クドゥーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?(2010年製作の映画)

4.5

『決して消えはしない、幼少期に刻まれる戦いの苦悩』

ショーモデルとして訪れたパリで不思議な少年と出会うプリキュア映画。中学生の女の子が年下の男の子と心を通わせるだけで僕には最高だけど、作劇と演出の密
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SAND LAND(2023年製作の映画)

3.5

『僕には刺さらない、だからこの映画は素晴らしい』

水不足にあえぐ砂漠の世界で魔物と人間のトリオが泉を求めるアニメ映画。魔物が実はいい奴というギャップを原動力に台詞も演出も主題も吟味され、クレしんより
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映画 プリキュアオールスターズDX(デラックス)3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花(2011年製作の映画)

4.5

『みんなの声援が虹をかける、離れ離れの世界に』

歴代プリキュアが世界をつなぐ花をブラックホールから守るオールスターズ映画。チーム戦からのOPメドレーで演出としては極まっており、インフィニティウォーを
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映画 プリキュアオールスターズDX(デラックス)2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!(2010年製作の映画)

4.0

『絶対に諦めない、そう叫び続けることを諦めない』

遊園地の宝物に迫る魔の手に歴代プリキュアが集結するオールスターズ映画。作劇や演出では前作の方が好きというのが正直なところだが、とにかく物量で殴る展開
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映画 プリキュアオールスターズDX(デラックス) みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!(2009年製作の映画)

4.5

『日本のテレビドラマでも、一発これをやってみよう』

世界を脅かす強大な敵を前に歴代プリキュアが集結するオールスターズ映画。みんなが行き違いながら邂逅するシナリオ運びが素晴らしく、全変身バンクに全主題
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映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?(2009年製作の映画)

3.5

『みんながそうじゃない、それを言っちゃあおしまい』

おもちゃの国で子供たちのオモチャを奪った魔人と戦うプリキュア映画。ラブの後悔を通して観客に考えさせる造りはトイ3に先行するが、それはそれとしてテメ
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映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースデイ♪(2008年製作の映画)

4.0

『いつものイチャつきが、びっくりするぐらいの振り』

少女を助けたお礼に招待されたお菓子の国で悪者と戦うプリキュア映画。絵や音の芝居に加えて作劇など映画を構成する全てが前作に劣るものの、ココのぞに関し
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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

4.0

『子どものための映画がない、この国に未来はあるか』

宇宙の光で超能力者となったしんのすけが世界の破滅を救うクレしん映画。キャラが介在により過去の呪縛から解き放たれる感動があるけど、仮想客として絵に描
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

『人間には絶対に言えない、創作の方が価値あると』

夢のような毎日を続けるバービーが人間の世界を訪れるファンタジー映画。魅力的なキャラとワーナーのお家芸であるメタ作劇が合わさり、ジェンダー論を飛び越え
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映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!(2007年製作の映画)

4.5

『心に刻まれた傷跡が、君と生きて友達になった証』

鏡の国にさらわれた仲間を救うために邪悪な魔女と戦うプリキュア映画。ダークプリキュアという男の子の夢を少女アニメで叶える展開が、すさまじい熱量の絵と音
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映画 ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!(2006年製作の映画)

3.5

『心から変身するのに、いつものバンクは必要ない』

険悪になった二人が謎の男に止められた時間を取り戻すプリキュア映画。MH2でふたりの関係性に全振りしてほしいと言ったのは僕だけど、こうもリアリティの塊
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映画 ふたりはプリキュア マックスハート2 雪空のともだち(2005年製作の映画)

4.0

『失うかもしれない恐怖の影に、本物の友情はある』

虹色の卵から生まれた小鳥に闇の世界の戦士の魔の手が迫るプリキュア映画。悪役の強さもすれ違いの切なさも前作よりもパワーアップし、テレビシリーズのアレン
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映画 ふたりはプリキュア マックスハート(2005年製作の映画)

3.5

『ついつい移っている口調は、ふたりは仲良しの証』

希望の国を守る精霊たちのために闇の世界の魔女と戦うプリキュア映画。一度敗れた敵に再び立ち向かうという様式美が既に確立されており、なぎさとほのかの二人
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.5

『野獣を目覚めさせる前に、正気に戻るべき奴がいる』

オートボットが惑星を捕食する邪悪な敵から地球を守るリブート映画続編。市街地を中心にもっと破壊の限りを尽くしてほしかったが、トランスフォーマー同士し
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.5

『遠き空の雲の向こうで、銀色と出会う一年が始まる』

全国大会出場を目指す高校吹奏楽部を描くテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」劇場特別編は、オープニングクレジットから醸し出される空白と不在が新たな日
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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

5.0

『もっともっと好きでいて、続いてくファンファーレ』

全国大会出場を目指す高校吹奏楽部を描くテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」の完全新作劇場版は、リズと同時系列にして続編に位置づけられる月まで届きそ
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劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

4.5

『無数にある音楽の中から、あなたたちだけを選んだ』

弱小高校の吹奏楽部が全国大会を目指すテレビアニメの第二期劇場総集編。史上最高の群像劇から二人の少女の関係性だけを抽出しているが、監督がのぞみぞ回の
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劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

4.5

『余白と余韻を閉じ込めて、再び彼女たちと出会う』

弱小高校の吹奏楽部が全国大会を目指すテレビアニメの第一期劇場総集編。深夜アニメ的なノリを排した編集によって作劇の純度が高まり、シリーズ入門編として最
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

5.0

『ずっとずっと側にいて、私はあなたと共にありたい』

映画館でリズを観る。

次の上映が決まったが最後、神聖な儀式に臨む緊張感と最後の足音まで付き合わなければならない。
今まで経験した作品総てをを過去
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

『燃え上がる炎の中に、萌える要素が広がっている』

天下の大将軍を目指す少年が若き王と中華統一を目指すシリーズ第3弾。回想シーンとは思えない緊迫の追跡劇からの合戦の流れが見事で、原作未読勢から観ても大
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.5

『今まで届かなかった層に、刺そうとしている気概』

過去作はなかったことにして少女とビーの交流を描いたリブート映画。観やすさといいどう考えてもシリーズで最もウェルメイドな作品で、おもちゃがよく売れそう
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トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年製作の映画)

3.5

『諸々の設定だけなら、男たちの夢が詰まっている』

闇に堕とされたオプティマスが創造主相手に反旗を翻すシリーズ最終作品。そっち行っちゃったかと残念に思うほどシリアスな作風だが、最終的には人とTFがガチ
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トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

4.5

『インモラルを極めれば、快感だけしか残らない』

米政府から迫害されたオプティマスに創造主の魔の手が迫る新シリーズ。もはや敵を倒すことより爆発のために爆発している訳だが、この時間だけ楽しければいい僕に
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アバター ディープ・ダイブ(2022年製作の映画)

2.5

『度を超えたクリエイターは、創作物よりも面白い』

史上最高の興行収入を記録した映画の続編について語るドキュメンタリー映画。ネトフリ映画でよくある企画というのが正直なところで、宮崎駿監督の特集とかいつ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

『映画を救った男が、最後の戦いで救うものとは』

イーサン・ハントが世界の命運を握るミッションに挑むスパイアクション映画。もはやトムの相手をできるのは「それ」しかいないが、コロナ禍から安易に消費されて
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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年製作の映画)

4.5

『仲間割れして自滅するラスボスは、この映画ぐらい』

復活させてもらったプライムがびっくりするぐらい恩を仇で返す三部作完結編。リベンジとかロストエイジなどネタに走る方が好みなと思っていたが、めちゃくち
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トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

4.0

『作品に罪はないって、こいつらのための言葉だ』

闇堕ちしたプライムが平和を手に入れた地球への逆襲を企てるシリーズ第2弾。この頃の新興国でめちゃくちゃやるパラ山を愛してやまないけど、息子の大学でヤクに
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トランスフォーマー(2007年製作の映画)

4.0

『人よりも高次の存在がいる、その可能性に高鳴る』

冴えない男子高校生が手に入れた車が金属生命体だったSFアクション映画。トランスフォームに感動と興奮のあるシリーズ唯一の作品だが、どう考えても2時間半
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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『                       』

映画が生きる道には二つあって社会現象の一部になるか経験となることである。劇場を訪れるまでの道のりからすでに物語は始まっており、君たちはどう生きるか
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五等分の花嫁∽(2023年製作の映画)

4.0

『深夜アニメが主戦場なので、僕は五つ子で行く』

可愛い五つ子との夏のエピソードを描くテレビアニメの劇場OVA。大団円で完結を迎えた映画よりクオリティ高いなと思ってしまうが、原作で一番好きなウォーター
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.5

『テメェの言う多様性なんざ、オレ一人いれば十分』

心に傷を負うジェイソン・ステイサムが巨大ザメと戦うステイサム映画。海水浴客全員食われるぐらいのことはしてほしかったのが本音だが、頭脳派と思いきや結局
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

『ここから先の戦いは、愛する妻も仕事も関係ねえ』

聖域指定を解かれたホテルでジョンが主席連合の刺客に挑むシリーズ第3弾。敵がビビり散らかす第一作目からここまで来たかと感慨深いが、死闘のバリエーション
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

『俺からのルールはただ一つ、追えば全員ブチ殺す』

復讐を果たしたジョンが家を爆破されNY中の殺し屋に狙われるシリーズ第2弾。人格を持たないまま殺されていった前作の刺客に対して、一対多数なのにそれぞれ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.5

『暴力を振るうとき、自分が死ぬ可能性を見ているか』

伝説の殺し屋が亡き妻の遺した犬を殺された怒りにより復活するアクション映画。相手を知った敵さんが早々に諦めているのが最高で、そう思うのも無理はないと
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

『連鎖する暴力と復讐、その頂点に立っている男』

周囲から軽んじられてきた男が一つの事件をきっかけに覚醒するアクション映画。敵に敵以外の役割を与えずにブチのめしていく展開は、僕みたいな弱男を通り越した
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.5

『歳を取っても衰えない、パンチのキレと例の気質』

インディ・ジョーンズが秘宝を探す道中で昔の女と再会するシリーズ第4弾。インディより一番尖っていた頃のパラマウント映画のテイストで、世間の評価がどうあ
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