『子どものための映画がない、この国に未来はあるか』
宇宙の光で超能力者となったしんのすけが世界の破滅を救うクレしん映画。キャラが介在により過去の呪縛から解き放たれる感動があるけど、仮想客として絵に描いたような負け組を使うのが強者の理論。そのせめぎ合いが僕には面白く3DCGはドラ泣きを遥かに上回る。
鑑賞記録
2023.08.12
TOHOシネマズ川崎4
→映画が公開されるタイミングには運命のようなものがあると思っている。「君たちはどう生きるか」と対照になるのが「MI7」のトムであり、「バービー」のメタ作劇が描くのは本作と同じ理念。クレしん映画は自由なようでいて道理を説かないといけないから大変だ。