炭鉱倶楽部さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

めまい(1958年製作の映画)

3.5

古い映画独特の会話や、性別によるプロトタイプな描かれ方に拒絶反応。
映像表現が画期的だったので価値はあるのだろうけど、現代となっては観ていてやはり古い印象。
だけどトリックと脚本が秀逸。
抒情的でスロ
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.0

「何歳になったら子供にスマホを与えるか」問題に一石を投じる作品かもしれない。

目と口だけモザイクが無いことで、少女たちをどんな目で見ているのかまで嫌というほど解る。

意義はわかるけど最後まで不快感
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

飲み込むのに時間がかかるが、そういうことか、そういうことか。

観終わってから、頭の中には2回交差させたメビウスの輪が浮かんだ。

パターソン(2016年製作の映画)

4.5

何でもない日常。

確信を持ってジム・ジャームッシュが好きになった。

12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

かつて見た自分の記憶に、自分が登場していたというオチ。

決定論的なタイムトラベルものなので、オチもそうなりがち。

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.5

面白い。
時間ループとかタイムトラベルのSFを邦画でやって、まとまってる良い作品。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

脚本的にダニエルクレイグ版の中で一番好き。
また裏切られたと勘違いしたボンドとスワンの破局から5年後ってのがまた意外。

復活したスペクターとか残党狩りみたいなありがちな筋でなくエグい事やらかす敵なの
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前回の終わり方は凄く良かった。クイニーのまさかの心変わりとか、リタの死とか、クリーデンスの恐ろしさとか印象付けて絶望感も凄かったし、ニコラスフラメルとか、まさかの味方になってくれそうなナギニとか何とか>>続きを読む

007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

4.5

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徒党を組む悪の組織SPECTREのドクターノオが、敵であるボンドを丁重に扱うのが底知れぬ怖さを演出してる。

有名な曲もそうだけど、音楽が雰囲気に合わせていて印象的。

機転利かせて窮地は脱するのに、
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フォロウィング(1998年製作の映画)

4.0

ありふれたテーマでもノーランの手にかかれば巧妙になることがわかる作品。

The 11th Hour(2007年製作の映画)

3.5

前半はよくある環境破壊がやばいっていう繰り返しで、退屈。

だけど我慢して後半まで見ていくと、少しずつだけど個人でもできる解決策や考え方が提案されていく。

端的な名言も多くて心に遺る。


「広い意
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.0

スイスの大きな製薬会社が数万(元?)で売る薬を密輸して数千で売る。

初めは金が主目的だったが、徐々に自分の行為で救われる命があることに気づく…

組織としての役割、法を破ってまで命を何千も救う男を捕
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ダニエルラドクリフのキャリアがどんどん殻を破っていってて素晴らしい。

続編ありそうな終わり方

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

村上春樹の短編の中には無かった展開や劇内劇、『ワーニャ伯父さん』など様々な要素が複層的に織り込まれていて、3時間という長い尺もあっという間。

村上春樹の原作という魅力に頼り切るわけではなく、濱口メソ
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.5

その日の気分とかにマッチした映画に出会える時がある。
ボブの人間的魅力がすごい。
雨でしみったれた気分の時に何度でも見返したい。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

音響やモンスターのデザインがとかに『メッセージ』と同様スケールの大きさを感じさせてくれる。


スターウォーズの「フォース」然り、DUNEなら「声(ヴォイス)」や「シールド技術」然り、全く新しい特殊な
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GO(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「在日」って呼び方になんか嫌悪感を抱くのは、主人公が言っていたように「その人たちが日本にいるのは今だけで、いつか国に帰れよ」っていう姿勢だからなのかもしれない。
名前をつけて呼ぶっていうのはそういう呪
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

マイルズ役のフェルディア・ウォルシュ=ピーロが出た瞬間、知らなかったからハネてしまった。
シングストリートを彷彿とさせる所が少しでもあると嬉しくなってしまう。

学校でのコンサートのシーンはとても良か
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