yaaaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち(2011年製作の映画)

4.0

フランス・パリにあるキャバレーで上演されるヌードショーを映す。
まあ、パリに行けたら是非行きたいと思わせる。単純に舞台芸術としても凄そう。おっぱい、お尻と盛り沢山だが、なぜか「エロ」を感じない。人類が
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最強の出前人(1994年製作の映画)

4.0

香港映画ってやっぱり「お笑い」と「アクション」ですよ、ですよね。
映画の中のリアリティラインがアホに向かってユルユルなんで、最初は妄想か現実かよくわからなくて戸惑うが、そのクセが強いのに慣れると、まあ
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

4.0

ギャスパー・ノエの看板なら胸出してる女の人が延々立ってるだけ(後半そんなことになるが…)でも「アート」ですと言い切れそうな所を真逆の泥臭い人間味溢れすぎる作品になってる。面白すぎる。
下世な感覚なら撮
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疫起 エピデミック(2023年製作の映画)

4.0

台湾でのSARS発生時の病院内での未知の病との闘い。
これが絵空事のパニック映画でなく、ついこないだまで自分達も恐怖したCOVID-19を想起させる。
冒頭の夜勤明けの主人公の医師が終業時間を過ぎても
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KARATE KILL/カラテ・キル(2016年製作の映画)

4.0

アメリカ留学中の妹が変態カルト集団に誘拐された!兄貴が日本から救出に向かう。とのびしろないシンプルな筋。
KARATEで悪人をキル、キルしまくる昭和のおっさん向け週刊誌みたいな映画。そのシンプルさが逆
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

4.0

一見さんお断りの劇場版。
その分内容は途方もない大風呂敷広げてくれる。でも映像はそれに追い付かない貧弱さ。だからといって弱点ならず持ち味になってる。VFXも真面目に見たら怒るやつだが本作ではこれでない
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ザ・ファーム 恐怖の食物連鎖(2018年製作の映画)

4.0

シネマスコープぽいフレームにアメリカの日差しが強いのにカラっとした風景が田舎ホラーを煽る。
人間を食用にしている牧場に連れてこられたカップルを描くが、それに至るまでの定番のガソリンスタンドとか地元の人
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デイ・シフト(2022年製作の映画)

4.0

陽の光明るいLAで繰り広げられる吸血鬼との戦い。
ホラー要素が多いかなと思ったら、真面目と不真面目の王道のバディもの、ホラーよりアクションに振り切った見せ方、ちょい刺激のマイルドなグロさ、ワーワーわめ
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ランド/再生の地(2021年製作の映画)

4.0

初心者による1人キャンプならぬ1人山小屋の映画。ある事件から家に引きこもらず山小屋に引きこもるおばさんの過酷すぎる山小屋生活と再生への課程。盛りに盛って派手に描写してもいいところを的確に最小限に構成し>>続きを読む

ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

4.0

社畜で生きていくなら、ゾンビに喰われて死んだほうがマシってメッセージはよくわかる。トリッキーな状況設定での青春コメディと見ればまあまあ楽しめる。しかし、邦画の久しぶりの気合い入ったゾンビ映画として観る>>続きを読む

評決のとき(1996年製作の映画)

4.0

黒人差別吹き荒れるミシシッピーで若手弁護士にマシュー・マコノヒー、敵対する弁護士にケビン・スパイシー、殺人を犯した被告にサミュエル・L・ジャクソンとパッと見の印象だと緻密な法廷戦略を静かなトーンで積み>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.0

いかにもスタジオと揉めそうな映画。それはズバリ面白いんだか面白くないんだか微妙なラインで作り手がやりたいことだけはやってる自己主張強い映画。アレックス・ガーランドの脚本作「28日後…」「サンシャイン2>>続きを読む

ザ・サイレンス 闇のハンター(2019年製作の映画)

4.0

「何か」が世界中に現れ、○○してはいけないルールの中で決死のサバイバルを繰り広げるという定番のやつ。
「何か」はキチンと提示されモヤモヤもなく俳優さんの頑張りもあって基本ラインとして楽しめる。
優しい
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地雷を踏んだらサヨウナラ(1999年製作の映画)

4.0

いかにも邦画って感触あるけど、ほぼ国外で撮ってるのは凄い。戦場カメラマンとしてジャーナリズムどうのこうのよりも、「アンコール・ワット」を写真に撮りたい!という青春映画に振ってるところが気持ちいい良い。>>続きを読む

ラスト サムライ(2003年製作の映画)

4.0

大きく振りかぶったトンデモジャパンでしかないはずなのに、ハリウッドの画力でこんな歴史秘話があったんだなあと騙されそうになる。
明治維新のこれまた日本人でもややこしい時代を描いて「天皇」まで出てくるなん
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最初に父が殺された(2017年製作の映画)

4.1

事前にカンボジアの近代史を少し調べてから観ると「五歳の女の子」、「クメール・ルージュ」という単語が並ぶだけで胸が締め付けられる。
徹底した子供目線でジュノサイドを描く本作の監督は、あのきらびやかなアン
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オペレーション・フィナーレ(2018年製作の映画)

4.0

第二次大戦後、逃亡したナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンを外国で捕まえるモサドの人々。
と、緊迫する実話を映画化したものだが暗く緊張感溢れるというよりもアナログ感全開でどこかノホホンとした雰囲気も。用意
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

「バットマン」のリアルにすればするほど際立つゴードン警部のお友達のコスプレ兄ちゃん感。この趣味で犯罪撲滅してますのアマチュア感全開の探偵物は受け身なので最初はかったるいなぁと思うんだが、大きな事件に飲>>続きを読む

亡国のイージス(2005年製作の映画)

4.0

「沈黙の艦隊」的な映画観たいなぁと思い再見。
誰が主人公なのか、わからなくなりそうな程の豪華キャスト(おっさんばっかり)。あの人が!あの人も!と飽きることはない。
でも、それに面白さがついていけてるか
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.0

漫画原作やアニメを観てないので、そんなに思い入れないけど、だからこそなのかなかなか楽しめた。三部作の二作目だったらつまんないのかもしれないが、まだまだ続くとすればこんな回もあってもいいのかなと。
純粋
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バード・ボックス バルセロナ(2023年製作の映画)

4.0

スピンオフと言いながらも、舞台となるお国が違うもんだから、また別のものという感じもあるし、やっぱり前作で世界観の地ならしが出来てるのですんなりの感じもあり。 
ディストピアをサバイブするといったことよ
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目撃者(2017年製作の映画)

4.0

・警察は体面ばかりでいつも無能。
・運動神経抜群のトンカチで襲ってくるシリアルキラー。
の韓国映画あるあるに、団地・殺人現場見たのにスルーする。をぶっこんだらそれなりにハラハラする映画になってる。
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盛り場流し唄 新宿の女(1970年製作の映画)

4.0

親の借金の為、仕方なくホステスとして働くことになった処女である北林早苗さんを軸として、夜の新宿で働く女性たちを描く。よくある闇金ものの薄口な辛気臭い話の合間にサブストーリーの山本陽子さんが出てくるが、>>続きを読む

ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

4.0

すっごいシンプル。
師匠について回る弟子がやむにやまれず闘いに参戦させられて一人前になるというド定番のプロット。本来ならここから色んな枝葉を出して他との差別化図るのに、基本中の基本で勝負するというシン
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

4.0

爆撃機に正体不明の乗組員が持ち込んできた謎のミッションのサスペンスや、飛行機乗りの都市伝説や、零戦との闘いやら、セクハラもろ被りの戦争に従軍した女性の史実性やら、ぎゅうぎゅうに詰め込んで「これがB級活>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

4.0

「Oh~!Yes!Yes!YES!!」みたいなギンギンにいきり立った映画なと思ったが、意外にも萎える哀愁を漂わせる感じ。
ボロンボロンはみ出させてX指定の表現に挑むのだろうとスケベ心が煽られたのは本音
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

4.0

ラストの展開なんかは、感情的に盛り上がるし「もっとやれー!」と思うんだが、「これってタランティーノのあれやん!」となるところは、勝負してんだか、逃げてんだかよくわからない。
色んな怪談がリミックスされ
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マルナシドス -ゾンビの谷-(2020年製作の映画)

4.0

寄せ集めの部隊がゾンビ地帯を突破するとお気楽に楽しみたいのだが、「スペイン内戦」を知ってないと少々、最初がポカーンな感じ。後で調べたら「パンズ・ラビリンス」やヘミングウェイねということでジヮーと思い出>>続きを読む

ムーンフォール(2021年製作の映画)

4.0

純度120%のトンデモ映画またはバカ映画。でも、振り切り方が桁違いで凄い。アサイラムで作られるような「えっ?!」みたいなあらすじをきっちり豪華に映像化して、なんならアカデミー賞受賞俳優も出てますよに、>>続きを読む

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.0

劇中、すっごいタバコばっかり吸ってるシーンが多いように結構観てる側もストレス感じる。前作「カルテルランド」が前に出るような感じだとしたら、本作は一歩引いてるのに「最悪」に勝手に飲み込まれるような感覚。>>続きを読む

デモンズ(1985年製作の映画)

4.0

昔観た時はなんとグログロで恐ろしい映画かと思ったが、改めて見直してみると、ちょっとだけ匂わせるそうなる設定とか、なんの思い入れない主人公やら、突然何かが出てきたりとか、とにかく「がさつな」映画だなと。>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

建築にこだわったちょっと入場料高い美術館みたいなビジュアルは素っ気ないが美しく大作感に相応しいリッチな気分に浸れる。
物語の方は美少年が砂にまみれて奮闘するのかと思いきや、教育ママのレベッカ・ファーガ
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背徳の王宮(2015年製作の映画)

4.0

NetFlixドラマ「グローリー」のいじめっこイム・ジヨンさんのムフフなエロス映画を観ようと期待したら、バカ映画スレスレの政府転覆もので驚いた。
これはこれで楽しめる。
ワイヤーアクションの無いひと昔
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

是枝監督の探偵物。
主人公が興信所に勤めてるだけですが。
ハードボイルドとは真逆のダメ主人公が実家の団地でおかんの手作りのカルピスのシャーベット食べてるだけの映画(嘘)ですが、これが飽きることなく観て
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牛首村(2022年製作の映画)

4.0

何かがガーッと出てきてギャーッと驚く即決系の怖さでなく、チラチラ何か見えたようで見えてない?とモヤモヤする嫌な感じの怖さ?が続く。心霊ビデオのような怖さなのかも知れない。
自分の田舎に帰って聞きたくな
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

4.0

脚本上のアイディアの勝利を感じる。「きさらぎ駅」は他のものにでも置き換えれるが、この「きさらぎ駅」という食い付きやすいワードだから成立したと思うし、やっすいフォロワー生み出しそう。
映像は貧弱ながらそ
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