妊婦が殴られたり、子どもが電気室に閉じ込められたまま感電死したり、もう観ていられなかった。ドラッグでおかしくなったからでは片付かないものがあり、それを全員で共有している。だからこそ、どんな状況でも踊り>>続きを読む
スプリットスクリーンで映し出されるシャルロット・ゲンズブールとベアトリス・ダルの会話だけでもう満足。あとの惨劇は俺にはきつかった。てんかんの発作のまえには恍惚があるなどとテロップが出たが、そんなことは>>続きを読む
原稿を書いた時のメモ。
主人公のエニー
詩を朗読する人が
最終的に愛と死は融合してひとつになると話していた
文句をつけてからかう
それは言葉遊び
行間を読む
相手が望んでいる言葉を言う
うそをつく>>続きを読む
エキスポのIMAXで。ヒーローのチームアップ映画、それが全員女性というのはとても良いし、タンクトップのキャプテン・マーベルが和気藹々とモニカ(・ランボー!詩人は大喜び。)、カマラとトレーニングに励む姿>>続きを読む
2023年11月06日の日記から。
ウルリケ・オッティンガー『フリーク・オルランド』を出町座へ観に行く前に、ファミマでフランクフルトを買って、ドアが開いてすぐ食べはじめて3口で食べ終わるというような>>続きを読む
シネリーブル梅田で。パトリシア・ハイスミスの日記と元恋人たちや親族のインタビューから紐解かれる人生。日記は未邦訳だし、こうやって映画で知ることができてよかった。日記を元にしたドキュメンタリーというもの>>続きを読む
アップリンク京都で観た。デヴィッド・フィンチャーが『マインドハンター』(season3つくってほしい)の質感で、王家衛的なモノローグ(『天使の涙』の殺し屋パートがずっと続くような感じ。)を使って『ジョ>>続きを読む
エキスポで。IMAXでフリーメイソンの会員だと告白するデ・ニーロに木板で尻をしばかれるディカプリオが見られてよかった。あのシーンはやばすぎる。冒頭のスローモーションでオジール族の喜び、栄光のはじまりを>>続きを読む
シネリーブル梅田で。冒頭30分は家庭内暴力の末、死そのものを理解していないが故の殺しの連鎖でもう見ていられなかったが、それがきっかけでバビーが解放され生の扉を開く皮肉。その扉は音楽という初めて出会う存>>続きを読む
ウルリケ・オッティンガー『タブロイド紙が映したドリアン・グレイ』を出町座で。構図が自然のなかで完璧にデザインされた劇中劇というのが、こないだ観たウェス・アンダーソン『アステロイド・シティ』と被る気もす>>続きを読む
シネリーブル梅田で観た。南博を南と博に分裂させて(どちらも池松壮亮!)銀座のクラブでの三年間の最初と最後を一晩で描くのはさすがにやばすぎるよ冨永監督!エンディング曲「Nonchalant」で南博が吹く>>続きを読む
なんか三兄弟の微笑ましい喧嘩を見ていたら、あっという間に終わってしまった。これを友人ではなく、兄弟にする、関係性の構築の仕方が優しいし救いようがあるというか、ウェス・アンダーソンが死による喪失の話ばか>>続きを読む
大阪ステーションシティシネマで『アステロイドホテル』を。『ブレイキング・バッド』のブライアン・クランストンが出るだなんて知らなかったし、パンフレットを読んで気づいたから驚いた。そらそうだ彼はいつまでも>>続きを読む
『天才マックスの頭の中』
なんて素晴らしい劇中劇。まさか『セルピコ』とは…(ちなみに『セルピコ』は犬の成長で時間の経過がわかる映画で大好き。)。ビル・マーレイにはつい爆笑してしまったし、というかウェス>>続きを読む
苦手かもしれない気がして観ていなかったが面白かった。ウェス・アンダーソン監督作で冒頭に作家が登場して場合によっては語り部になる映画にハズレなし。父と子のような関係だけれど、そんな単純でもない。という複>>続きを読む
『奇才ヘンリー・シュガーの物語』に続きベネディクト・カンバーバッチが主演で、彼くらいになると顔芸で17分ほとんどやりきってしまう。ヘンリー・シュガーやドクター・ストレンジよりこっちのほうがだいぶんマジ>>続きを読む
ねずみが死にまくってなんかグロい。ねずみ取りの話なんだからそらそうなんだけれど、やり口がきたない。
構造やデザインな構図は『奇才ヘンリー・シュガーの物語』と同じ。『白鳥』は少年が可哀想。ライ麦畑なのか、脱出ゲームみたいな道から物語をドアによって展開していって、お伽話のようなオチに持っていくのはウェス>>続きを読む
ウェス・アンダーソン『奇才ヘンリー・シュガーの物語』めちゃくちゃ面白くて、毎朝瞑想している妻に観せて一緒に透視はじめたくなった。ベネディクト・カンバーバッチなのも良い。ドクター・ストレンジぽいけれどそ>>続きを読む
『ジョン・ウィック:コンセンサス』をエキスポのIMAXで観た。冒頭の音がめっちゃでかくてこれだけで劇場でIMAXで観てよかったと思った。キアヌのヌンチャクと銃の同時使い、ドニー・イェンの座頭市、真田広>>続きを読む
20230922の日記より抜粋。
イベント前に京都シネマで『ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)』を観る。イベントのことを考えながら、しかもゴダールの喋り方を観察しながら何か活か>>続きを読む
シネ・リーブル梅田で『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター 』を観た。メルヴィル・プポーのポエトリー・リーディングは、寄りの構図とカメラ目線でファンタジーにも見えるというのを伝えたうえで、このシーンの>>続きを読む
何かをする時にはその何かを見ているが、この方式から外れた時に、人は上を向く。
20230917追記。
東浩紀『郵便的不安たち#』の「『マトリックス』と人間不在の荒野」を読む。東浩紀はほとんど読んだ事>>続きを読む
出町座の『眩暈 VERTIGO』へ。実はクラファンで朗読に参加させていただいた。自分の声が吉増剛造さんの声と重なって聴こえた時は不思議だった。アフタートークでは写真家の津田直さんの語りに感動してしまっ>>続きを読む
20230917
シネ・ヌーヴォで観た『アル中女の肖像』はアル中の女性をただひたすら美しく撮っていて、この感覚って詩だ。詩的というより詩そのものを見ているよう。美しさがパセティックに詩に還元されていく>>続きを読む
飼い犬と逃げるジョン・ウィックを見て、今度こそ犬の映画であれ!と思っていたら、またしてもホテルに預けられる飼い犬。ああ…そりゃそうだよなと。そしたらハル・ベリーが2匹の犬と共にアクション!格好良すぎる>>続きを読む
Netflixの画像が犬を散歩しているジョン・ウィックだったから、今回こそ犬の映画だ!と楽しみにしていたら早々にホテルの受付のひとに預けられてしまった。またしても愛でる気持ちを打ち砕かれて途方に暮れて>>続きを読む
絶対好きだろうけれど勿体ぶって観ていなかった『ジョン・ウィック』をようやく。そこまで好きというわけでもなかった。可愛い犬が出てくるのを楽しみにしていたが、早々に殺されてしまい、辛くて観るのをやめようか>>続きを読む
学生の頃から大杉栄が好きで彼の著作だけでなく登場する映像作品や書籍はかなり目を通したので関東大震災にまつわる差別やデマの描写を目にすることが多かったのだけれど、本当に辛い。この映画も観ること自体が辛く>>続きを読む
『太陽と月に背いて』を観た。もう何度目だろう。いま俺はDVDで繰り返し観られるが、はじめは大学の図書館のレーザーディスクだった。あの衝撃は忘れられない。特にディカプリオの髪型を見た瞬間。あれにしたいと>>続きを読む
TOHOシネマズ梅田でバターオイルのかかったポップコーンを食べながら宮崎大祐監督の映画を観るのは嬉しかった。しかも実験的でめちゃくちゃ攻めてて、しかも攻め方がエロとかグロとかの過激さじゃなくて、芸術的>>続きを読む
最近、再放送でやっていた『おげんさんといっしょ』『おげんさんのサブスク堂』を録画して観ている。ゲストが所ジョージの回があり、そこで『まあだだよ』撮影時のエピソードが語られた。黒澤明の話が面白く、少し流>>続きを読む
クローネンバーグ『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』をTジョイ梅田で観た。こんなに無秩序な臓器を見たことがない。タトゥーの入った臓器を公開手術によって見せ物にする。それが、アートであり、パフォーマン>>続きを読む
エキスポの4DX3Dで『トランスフォーマー/ビースト覚醒』を観る。4DXは字幕がないため吹替しかなく、字幕派の俺は観る機会がなかったが、子どもの頃に大好きだったビーストウォーズが登場してその時の声優が>>続きを読む
ホークアイが!ピースメイカーが!(ワイスピの弟が!)活躍するってだけで熱いけれど、それがすべてだった。