うなぎさんの映画レビュー・感想・評価

うなぎ

うなぎ

映画(140)
ドラマ(0)
アニメ(0)

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

未来の理想や不安のためにお金を落とさない生活に憧れる。

平山とニコが海をみながら、「今度は今度、今は今」と歌う象徴的なシーン。

今は今、だから、今とほんの数分先のすぐに今になる未来のためにだけ労働
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

5.0

インターン初日に、みんなが様々な最新ガジェットを取り出す中、ベンは古い色の四角いかばんをガチャっと開けて、メガネケースや電卓を順々にデスクに並べていくシーンが好き。

本質的な目的を達成するための機能
>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

自分のなかみをゆっくりゆっくりと大切に引っ張り出してくれる人との出会いってすごく尊いものだなと思う。
異性間よりも、女性同士の間で起こる関係性の変化のほうがより、そういうものを感じます。

留学先で出
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

個を捨て人類のために生きるっていうのは、大事なひと、目の前のひと、とそこにある愛のために生きるってことと同義のような気がした。

なんで人間にはこんなに豊かな感情があるんだろうって考え続けると果てしな
>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

5.0

美しいって残酷だな、レイプ未遂事件もそれによるセカンドレイプも、コウちゃんが神聖視されてるのもぜんぶ美しいからで、それはものすごいエネルギーを持っていて、暴力的に誰かの心を暴き、奪い、そして与える。>>続きを読む

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.5

2と間開けて観ちゃったからか、なんかわけわかんなくなっちゃった。
でも戦闘シーンは見応えあったかな。

シドニーにいる間、st.James駅とかいくつかマトリックスの撮影地を見てきたんだけど、ほんとう
>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

5.0

恋人の家を勝手に掃除していた時に、彼が隠していたペアのお茶碗とかお箸とか、過去のプリクラとか見つけてうがー!てなってた気持ち思い出した!
彼が仕事から帰ってくるのを待つ間、家で歌ったり踊ったり意味わか
>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

5.0

人生の中でわたしたちは、去る、ことの連続を続けていく。
点から点へ、何かが変わるわけじゃない。
一歩引いてみて、そこにぼんやりと浮かび上がるかたち、立ち現れてくるもの、それが物語、らしい。
だから、こ
>>続きを読む

ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)

4.5

ラスト、エッシャーの世界みたいなところでデヴィッド・ボウイに迫られるの、かなりフェチでしたね〜

夢に落ちていくように舞踏会に誘われるシーンも大好きだし、めちゃめちゃ良いミュージックビデオみた感覚。
>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

延々と続く砂埃の舞う道の先に突然現れるおちゃめな魔女ヤスミン!て感じ!

自分にとってのそういう人に出会えることって、人生の中でもものすごく尊い瞬間だと思う。誰かを好きな気持ちって、生きててよかった、
>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.5

最近、人の死とか宗教、美学をなんとなく興味の対象と捉えてしまうことについて、それってちゃんとその背景にいる人々に敬意を払えているのだろうか、と不安になっている。
こういう映画が大好きなのは、好奇心とか
>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

5.0

好きな人がいること、なりたい姿があること、生きたい世界があること、そのすべての願いが、溢れだすエネルギーの奔流となって、歌声に乗せられてわたしの心臓を貫いていくような感覚。

こんなふうに、わたしに与
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

めちゃめちゃ楽しかった、take on meで爆走するシーン気持ち良すぎる〜〜

あとは、クッパがかわいい〜〜ああいう傲慢で勝手にめちゃくちゃになるキャラ、愛おしくて好き!!

現在オーストラリアに留
>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

5.0

レクター博士♡♡♡好きです♡♡♡♡♡
はやくハンニバルを観てあなたに再会したいですが、公開当時は10年空いたそうなので、わたしももう少しあなたへの思いを募らせてから会いに行きますね♡♡♡

もうずっっ
>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

5.0

得体の知れない感情に葛藤し苦悶する表情に、底知れぬ色気を感じるのなんだろう。
デヴィッド・ボウイと坂本龍一が顔を近づけるワンカットだけで、もうすべてが吹っ飛ぶほどの美しさだった。

軍曹としてのたけし
>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.0

姉妹たち、全員ほんとにかわいいな。軽薄でポップで、美しい少女たちの死っていう題材のきれいなところを描ききっていると思う。

わたしはある時期、自分の性別が女であることが特別で大切で、どうしようもなく気
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.5

最後まで騙し続けるか、悲しい事実を打ち明けるのか、どっちが仁義を通すことになるのだろう。知らないままで死ぬのと、知ったうえで死ぬの、どっちが辛いだろう。

物語の結末は何通りかあって、そのどれもがひと
>>続きを読む

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

5.0

“中学生”という言葉を聞くといつも胸が締め付けられる。
好きな人とか自分よりかわいがられる友達のこととかでずっと心が浮ついていて、やるべきことをなにからやればいいのか全然わかってなくて、すぐ目先の楽し
>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

わたしは最近、これまで生きてきたなかで一番好きになった人と晴れてお付き合いすることができたから、すごーく響いたよ

愛っていいなあ〜なんちゃって、寝ぼけた感想置いていくね

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.5

誰がみてもおもしろ〜〜てなるやつ

やってみたいことなんでもできてしまうのいいなと思うけど、わたしはこんな自由度高く人生謳歌できないな〜とかなんか卑屈になってしまった〜それぞれのキャパに合った丁度いい
>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

やっと観た。なんでみんなが絶賛してるかは、わかった!
とにかく音楽とタイトル出すタイミングが完璧で、よく出来たMVみたいだなあという印象。
でもちょっと綺麗にまとまりすぎていて、なんか感動というより感
>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.5

肖像画が完成するときとはふたりが時間の許す限り互いを知り合ったときのことで、それは別れがやってくるときのことでもある。そう考えると二人の関係は初めからとても悲しいもののような気さえする。ある時点で最も>>続きを読む

SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬(2018年製作の映画)

4.0

鋤田さんかわいい人すぎる、世界のトップアーティストたちの懐に自然に、するりと入っていって、一番すてきな角度を教えてくれるというか。

ミステリートレインのあの写真ほんとうに好きなのであなたが…!!と感
>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

5.0

そりでおっかけるシーン、かわいすぎる。
指とんだり崖から突き落としたりしてんのに、ポップに描かれすぎいて…アレ?って理解に数秒かかる感じが楽しい、トムとジェリーみたいな。

歴史が大きく変わっていくま
>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

なんていうのこの、予定を狂わされ感に酔う感覚。まさしく映画的、それを登場人物たちが奇跡と捉えようがそうでなかろうが、わたしにはあまりにも眩しすぎる軽やかでヘヴィーなかっこよさ。踊りたい気分の時に好きに>>続きを読む

天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

4.0

創造せずにはいられないって気持ち、わかるなあ。わたしはそんなすごいものを生み出してるわけじゃないけど、常に雑でも適当でもアウトプットせずにはいられない。(それがクリエイティブか否かはさておき。)

>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

5.0

嬉しくて駆け足になってモーテルに帰るビリー。あったかいココアとハートのクッキー。最後、怒涛の幸せなモチーフの連打で泣きそうになった。

愚かさをきつく結び止めて隠してきた時間が長すぎて、自分でももうそ
>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

いいなー!逃げ出した王女さまとかいうときめき確定王道設定で、オードリーヘップバーンかわいすぎるし、ラストも良い。粋だねぇ~

スクーターで暴れ回るのとか、ダンスパーティーでの大立ち回りとか楽しかった。
>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.0

オードリーヘップバーンかわいすぎる、生まれ変わったらこんな、天真爛漫で軽薄でポップな女の子になりたい。

でも原作のほうが好き!!!
なんか、別の世界線のホリーのような気さえした。
ホリー・ゴライトリ
>>続きを読む

ピアニスト(2001年製作の映画)

4.0

変態性ってこんなにも切実なものなんだなというのと、こんなにも切実だからこそ変態的なんだな、と思った。
終始綺麗な映像で突拍子もない変態チックな内容が描かれていて、とにかく強烈な印象を残す良映画。

>>続きを読む

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.0

不幸な家族たちにはまじでごめんと思いながらも、奴らが一度退散した時に再生時間が残り40分もあることに安堵しました。絶対帰ってくるじゃん?て。ゴルフボールコロコロ~の確定演出でニヤけた。

わたしがこう
>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

4.5

スミスかわいい!いっぱいいる!!トリニティもかわいい!健気!!カーチェイスたのしい!!(ここまでIQ2の感想)

前作の希望が覆される感じたまらん、モーフィアスかわいそう。こんな不確かな世界じゃ、なに
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

結婚式からの展開すごく良かった。
別れるという決意ありきで、互いに腹を割ってフラットに話せるあの感じ。まさに、夫婦みたいだなあって思ったけど、それじゃダメだったんだよね、ずっと恋人でいつづけるなんてこ
>>続きを読む

帝一の國(2017年製作の映画)

5.0

漫画の実写化で大切なのは、観る人をいかに作品世界のテンション感にじわっと慣れさせていくかだと思う。本作はそれが本当に見事。とてもノれる映画!

原作未読ですが(古屋兎丸先生、とても気になってる!多分そ
>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.5

ワイスピ好きなバ先の店長にめちゃ勧められたので。(というか、じゃあかけとくわ!と再生されたので観るしかなかった!笑)

超カッコイイこと以外はよくわかんなかった!

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

5.0

史上最悪であり、最高でもある、とんでもなくバイオレンスでグロテスクでエロいです。やばいやつしかいない。おかしなテンションになったまましばらく頭ふわふわした。

なんかハイになり、ラストでめちゃくちゃ面
>>続きを読む

>|