ヤマトさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ヤマト

ヤマト

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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

5.0

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【 未来へのドライブ 】
 エキサイティングだ。ワイルドだ。マッドマックスだ。
 砂漠、ジャングル、民族観、野生味。これぞ『マッドマックス』なのだ。加えてあの独特な音楽(効果音)とキャラクターの表情が
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

5.0

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【 エクスペンダブルズ・ショック 】
 視聴中、何度「うわぁ」と声を漏らしたことか。もちろんいい意味で、である。
 ウェズリー・スナイプス、メル・ギブソン、ハリソン・フォード、アントニオ・バンデラス、
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エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

5.0

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【 ドリーム・アクション 】
 前作を超えました。本作のセリフを借りて言うなら、「ベリー・セクシー(たまらない)」です。
 何と言っても、各アクション映画のスター主演が集結しているのですから。最後のシ
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マトリックス(1999年製作の映画)

5.0

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【 ビリーブ・リーヴス 】
 この世界観と時代観が大好きです。ハイテクアクションとあの“真っ白な世界”でのやり取りが愛おしいです。現実と空想の世界という、この衝撃的な設定にも脱帽です。ピストルの弾丸軌
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

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【 正義の人 】
 後世に語り継がれるべき大傑作である。冷酷・悲惨な時代を描く描写は絶望的であるが、だからこそ我々はその歴史を知るべきだ。
 オスカー・シンドラー。本当にカッコいい。1100人もの方々
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

5.0

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【 音楽という武器 】
 これほどまでに酷(むご)い映画はあるのか。何より実話ということが衝撃である。とにかく凄惨で胸が痛くなる。
 シュピルマンを最後まで演じ切った、エイドリアン・ブロディにはただた
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

5.0

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【 知らないだけということを知ってほしい 】
 環境や教育がどれだけ大切かを改めて知ることができる。終始狂乱に満ちていて素晴らしかった。
 薄暗い不衛生な部屋で、母による顔剃りで始まる奇妙なオープニン
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アメリ(2001年製作の映画)

5.0

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【 ワタシのハッピーターン 】
 最高峰にオシャレな映画。映像が素晴らしく、ヒトやマチの映され方も完璧だと思う。視聴中、「あァ」と思わず感嘆を漏らしてしまう。さらにテーマが“時間”や“運命”であり、流
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ブラック・ダイヤモンド(2003年製作の映画)

5.0

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【 危険を泥棒 】

 ジェット・リーの無敵な存在感がたまらない。敵にいれば最悪だが、味方にいればこれほど頼もしい存在はない。サングラス姿も最高にかっこよかった。
 超絶アクションと大爆発の連続で迫力
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

5.0

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【 逆転のメリー・クリスマス 】
 途轍もない力を秘めた作品である。かつて日本軍が、俘虜を支配していた実話がベースであるということも大きいだろう。処刑のシーンは胸が苦しくなる。東洋と西洋の思想観の相違
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中島みゆき 劇場版 夜会の軌跡 1989~2002(2023年製作の映画)

5.0

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【 強さと美しさ。全身全霊の歌声 】

 クリスマスに中島みゆきさん、最高でした。
 強さと美しさを兼ね備えた女性を観ました。聴きました。とにかく全身全霊で歌を発していたのが印象的で。そのときの表情が
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ダニー・ザ・ドッグ(2005年製作の映画)

5.0

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【 “音(おと)”うさん 】

 毎回毎回、ジェット・リーの技って何でこんなに凄いんだろう。ただただ圧巻。本作では特に、最後の“美女の部屋”でのバトルが好きだ。あの狭いトイレであそこまで“やり合える”
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

5.0

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【 剛華拳乱(ゴウカケンラン)】

 アクションスター大集結。最強の男たちが大集合。これを“豪華絢爛”と言わずなんと言おうか。映画の夢が詰まった作品である。

 華麗な拳術と血生臭いファイト、壮絶なガ
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福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

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【 天災と人災 】
 まず、朝鮮の方々が“センジン”と呼ばれていたことを初めて知った。
 “9月1日”と映し出された時は胸が苦しくなった。かつて東京を中心に大震災が我が国を襲った日であるからだ。
 天
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サバイビング・ピカソ(1996年製作の映画)

5.0

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【 ピカソの魔力 】
 人類史上最高の才能を持つ天才は、とにかくあらゆる人々を虜にした。皆がピカソに夢中になっているのがよく分かった。そしてピカソの生き様を観ていると、「これぞ天才」と思わされる場面の
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

5.0

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【 心酔 】
 あぁ、ホアキン・フェニックスだ。狂気的な存在感は圧巻の一言。独房や店前で暴れ狂う姿は凄まじい。ホアキンのあの笑い方がすごく好きなのだ。
 映像もそうなのだが、カメラでの写し方が素晴らし
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デモリションマン(1993年製作の映画)

5.0

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【 凍った時代をぶっ壊せ 】
 容姿肉体は当時のままに脳内のみ更生するという衝撃的な「冷凍刑」が実にユニークで、この設定が本作のカギとなり、凶悪犯を凍らせるわけである。
 作中では90年代。そのときの
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市子(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 喜びと絶望の涙 】
 嬉しい時と悲しい時に涙が出るというのは本当によくできていると思う。人間ならではの美しさを感じるからだ。ではそれらが同時に溢れ出すことはあるのだろうか。あるのだ。
 市子は最愛
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デッドフォール(1989年製作の映画)

5.0

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【 グッドラック・バッドヒーローズ 】
 シルヴァスター・スタローンとカート・ラッセルの最強犬猿コンビが最高です。最強の男たちが互いに罵り合い、堕ちて、組んで、昇るアツい展開に痺れます。ずっと対立しあ
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カンフーハッスル(2004年製作の映画)

5.0

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【 ありえねぇ、ギャップ 】
 子どもの頃に映画館で観て度肝を抜かれた作品です。衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。
 『少林サッカー』と並んで人生で最も視聴している作品です。『少林サッカー』と『カン
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 すべてを焼き“KILL” 】
 念のため本作は、史実とは異なる“タランティーノ流”である。やはり最高におもしろい…。あらゆるところに“タランティーノ流”を感じる傑作である。映画にまみれているともい
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981年製作の映画)

5.0

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【 仏の顔も“二”度まで 】
 ラストの車ひっくり返りは、思わずこちらもドンデン返しを喰らう。ハッピーなドライブキスが、一瞬にしてアンハッピーに変わるからだ。たしか本作において、運転中の不注意で「危な
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正欲(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 地球の歩き方 】
 この地球には幸せになるための正しい歩き方が存在しますが、厄介な縛りがあるのもまた事実です。
 厄介な縛りとは、常識のことを指します。残念ながら地球には、「こうあるべきだ」という
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

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【 生きよ、越えよ 】
 戦時下の状況とゴジラを切り分けて語りたい。
 まず戦時下の絶望的状況について。特攻隊や他国と戦争して我が国が焼け野原になった時代が確かにあった。どのシーンをとっても悲惨極まり
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E.T.(1982年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 E(永遠の).T(トモダチ).】
 12月4日は、『E.T.』の日だそうな。
 説明不要の名作である。観なくてもそれは分かるし、ある種の常識とまでいえる。名シーンがあまりにも多すぎるのだ。
 夢が
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

5.0

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【 カモにされたら不幸とは限らない 】
 最高に面白いです。大ドンデン返しに見事やられました。かなりテンションが上がります。嘘のスケールの大きさと計画には脱帽ですし、何やら壮大なドッキリに引っかかった
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ナポレオン(2023年製作の映画)

5.0

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【 キング・ナポレオンと勝利の女神 】

 圧倒的なスケールにただただ脱帽。余韻がすごく残っている。大砲を駆使する迫力満点のあの戦いは4DXで観てもおもしろいと思う。
 映像、音楽、役者、規模、監督へ
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誰かに見られてる(1987年製作の映画)

5.0

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【 誤衛(ごえい)】
 洗練された美しい映像と、それに合った音楽が素晴らしい。これぞ映画だと思わされるし、こういう作品が好きだ。
 それもあってミミ・ロジャースの美しさは映えていた。トム・ベレンジャー
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ハンニバル(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 苦しみの悦び 】
 恐るべき怪物、ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)は後世に残るサイコパスだ。掴みどころがなく、哲学的で、極めて異常で、説明できないところがまた彼の不気味さを助長する。
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ロリータ(1997年製作の映画)

5.0

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【 幼心 】
 かつての幼い時の記憶が目の前のロリータに結びつく。今ではよりタブーな話になると思うが、中年男性が14歳の少女に恋心を抱く物語だ。念のため言っておくと、中年男性演じるジェレミー・アイアン
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 ツキがないブルームーン・ナイト 】

 まず登場するキャラクター、一人ひとりの個性が強く、愛おしいです。天真爛漫な女ミツコと笑わない男ジュンの日本人カップルが大好きです。
 おもしろいのが、映し出
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君のいた永遠(とき)(1999年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 儚き運命 】

 “運命”という言葉が多用されるのが印象的。本作においては想い合う男女が、いつもあと一歩のところで結ばれない。お互い、“本命”なのにである。もどかしいといえばもどかしい。
 これが
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ネイキッド・タンゴ(1990年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 危険な悪戯 】
 船上から酒瓶を海に放り投げるところと裸の女性が身投げするオープニング。その瞬間のシーンは見せずに「ボチャン」という音でそれを知らせる手法がユニーク。

 またストーリーがユニーク
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山の郵便配達(1999年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 運命を背負いし者 】
 どこか神聖な感覚を覚える不思議な作品である。それでいてどこか懐かしいのは、あの趣深い音楽のせいだろうか。父親の愛情を感じるポカポカする話であった。ほとんど山村を歩くシーンな
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マン・オン・ザ・ムーン(1999年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 ジャスト・キディング‼︎ 】

 コメディアン、アンディ・カウフマンを演じるジム・キャリーの存在感と演技が際立っていた。オープニングのシーン、真っ暗な画面にモノクロのジム・キャリーの顔が映るところ
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ツォツィ(2005年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 品位の探求 】

 南アフリカ・スラム街での出来事。遺伝とかの過去からは逃げられないのか。衝撃の問題作である(換言すると素晴らしい映画)。
 暴力、恐喝、殺人を生業にお金を得る危険な青年たち。仕事
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