うなぎさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

うなぎ

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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.5

びしょ濡れになって、14時間も頑張ったんだ!というエドゥアルドに、結果は?と突き放すマークが印象的だった。
なんというか、決定的に天才とそうでない人がわかりあえない瞬間のようで。

でも結果至上主義で
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

5.0

とんでもない女だー!!自分の目的のために手段を選ばないという意味では完璧すぎる。Amazing Amyってそういう…??

完璧に振る舞う努力をやめたことに失望したから完膚なきまでに夫を貶める作戦がス
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

5.0

リスベット、ここ最近観た映画の中で一番気に入ってるヒロインです。早速ゴツめのシルバーアクセを通販のカートに入れてしまいました。(わたしは単純です)

不穏な空気感だいすき。おじさんの家に侵入するシーン
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.5

未解決事件なのでスッキリ感はないけど、雨の夜のようなじっとりと暗く重たいこの空気感が好き。ひとつの事件に取り憑かれて私生活もままならなくなっていくのって怖い。

雨降り、映写技師のお宅訪問時の、ゾワゾ
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マトリックス(1999年製作の映画)

5.0

午前十時の映画祭にて。
あまりにもかっこよかったし演出が良すぎる。止まってみえる弾丸とかエージェントから逃げるシーンとか、ずっと興奮しっぱなしだった。
今でこそ見慣れた超現実的な演出だけど、この世界観
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

世界滅亡寸前の会議がこんなめちゃくちゃな人たちで行われてるなんて最悪だよ!と思うけど実際、どんな事態になっても人間みんな自分のことばっかり考えるし保身に走るし、そうこうしているうちに核が爆発して世界は>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.5

テレキャスターストライプに合わせて駆け抜ける小松菜奈、ここで惚れた。
フロントメモリーもあまりに良すぎて、ここ最近毎日聞いてます。

あきらって名前も、すごくいいなあ。

目立つモブのような役柄のぁぃ
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

5.0

どちらかといえばすべては偶然だと感じるほうだ。よく言えば達観してる、悪く言えば諦めてる。そんなことない、自分で選べ、決めろって背中を押してくれるからこの映画が好き。

人生は重要な選択肢の連続だ、って
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.5

レントンたちはその場その場で、いつもかっこいいほう、を選択していく。もしあとで上手くいかなくなっても、それはその時に解決すればいいのだ、という身軽さが羨ましい。
その自由が行き過ぎているからそれに伴う
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

豪勢な食べ物がぐちゃぐちゃになっていく様に映像的な気持ち良さを感じてしまいました。ごめんなさい。

なんだこの設定、からのスタートのわりにはかなり楽しめたし、この制限された世界の中で結構色んなことが起
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

5.0

質のいい絶望、ありがとうございますという気持ち。悲しい映画オブザイヤー受賞したかも、、ビョーク、全く演技にみえなくて。

もっとこう…!助けてもらうとかさぁあるじゃん!!?というもどかしさが200%く
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.5

ニコール・キッドマン、妖艶すぎる、、

予想できない展開にビルと一緒に振り回されるこの感じ、とても楽しかったな〜
ビルお金持ちすぎてなんでも金で解決できていいな、これになりたい(いやなりたくはない)
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

4.0

くるくると男達の中をとびきりキュートに舞うユカを観ている間、私はずっと悲しかった。なんにもわかんないから幸せ、なんて、現実を受け止める土壌を耕すことができなかっただけじゃん、と。大人になってもずっとそ>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

悔しい、けどもうしょうがないのかも、という諦めにも近い気持ち。
この人が生まれてから死刑になるその瞬間まで病は続いていて、この人そのものが社会におけるおおきな病。執着されたら最後、最期の最期までその網
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

浄化されていくような感じ。
なにもかも赦すから、私は私で、あなたはあなたのそのままで生きてくれているだけで愛されていいんだよ絶対。

綾波が「汗水…??」っていいながらプラグスーツで農業に勤しむ姿が忘
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

5.0

カヲルくんもっと必死に止めてほしかったんだけど!!!

元気少ないねって今後つかっていきたいセリフNO.1かもしれない。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

5.0

エヴァに興味持って初めて見た作品。
…だったんだけど、シンジくんのひねくれ具合を完全に好きになってしまい、テレビ版、旧劇場版、新劇場版、と続けてみた。

シンジくんの心情描写はテレビ版より薄味だけど、
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

二人の人生の時間が近づいた時、一緒にいられる奇跡が抗えない時の流れによってなによりも尊いものになっていく。かけがえのない出会いには、こういうふうにバランスが完璧になるタイミングがやってくる。

でも、
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

多分、人生はやろうと思えばもっと劇的にできる。しないだけで。

なんにもなくなったら、吹っ切れてこんなふうに生きられるんだろうか。
自分への不満を、世界へのやりきれなさを、最も原始的な争いともいえる生
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.5

怒りのデス・ロード気になるので予習!
内容はあらすじがすべてでした。
ただただマックスがかわいそう。奥さんはこんな治安悪いとこで1人でフラフラしちゃダメだよ、、

失うものがなにもなくなった人間、怖い
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

本来生活圏の全く異なる人々が、ひとつの家の中でギリギリですれ違いながら(たまにうっかり出会って?しまったりしながら)生きている様が奇妙で面白い。

序盤は計画的にトントン拍子で話が進むけど、後半にいく
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

5.0

テレビ版のラストも、25話まるまる使ったシンジくんの自己肯定のプロセスって感じで、好きだったけど。

アスカは本当にかわいいな。あんたが全部私のものにならないなら、いらない!ってものすごく強烈な愛情表
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ミスト(2007年製作の映画)

5.0

救いが無さすぎてウケます。でもそんな簡単に救われないのが人生だし、それでも正しいと思う方に決断して行動し続けていかなければならないですよね。…っていうこと?

デヴィッドは僕をあの怪物に殺させないで、
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ライラの冒険 黄金の羅針盤(2007年製作の映画)

3.5

ダイモンの設定は特殊で面白いけど、展開早すぎて切り離しの恐ろしさとかよくわかんなかった
ライラがなに考えてんだかあんまりわからない、、

原作はライラが特別な子供だって感じがもっとしたかも

セブン(1995年製作の映画)

4.0

大切にしたいことを忘れてしまわないように、心が小さく激しく震えるのを見逃さずにいることを、億劫に思わないひとでありたい。
そう思っていたはずなのに、わたしには関係ないから、と乾いた感想を平気な顔して冷
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

自分に出来ることを頑張ろうと行動して、今度こそ認めてもらえるのではないかと期待を込めて見上げる度に顔面に強く拳を叩き込まれるような苦しさ。妄想にすら縋ることができない日々で、居場所がなくて、憧れの人に>>続きを読む

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.5

ゴースト・ドッグがとにかくかっこいい、こんなふうになりたい。
侍の対極みたいな風貌なのに、これが武士道か…みたいな妙な納得感があって面白かった。
陽気なアイスクリーム屋と本好きの少女とか、かわいくて優
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

ケーキの切れない非行少年たち、という話題書があるけれど、まさにそんな感じだ。
欲求を満たすための行動がとんでもなく短絡的。
デートでポルノ映画は、本当にあなたとこうなりたいから一緒に観ましょう。という
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

5.0

ルーピン先生とスネイプ先生でハリー挟んで揉めてる?のかわいい

〜いたずら完了〜

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

5.0

ちゃんと観たことがなかった、、のでハリポタ履修しはじめました。
世界観の作り込みすごすぎて、ホグワーツ実在しているのでは〜??!!と感動しました。いや本当は、「世界観」なんて言葉使いたくないかも。もっ
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アーカイヴ(2020年製作の映画)

3.0

とにかくロボットたちがかわいい映画。
J1ちゃんが頭でっかちでフラフラ歩き回る姿、愛おしい…

はじめはなぜ山梨…?と思ったけど、静かな大自然の中をひとりきりで歩くロボットという画が、ちぐはぐさと奇妙
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

金田が自分の体躯よりかなり大きいバイクを乗り回すのとか鉄雄の腕の機械どぅるどぅるのアニメーションとかしわしわのナンバーズにかわいい声とかサイケデリックな画面に映える不気味な音楽とかレトロフューチャーで>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

何もできずに、目の前で大切なものを、尊厳を蹴散らされる絶望の最中に愉快に響く歌声。相反する情景が私の脳を困惑させる感覚、この狂気がやみつきになる。

報復は、どのように成されるべきなのか?
そもそも悪
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

1.5

この作品に対して好きとか嫌いとかの強い感情が湧かないのは、登場人物たちにこちらの気持ちを揺さぶるような大きな感情の起伏が感じ取りにくいからかもしれない。
なんだかスッキリしなかった。

精神的に辛かっ
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