yaaaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.0

森の中でこそ「死霊のはらわた」でないの?しかもアパートで!
の危惧も冒頭から吹き飛ぶ。
おなじみシェイキーカムで突き進むと思わせてからのドローン映像。
骨骨装丁の「死者の書」。 
オープンリールでなく
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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

4.0

SF映画でもありながら西部劇にも見える。大掛かりにみえて案外こじんまり?
心で思ったことが聞こえり、見えたりするというこの映画「ならでは」があるが、果たしてそれが面白さに加担してるかどうかは不明。
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

ハリウッド映画でよく聞こえる男性の情けない「ウァ~~ア」って叫び声が「ウィルヘルムの叫び」という音ネタを使い回してるのは有名でそれも一つの音響効果。
映画って平面だけだが、映像と音が相まって素晴らしい
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.0

目が覚めたら奴隷だった!とトライワイトゾーンみたいな話だなと思ったら実話なのが驚く。
しかめっ面が強要されるぐらい迫った映像が展開されて疲れる。が空想絵空事でないことの恐怖。人類はまだまだ未熟です。
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プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021年製作の映画)

4.0

なにをもってハリウッドデビューとするのかはよくわからないが、たしかにニコラス・ケイジは出てるわな。だからと言って面白いということがない不思議。
海外資本でもやりたいことやるというスタンスは凄いけど、そ
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

4.0

劇中の半分くらい着てるサンドラ・ブロックさんのラメのギラギラのシャンプスーツが全てを物語ってるかのよう。
胸元ザックリ開いてセクシーなんだが、何かがモロだしになることもないモヤモヤ感。常にギラギラ光る
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

4.0

歴史の重要な場面を再現して見せてくれることも映画の役割としてあると思う。
戦争の終わらせ方ということで緊張感持って見る。
原田版は天皇、総理大臣、陸軍大臣がそれぞれ国を想い人間力を発揮させて終戦に導い
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ア・ホーマンス(1986年製作の映画)

4.0

小声で言いたいぐらいヤクザ、アクション映画として観るとつまらない。
しかし、長回しが多用されるようにゆっくりジトーッと監督の表現したい想いが炸裂していて嫌いに慣れない。が、ほぼ変!
あの人キレたら怖い
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永遠の0(2013年製作の映画)

4.0

泣くための装置として「戦争」を描くのには違和感ある。本作もそれが全面押し出された映画かなと思ったが、ちょいと感触違った印象。
今日あるのは色んな形の命のリレーがあったからなんだと先祖に感謝と全ての人に
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

4.0

岡本監督の大きなテーマに戦争への怒りというのは有名だが、ここまで怒ってらっしゃるとは…
持ち味の一つ軽快なカット割というのはなりをひそめ、ただただ人が死んでいくだけの映画。
不謹慎な言い方すれば「死に
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八つ墓村(1977年製作の映画)

4.0

都市部で見られない寒村部の風景、奇妙で因縁ある村の歴史、洞窟探検…ってもう、クレイジージャーニー・ザ・ムービーみたいな内容ではないか。
もうちょい色々調べてみると出版社VS映画会社、原作と格闘する脚本
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

4.0

パールハーバーからミッドウェイ海戦までの史実を描くというより、やられたらやり返せの飛行機アクションを観てるよう。
それはそれで「ローランド・エメリッヒ」という看板で観る分には申し分ない。
中国資本の映
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コンティニュー(2021年製作の映画)

4.0

タイムループものって言うのですか。何度も何度も繰り返して少しづつ核心に辿り着くやつ。
良い塩梅の悪ノリがなかなかよくて、ド派手なアクションが続いて画面的にも飽きがないので楽しめました。ヒトラーの拳銃と
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

ポップで明るく人がバッタバッタ殺される前2作と変わってシリアスなトーンで進む。最初は居心地の悪さ感じるがこれはこれで慣れると観てられる。
マシュー・ヴォーンって「Xマン」での歴史に改変?的な内容が面白
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

怖い怪獣映画としてなかなかよかった。退屈だと尻が痛くなったり、時間が気になったりするもんだが結構アッという間に終わった感じ。
大衆向けに装って戦艦大好き!のマニアな映画なのが透けて見えて好き勝手してる
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空軍大戦略(1969年製作の映画)

4.0

戦闘機が少ない英国が戦闘機、爆撃機とも圧倒的に保有する独国に制空権争いの戦闘に勝利したという史実の映画化だが、歴史的素養がないので戦闘以外のドラマの部分がさっぱり??でして。有名キャスト大勢出演であっ>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

怖いもの見たさというのは映画を観る時の指針の一つにあるかと思う。
そんなわけで終始観客を突き放したような作風の本作はホラー映画よりも怖い。
事件に巻き込まれる人々がちょいと善人な感じで、嫌悪感増す仕掛
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マルティニークからの祈り(2014年製作の映画)

4.0

ごく普通の主婦というかお母さんが知らずに麻薬の運び屋を行い、異国で投獄される。
たまに見かける事件だが、韓国映画だから程好い胸糞加減で描いてくれる。国によっては死ぬまで監獄とか死刑まであるもんね。そこ
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彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

4.0

ジャージャー麺ムービーがあるとすれば「パラサイト」や「スタートアップ!」なんだろうと思っていたが、それより以前に既に傑作があるとは知らなかった。
メインとなる漢江の中洲でサバイバルする話にジャージャー
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ホームズマン/ミッション・ワイルド(2014年製作の映画)

4.0

監督・出演も兼ねるトミー・リー・ジョーンズの顔が皺と髭でいつになく渋すぎる。そして輪をかけて映画の内容も渋すぎる。
表向きはリュック・ベッソン製作でヒラリー・スワンクを柱としてメリル・ストリープ、ジョ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

唯一ジェニファー・コネリーさんの役って誰?となるだけで全てがわかりやすい王道の娯楽映画。
続編でありながらもう一度「トップガン」焼き直しみたいな内容は前作観た人は、やっぱりこれよ!みたいな納得度あるし
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グレイトフルデッド(2013年製作の映画)

4.0

胸糞悪い人の胸糞悪い物語だが、一転二転する流れや振りきりすぎて悲惨でなくて可笑しいみたいな感じで飽きずに観れる。
宗教やテレビショッピングなど安い幸せをおちょくる素振りはあっても深度浅い感じ。
それよ
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時空の旅人(1986年製作の映画)

4.0

ど直球のタイムスリップしたら歴史が変わる!!ってやつだが、「ターミネーター」シリーズより歴史改変、阻止のネタは面白い。その先見の明はハリウッドを凌いでいるかも?
癖強のキャラデザインのキャラクター、メ
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G.I.ジョー バック2リベンジ(2013年製作の映画)

4.0

大味な派手だけが取り柄の映画でも観るか!の要望には十分応えてくれる。
それは映画的に上手いとかは存在せずに能天気アクションを楽しみたいだけ。
なんかアホっぽい感じもつきまとわって嫌いになれないなぁと思
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.0

紛れもない「ターミネーター」の続編の続編ということで、「ターミネーター」と言えばあの人やこの人が勿論出てくるし「ターミネーター」と言えばのあのシーンやこんなシーンも盛り沢山で満足なはずが、何故か「だか>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0

令和の不幸の詰め合わせ。
ちょっとしたロックスピリットで切り抜ける。
飽きずに観れるんだが、時事ネタと物語がうまく噛み合ってない感じがする。けど、現在の映画として現実を積極的に絡ませようという心意気は
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

わぁ~。なんか不思議。
話としては全くもって面白み(娯楽み)のないものだが、異様に映画に引き込まれる。なんかずっと観てられる。ボクシングの映画という感覚がだんだん薄れて、ケイコという人物とそれを取り巻
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.0

いつもの大味なアクション大作で十分の期待程度で観始めたら、それ以上でかなり面白い。
アクションを見せるというよりキャラ重視でアクションシーンのみというより全体的に引き込まれる。
ライアン・ゴズリングと
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.0

ホラー映画のやりすぎ描写って、時には映画の面白さに加担するのだが本作のは「オエーッ」となる。ゴアシーンなんか一周回ってリアルから離れてファンタジーに近いもの感じさせるから楽しめるのだが、リアルかどうか>>続きを読む

クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

4.0

クリスマスの雰囲気味わえて、それなりのアクションあって、メルヘン要素もあって、最後はホッコリとクリスマスだからこそ観たい内容に裏切りなく応えてくれる。
スネーク・プリスキンみたいな「陰」なカート・ラッ
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すべての終わり(2018年製作の映画)

4.0

災害、テロ、戦争???何か起こって最悪の中、遠く離れ恋人に会いに行く映画。
ロードムービーになるわけだが、旅の最中は疑心暗鬼になった人々が襲いかかってくるというもの。車のCMかと勘違いするほど運転ばっ
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

白黒はっきりしないままグレーな感じで突き進む。パニック映画の導入部だけやんと言ってしまえばそれまでだが、この観てる側も常に全編不安に落とされる様は嫌いじゃないし、好きである。
オチのないシャマラン映画
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エントラップメント(1999年製作の映画)

4.0

ショーン・コネリーの美術品専門の泥棒が007の晩年みたいに思えたり、保険会社の調査員が泥棒に潜入捜査?仕掛ける、2000年問題の機械誤作動などネタは放り込んであるんだが、よい意味でなんかアホな映画。>>続きを読む

天使の欲望(2013年製作の映画)

4.0

お嬢様学校の女子高生が痴漢されに電車に乗る、痴漢狩りをする転校してきた女子高生とリアリティラインの薄い話に、微妙な可愛さの女優さん達、意図的なオールアフレコに田舎の風景。と日活ロマンポルノからおっぱい>>続きを読む

DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない(2022年製作の映画)

4.0

引きこもりの女子高生が街にゾンビが出てきたので部屋の外に出たという話。
怖いこともなくゆるゆるなのだが短編の尺の短さが功を奏して観てられる。最後はゾンビになった家族に後押しされてみたいな展開でウルウル
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.0

主人公の奮闘に「ん?」と思っても、延々続く緊張感に圧倒される。
機能しない国連、守られない約束、押し寄せる難民…紛争の話というよりジュノサイドの映画ということに
戦慄する。
繰り返す負の歴史。
後日談
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