ちいさな泥棒さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ちいさな泥棒

ちいさな泥棒

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セッション9(2001年製作の映画)

3.0

誰の心にも"サイモン"は潜んでいる…

閉鎖された精神病院の改修工事をすることになった5人の男達。偶然見つけた多重人格者のカルテの診察(セッション)記録と同時進行である男が壊れていく様が描かれているの
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奴隷の島、消えた人々(2015年製作の映画)

3.4

まさかのあなたでございましたか……


2014年韓国で発覚した新安塩田奴隷労働事件。こちらをヒントにつくられたモキュメンタリー。

〈新安塩田奴隷労働事件の概要を軽く〉
知的障害者を人身売買で買いつ
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壁の中の秘事(1965年製作の映画)

3.7

戦争も終わり、学生運動もなく平和なはずの日常。冷めてるのに関係をやめられない人妻、その情事を覗き見する青年。目的もなく生きることを持て余し囲われたような生活に窮屈さを覚える人々。団地自体が監獄のようで>>続きを読む

眠れぬ夜のカルテ(2014年製作の映画)

4.9

めちゃくちゃおもしろかった!!精神科医vs見えちゃうんです系の謎の女。催眠療法士として彼女をコントロールするはずが逆にコントロールされちゃったり催眠にかかってるSFな世界がだいぶ好みだった!何回でも観>>続きを読む

清作の妻(1965年製作の映画)

4.2

都会で妾だった女が村に戻るも村八分に遭い親族も亡くなり孤独を極めるなかでやっと手に入れた愛し愛される人。しかし夫は戦地に戻らねばならず…もう独りにはなりたくない、と勢いで夫の眼を潰してしまう。その後に>>続きを読む

血の狂宴(1967年製作の映画)

3.0

あるビーチで次々と美女が失踪する事件が発生。死体で発見された彼女達は大量の薬物を打たれており…謎の覆面男がぶっとい注射針で次々殺人を重ねるアルゼンチンのホラー。薬物と愛でぶっ壊れてしまった男の愛憎悲恋>>続きを読む

生き埋め(2019年製作の映画)

3.7

夫の親友であり同僚の男と妻が情事中、採掘場で夫が生き埋めになってしまう…

採掘場の崩落により友情も愛情も浮かれた蜜月も全て崩壊。何もかも気まずく救いがない様子を静かに鬱々と現場の外側から描いているの
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砂の上の植物群(1964年製作の映画)

2.9

ある場所で知り合った女子高生に「私の姉に酷いことをしてほしい」と頼まれた主人公。まず大人が女子高生に手を出す時点でも気持ち悪いのに「君も痴漢してみたらどうかね?」とか出てくるので終始会話や思考がキモい>>続きを読む

神の一手(2014年製作の映画)

4.4

囲碁のプロである芋っぽいチョン・ウソンがある組織との勝負に敗れ兄を殺され自身も賭博罪で逮捕。刑務所でコブラ会(喧嘩)も学び垢抜けて出所。盲目の老人、フック船長など仲間を増やして復讐に向かう。デコピンで>>続きを読む

レイプ25時 暴姦(1976年製作の映画)

3.5

いやいやちょっと論理感も世界観もおかしいおかしい。

大竹しのぶ主演の『死んでもいい』で妻の不貞現場に何度も遭遇しながらも自分がかなりの歳上だから…という後ろめたさからか若い妻を何度も許しやさしく包み
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愛のタリオ(2014年製作の映画)

3.8

机にキレイで長くて男性らしさもあるあんな指フェチにはたまらない指で、こちらの机の端をなんの気なしにトントンしたりなぞるようにされたら授業に集中できないにきまってるじゃないか!

腰ではなくて肩甲骨で女
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地図のない町(1960年製作の映画)

4.9

カッコいい…

最後のメンチきった演説または決意表明を聞くだけでも観る価値がある。というかそこに全てが詰まってる。映画と梓組という悪党を借りて社会への啖呵をきってるあのセリフ。好きすぎて丸暗記したくて
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ノイズ(2006年製作の映画)

4.9

観てるこっちまで頭がおかしくなるやつ。

『マシニスト』のブラッド・アンダーソン監督。元々聴覚のよい男が息子を失った悲しみでますます聴覚が研ぎ澄まされ正気を失ってゆく。編み物の擦れる音、蝿の足音、ミミ
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水で書かれた物語(1965年製作の映画)

3.7

むずかしい!まだ心の中で言葉がまとまらなくてうまく言語化できないけど、後半になってきて悪夢のような幻想的な描写がベルイマンやロブ=グリエっぽくてとんでもなく好きでした。

悦楽(1965年製作の映画)

3.9

やっぱり大島渚ってすごい。

はじまりから終わりまで加賀まりこに狂わされる人生だった。

湿地(2006年製作の映画)

3.3

タイトル通りかなりジメッとしてる。ひとりの男が死体で発見されたのを発端に、捜査する刑事と、娘の死に執着する男が酷な運命と町の秘密にたどりつくお話で馴染みのない名前や複雑でわかりにくいのがちと難点だけど>>続きを読む

悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.7

久々に鑑賞。殺人鬼チェ・ミンシクだったんかーい!ってなりました。女子高生をアレするシーンのセーターの萌え袖が気になっちゃって大変でした。チェ・ミンシク×長髪×おじさまの色気×萌え袖=最高すぎてあれはよ>>続きを読む

整形外科医(2013年製作の映画)

3.0

たぶん過去に少し観てた事ある再鑑賞。
こんなやばい話だったのか。

嫁にホットプレートで焼きながら肉料理を出し「おいしい」という妻。しかしその肉は〇〇の肉で、しまいに目の前で耳を焼いてみせるヤバさでし
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.8

路上は危ないよ。でも家よりは安全だ。

親に向かない大人もいるのよ。

心のカルテ(2017年製作の映画)

3.3

「怖いの。食べたらこの世の全てが終わる気がするの」

奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)

3.9

「彼は今夜 人生の大掃除をしました」

「愛は時に人を殺します」

最後の最後までピニョンくんはピニョンだった笑

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

「親に傷つけられた子供は怒りや暴力で脳に傷がついていることがあるんです」

ファンタジー・アイランド(2020年製作の映画)

3.3

ペーニャくんが安定したかわいさ。マイケル・ルーカーが私立探偵に見えない小汚さでよく信用してついていけるなと思った。時間が経った今でも私立探偵だと思えてない笑。

ロッジ 白い惨劇(2019年製作の映画)

3.5

わたしは好き。

人にはねぇ、たとえ遊びだったとしても決して刺激してはいけない部分があるんだよ。

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.0

父との過去がもっとエグいのかと思った。
父親が旅先で何をしていたのかせっかくの成人式でわざとなのかなんなのか、淡々と話す高岡早紀が怖すぎていっちばん印象的。窓の隙間から見える虚無の顔…毒親すぎる。
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ブルービートル(2023年製作の映画)

-

ショロたん愛してるよー🤘!!
全力でたのしみにしてるよ!!

ガイアナ人民寺院の悲劇(1980年製作の映画)

3.7

『サクラメント 死の楽園』を10月に観てから借りたいのにずっと貸出中になっていて粘ること3ヶ月やっと借りれました!

時代も相まってかサクラメントよりやっぱり全然破壊力があるし、なにより師が信者を騙そ
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フォトコピー(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます


"芸術という名のレイプ"

2時間ちょっとあるけど引き込まれちゃうので長く感じなかった!何展開もして結局どこにたどり着くのか想像がつかなかったけどまさかまさかで色々と騙されてた…やっぱり私って人を見
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ウーナ 13歳の欲動(2016年製作の映画)

3.3

彼は"13歳だから"ではなくまっさらな気持ちで彼女自身を愛していたのだろうか。

13歳のころ父親の友人と関係を持ったウーナ。関係をもった男は逮捕され4年の刑に処される。15年経ってもそのときが忘れら
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ザ・コール(2020年製作の映画)

4.3

時空を超えて最悪で凶悪な女の子誕生♪

1999年ヨンスクから2019年ソヨンに「母に監禁されてるの!」と電話がかかってきたことをきっかけに心を通わせていく…悲しい過去を塗り替えたことでソヨンが幸せそ
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空白(2021年製作の映画)

3.2

「今はもう全部が苦しいんです」

松坂桃李の放つこの言葉がとても印象的だった。



自分が許せない。
娘と向き合ってこなかった自分が。
娘のことを知ってるつもりでいた自分が。
娘のことを何も知らなか
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

もしかしたら合わないかもって予感が当たり中盤までノれずに棄権してしまったんだけど、とりあえず最後までちゃんと観たいとは思っていたので一度呼吸を整えて夜中に再鑑賞。

なるほどおもしろかった!
そういう
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

サム・ライミだったのか…
サム・ライミってこんな映画撮ってたのか…

っていう無知丸出しで鑑賞。たぶんドキュメンタリーとかでよく取り上げられてるからかすっかり観た気になってたので鑑賞いたしました!オー
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侵入する男(2019年製作の映画)

3.3

夢のマイホームを手に入れたものの元の家主チャーリーが異常なまでに家に固執、勝手に芝刈りをしたり全然離れてくれる様子がなく…チャーリーの脳内幸せ家族計画が露わになって本気出してからがめちゃくちゃきもちわ>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.3

監督の前作を観よう観ようと思いながら観てなかったのがよくなかったのか、ジョン・ウィックの脚本てところばかりが先行してしまってイマイチハマれず…私は観てないのでわからないんですけどガッツリ『ブレイキング>>続きを読む