440さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

4.4

おかしな人ばっかりの世界は
普通の人が異常になっちゃう
最後の1人になったら寂しいよね

「ピアノ・レッスン」からのサム・ニール繋がり。
しかも「ピアノ・レッスン」の次の出演作品がこれって最高すぎるで
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.3

ほんと気持ち良い映画だよね。
どうでもいい楽しい会話劇を観ているだけで全然飽きないんだよな。

バラバラにしたエピソードがジグソーパズルのようにハマっていく爽快さが癖になって再鑑賞したくなる。
狙って
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.0

ダミアーン👿✝️

往年の名作ホラーシリーズの新作が続々と公開されるのはホラーマニアとして嬉しい限りです。
周りの評判なんて関係ない!
大好きなオーメンシリーズを劇場でいち早く鑑賞したくて、スキップし
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.4

効果音と音楽良し!
映像の雰囲気や世界観も最高!
裏と表の世界の描き方、クリーチャーデザイン、題材も申し分なし!
かなり質の良いホラーなのに緩急が無さすぎて単調に感じてしまった。
再鑑賞なのに記憶が全
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神が描くは曲線で(2022年製作の映画)

4.0

これまたシビれる結末だなぁ。

オリオル・パウロ監督の作品は毎回期待を裏切らない。
これまたテンション上がるドキドキハラハラの極上ミステリー作品でした。

精神科病院へ入院する事となったアリシア。
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(1997年製作の映画)

5.0

ダムが決壊した時
水は溢れ
誰も止めることができない

謎の首痛い病に悩まされる息子と家族のお話。

久々にツァイ・ミンリャン作品を鑑賞したくなって、どれを観ようか悩んだんだけど、やっぱり1番好きなこ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

5.0

失っていく信頼
失墜の危機

まさに色んなものが落ちて堕ちて落ちまくる作品。
なんて上手いタイトルなんだろ👏

夫の転落死に殺人容疑をかけられる妻。
唯一現場にいた盲目の息子。
裁判でどんどん浮き彫り
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

前作がかなりお気に入りだったため、ちとハードル上げすぎたかなぁ。

ニューヨークに舞台を移し、スペングラー家は市長のバッシングを受けながらも本拠地でゴーストバスターズとして活動。
しかしフィービーは未
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.3

トンソン荘で起こった殺人事件を撮影された一本のビデオテープ📼
そのビデオテープには映ってはいけないものが映り込んでいると都市伝説的な噂となった。
その真相を探るべく調査する撮影班のドキュメンタリーとい
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

科学者としての探究心
世紀の発明が人類の脅威となる瞬間
達成感と罪悪感

これは色々な意見が飛び交う作品だろうな。
オッペンハイマーに対し共感できる部分もあるし嫌悪感を抱く部分も多い。
作品のクオリテ
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ホームワーク(1989年製作の映画)

3.7

罰はぶたれること

毎日出される膨大な宿題の量に疑問を抱いたキアロスタミ監督がイランの小学校の生徒に突撃インタビューするドキュメンタリー作品。

子供達を1人ずつ部屋に呼び込み、質問していくスタイル。
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

4.5

最近キャッチーな作品をあまり観ていない気がしたのでチャッキーを鑑賞。

何十年振りかの再鑑賞でしたが、相当しっかり内容を覚えてる自分にビックリ!
やっぱり面白いなぁチャッキー。

動く人形が人を襲うだ
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

5.0

形だけの愛
本物の愛

ちょうど一年前に初鑑賞してからの4Kリマスターの公開。
普通ならスルーしちゃう所なんだがとてつもなく面白かったし、あの空気を劇場で堪能したくて迷う事なく劇場へGOです。

しか
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

1.8

あまりお気に召さなかった作品はレビューを載せないようにしてるんだけど、たまには良いかなと思ってこの作品をチョイス。

楽しみにしていたんだけど、思った以上にしょっぱかったなぁ。

この作品で1番驚いた
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

5.0

満を持してエリセの新作鑑賞してきました。

全てが素晴らしすぎて言葉を失うレベル。
完璧。
この世界にずっと浸っていたくて、劇場から出たくなかった。

最近立て続けに作品を観たエリセ初心者ですが、これ
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エル・スール(1982年製作の映画)

5.0

エリセやべぇパート2。

父の想い
父への想い

朝起きたら父がいなくなった事を悟る娘 エストレニャ。
その後、幼少期のエストレニャの回想から物語は始まります。

これまた余白の多い演出で頭フル回転な
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.5

大切な車だって動かさなきゃ壊れてしまう。
でも壊れたまま動かし続けたら事故を起こす可能性が高い。

オペラ座バレエ団でトップを目指すエリーズは公演中の事故で足を怪我。
長期間踊れない焦り、治らないかも
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

4.8

うんこはいずこへ

フックの効いた演出とメッセージ。
タイトルに込められたもの。
モノクロとカラーのマッチング。
日本映画でまだこんな観た事のない視点の作品がある事に歓喜した一本。

多くを語らず淡々
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.0

それは本当に正しい事なのか?

こういう重厚な作品は観終わった後しばらく動けなくなる。
この作品はエンドロールを最後までボーッと眺めていた。
放心状態になるくらい衝撃的な結末でしたね。

死刑制度の反
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.7

土をかけてくれ

怖いよ😱

とんでもない事を頼んでくる人への対処方法を考えつつ、とんでもない事を頼むおっさんの心境を考察するという観ていて頭フル回転になった作品。

ただの寂しがり屋なのか?
本当に
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ワンス・アポン・ア・スター(2023年製作の映画)

5.0

友達を大切にする
誰かのために何とかしたい
好きな事に生涯を捧げる

1970年のタイ。
薬の販売をする宣伝のための移動映画館。
4人のスタッフと吹替声優。
彼らの1ヶ月半の旅を描いた作品です。

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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.4

注目を浴びたい
話題の中心にいたい

痛い
行動も言動も痛すぎる。
しかも性格も悪い。
これを言っちゃおしまいかもしれないが努力するベクトルが完全に間違えちゃってるんだよなぁ。

変な薬を飲むくらい注
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二重スパイ(2003年製作の映画)

4.2

ハン・ソッキュかっけぇなぁ。

北朝鮮から亡命したと見せかけ、韓国の国家安全企画部で働きつつスパイとして活動する男の話。
久々に鑑賞したのですが、以前観た時よりグッと引き込まれたように感じました。
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守護神(2006年製作の映画)

3.8

絶望を希望に

オープニングから怒涛の展開。
驚きの救出劇から奥さんに出ていかれ、更なるとんでもねぇ嵐の中の救出劇という序盤20分でもうスタミナ消耗が激しすぎる。
その後若手育成の教官になるも現場が忘
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.9

ヴィルヌーヴ監督の作品を観ていると熱意と丁寧さをめちゃくちゃ感じる。
映画に対して真摯に向き合い、並々ならぬポリシーと覚悟を持って作られているからだと思う。
だから作品を観る側としても全身全霊で正面か
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市子(2023年製作の映画)

5.0

想い出を辿るスナップ写真のように

繊細で壮絶で心が苦しくて

普通の生活がしたい

しょっぱなの杉咲花の涙から持ってかれる。
終始感情を揺さぶられる作品でした。

心の傷
現実逃避

大切な人との
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

5.0

レビューを書く事自体、躊躇したくなる作品。
その理由はマリアナ海溝レベルの底の深さを感じる作品だったから。
しかも底がどこなのかも分からないのに深い事だけは把握出来る。
それならいっそ心の中にしまって
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.5

運命は変えられる

救命士キャシーの未来予知で命を狙われる3人の女の子たちを助けるお話。

母親とキャシーの経緯やヴィランとの関係など筋は悪くないし、敵を倒す事に特化した能力を持たずにどうやって対峙す
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第三の男(1949年製作の映画)

4.0

以前から鑑賞しようと目論んでいた作品。
ようやく時が来た。
初鑑賞です。

友人ハリーに呼び出されたホリー。
久々に会う予定だった友人宅に向かうと事故死していた事が判明。
ただの事故死とは思えない状況
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

3.8

他人の思想を変えるのは難しい。
でも踏ん張るしかない。
居場所はここしかないのだから。

同性愛者である事から16歳の時に母から捨てられ、1人で生きてきたフレンチ。
約10年もの間、居場所がなく虐げら
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.6

画や音楽のセンスに惚れ惚れ。
マシュー・ヴォーンには毎回心を掴まれちゃってる俺。

今回も予想を上回る好みな作品だった。
なんてゴージャスなんだろ。
劇場鑑賞ならではの贅沢感を味わえた。
こういう身構
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バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.8

時すでに遅し

久々に来ました修行映画。
汚職刑事LTの悪事をひたすら観させられるというある意味胸糞問題作。

もうここまでやられるとそこらのギャングよりヤバい。
なんで刑事を続けられているのか不思議
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

5.0

認められたい自分と
認められたくない自分
世間の求めているものとの乖離

自分のポリシーとは真逆の創作物が世間に評価されちゃうというなんとも皮肉な内容。
しかも人一倍こだわりの強い男モンクがそうせざる
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.0

男の子だから
女の子だから

他の人にとって当たり前な事でも
自分には分からない

複雑な感情に押し潰されそうになりながらも懸命に生活を送るララ。

模範にはなりたくない
女の子になりたいだけ

常に
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

4.3

ケルヒャー🤣

思いっきし笑って元気になれたノー天気な作品。
フィリップ・ラショーの作品は初めて観ましたが、結構好みかもしれない。

売れない俳優セドリックが映画「バッドマン」の主役に抜擢。
撮影中に
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.0

タイカ・ワイティティって人は狙ってゴールを決められる人な気がする。
やっぱり劇場で観て良かったと思える満足度高い作品でした。

弱小チームが頑張るお話はもう見飽きてるよ!なんて思いながらもやっぱり鑑賞
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