でのナイフのくだりは、これほどまでに感情が剥き出しに>>続きを読む
ヤンめっちゃ元気やん。
終わり方は好きだけど、半分ぐらいの尺でお願いしたいし、フォーカスあってない絵をわざわざ撮ることに意味があるのかは知りたい。
ロビーミューラーだから絶対意味あるんでしょうけど。