オリさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.3

階級が違うと生き方が全く異なる。
いいところのお嬢さんだった妙子と、
田舎の冴えない茂吉の中年夫婦。

三等車、安煙草、猫飯。
茂吉が好むものの何から何までが
鈍感で嫌だと妙子は感じる。

育ちが違う
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.6

ソー(Thor)って北欧神話の雷神トール(Tor)のことだったのか。だから粗暴なヒーローになるわけだ…!

アメリカンなヒーローではないからこそ、神の世界や人間の世界など9つの世界をつなぐユグドラシル
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.7

資本主義的なマイ・フェア・レディ。 
服や身体が精神を糺す。
教養とは様式であって、知識の量ではない。

ジュリア・ロバーツが見ているテレビの画面にマイ・フェア・レディ映っていたような。

\ハリウッ
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晩春(1949年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

娘(原節子)から見る《父娘の関係性》。

母を亡くした娘は父(笠智衆)と2人で支え合って生きてきた。
ここに他人(後妻)が入ってくるという怒り、妬み。
他方で、自分が他人(夫)と新しい家族となる不安。
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.6

スター・ウォーズは乱戦が好き。

いろんな人種がいて、階級間格差が大きいこと、複数の文明の活動領域が大規模であること、そこでは一人ひとりが虫けらとして扱われてしまっていること、文明のはずなのに野蛮であ
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.7

カンバーバッチに時間を戻されて、巻き戻しで画面奥に逆走させられるマッツが可愛い

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.5

1885年 アメリカの起源たる西部開拓時代(PartⅢ)
1955年 現代アメリカの繁栄の端緒(PartⅠ)
1985年 現代
2015年 科学技術と人間の幸福/資本主義的サイバーパンク(PartⅡ)
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.8

To be Continued...

最後に挿入される3の予告編が嘘映画の予告編かのようでホンモノ。
西部の開拓時代に行きます。

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

行為が未来を変える。上映時間は2時間半なくても十分詰まってる完の璧

ムーラン(1998年製作の映画)

3.7

親に対する儒教的な忠孝を志向しつつも、
家父長制における性別役割分業への違和感をもち、
異性装による男性性における社会的な自己実現という
古代中国に託したファンタジー。

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

4.6

混迷を極めるこの世界で聖歌を唄う意味を、テンプテーションズ《Ball Of Confusion》(1970)に託す。ファンクだ。
聖歌であろうと自分らしい格好で唄えばいいしラップ入れたっていい。

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

5.0

つまらない伝統的な聖歌は現世に生きるひとへ届く流行歌になりうるし、俗世の愛を謳う流行歌は敬うべき神を讃える聖歌になりうる。

見事に唄い変えられたのは次の曲。
・聖歌《Hail Holy Queen》
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そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

そして、誰もいなくならない…!

ホーンテッドマンション(2003年製作の映画)

3.5

安心する80年代の香りがする。
エディ・マーフィーのせいかな?

港を離れる小舟(1895年製作の映画)

3.3

漕ぎ出したこの小舟は、少し沖の方にいるであろう大きな船へと向かっていくのだろうけれど。

馬芸(1895年製作の映画)

3.4

いろんな頑張り方でいかに馬に跨がれないかを演じる男。
ちょろっと後ろに犬が映り込んでくるのが味噌。

自動ソーセージ屋(1895年製作の映画)

3.5

生きた豚を或る機械に入れたら屠殺されて
豚の頭やソーセージなどなど、
部位ごとにカットないし加工されて出てくる。
畜産家や食肉加工業者にはとても重宝される夢のような機械。

最後数秒、排煙のためか
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猫の食事/食事をする猫(1895年製作の映画)

3.5

猫が毛づくろいしている。
顔が白い何かで汚れている。

その後、幼児が餌を盛ったお皿を持ってくる。
オートミールみたいな何か白いものが入っている。
猫がそれを食べ始める。

幼児はそれをもっと食べさせ
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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

4.2

戦争なのだからルールなどないし、
捕虜など奴隷に過ぎないと考える、
後進国で枢軸国らしい日本軍。

戦争であれどルールのなかにあるし、
《人間の尊厳》を取りもどそうとする英国軍将校。

ただこの2つの
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Danse serpentine par Mme. Bob Walter(原題)(1899年製作の映画)

4.0

蛇の踊り(演者ボブ・ワルター)。

ジュディ・オング「魅せられて」のような、
カーテンのような袖を振ることで、
蛇にみせる踊り。

布をどのように遊ばせるか、
それがどのように見えるかを試している
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At the Club(英題)(1899年製作の映画)

3.8

キャバレーにて酒を飲みつつカードに興じる男性2人。
イカサマじゃないと思うけど、金握っていたのかわからないけれど
負けて癇癪を起こしもみ合いになるシーン。

犬も食わぬほどの古今東西あるあるなわけだけ
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世紀末の印象派(1899年製作の映画)

3.6

フィルムを上手につなぎあわせると人が本当にひとが消えたように見える。
世紀末の魔術師。技術の力。

La petite fille et son chat(原題)(1899年製作の映画)

3.8

猫に餌をやる少女。
120年後もやっていることは変わらない。

紅葉狩(1899年製作の映画)

3.5

平維茂が更科姫に化けていた鬼女を退治する歌舞伎の演目『紅葉狩』。

1899年、明治32年…!
勝海舟が亡くなった年……!!
歴史の教科書すぎる。

更科姫を演じるこの9代目市川團十郎の名は、今や海老
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七人の秘書 THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.5

カントリーサイドの観光地化の難しさがあるので気持ちはわかる。

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆(2020年製作の映画)

3.9

「俺たちは未来に向かって進んでいくんだ」

子どもには無限の可能性がある。
その可能性のなかからひとつずつ選んで進んでいく。

大人になるということは無限にあった可能性を、
有限なものに狭めていくこと
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ホーム・アローン3(1997年製作の映画)

4.0

子どもとはいえ、どれも《痛い》じゃすまんトラップなのよ、ちゃんと《死ぬ》のよ笑