未来の理想や不安のためにお金を落とさない生活に憧れる。
平山とニコが海をみながら、「今度は今度、今は今」と歌う象徴的なシーン。
今は今、だから、今とほんの数分先のすぐに今になる未来のためにだけ労働して消費すること。こんな平山みたいな人、存在してるのかな。
・・・でもちょっとわざとらしくないかな?!
レトロでアナログな生活、コインランドリー、フィルムカメラとか。
あと石川さゆりのいるバー。なんだかAIが作った東京のワンシーンみたい。
アンチ資本主義、というか効率厨的で代替可能没個性社会への反抗心?から、昨今のアナログブームに繋がっているのだとしても、この作品こそが、その思想を商業的に形にしたものなんじゃない?と少し怖くなった。
結局、わたしたちはブームに乗っかりながら、いつまでも自分の価値観を生活に反映させることなんてできないまま生きて死んでいくのかな。。とかぐるぐる考えちゃった。