「旅人には親切にしなさい。ある人は気づかずに天使をもてなした」
ジャケ写見て、勝手にお気楽なコメディを想像していたんだけど、実際はシリアスでスリリングな脱獄逃亡劇だった。
ショーン・ペンが無理やり>>続きを読む
「スパイダーやってると最後は必ずソロ活動になる」
前作に続き、言葉を失った。
圧倒された。
ただアニメーションの表現が凄いことが理由のこの評価じゃない。
プロットがしっかりしていて、メッセージに共>>続きを読む
「後ろ戸はまた開くよ」
古来、人々は天災を恐れ、我が身に厄難が及ばぬよう、神仏に祈りを捧げてきた。
時代が進み、自然への畏敬の念が薄れていく中、この映画が人々の防災意識の啓発に繋がるなら、素晴らしい>>続きを読む
「あの方は歳を取らん」
一番大切なものを開ける鍵。
千代子はそれを強く握りしめ、千年の時空を飛び越え、“あの人の思い出”を追う。
ひるがえって、あなたの一番大切なものは何?
眩いばかりの美しい過去>>続きを読む
「おしゃべりね。あなたの話は疲れる」
たぶん100回見ても、僕はこの映画を“わかる”ことができないだろう。
でも不思議、何故か嫌いじゃない。
“理解”や“共感”が、“好意”の必要条件ではないことを>>続きを読む
「私は全てに責任があると思う。自由だから。不幸になるのも私の責任」
ややもすれば、アンナ・カリーナの可憐さを拝むだけの80分になっちゃいそうなところにぐっと深みを与えるのは、第11章の哲学者との対話>>続きを読む
「♪わたしはいつも“ウィ”と答える」
ブツ切り・寸止めの音楽の断片たち
どの場面を切り取っても赤と青の対比
ここに描かれているのは、60年余り前の一番進歩的な男女観なのかもしれないけれど、根っこに>>続きを読む
「試合じゃない。ショーよ」
前日会見での挑発合戦
派手な入場セレモニー
マイクパフォーマンス
四角いリングじゃないけど、緑のコートにもプロレス的なものが満載。
興行は、勝ち負けよりお客さまの歓び。>>続きを読む
「彼女がウワサを広め、私は初めて話題の中心になった」
エマ・ストーンは21歳にして既に完成された超絶ビッチなコメディエンヌだったと知る。
“哀れなるものたち”を観て、あんな特殊な役を演じきる彼女は>>続きを読む
「なんて美しい痴人」
下衆の極み。
見世物小屋的な嫌悪感を感じてしまうのは私だけだろうか?
ラストシーンまで徹底して悪趣味で、もはや笑うしかない。
三大欲求(睡眠欲、食欲、性欲)を診断するツールが>>続きを読む
「なにか欲しいものはないのか」
「えーとね、青い鳥」
このところずっと気が張る仕事が続いていて、心がすっかり干上がってしまっていた。
ポッカリ一日だけ空いた休息の日に、ゆったり寛いで男はつらいよを>>続きを読む
「人間は獣と同じ。自由にすれば過酷な現実が待っているのを知ることになるだけ。結局は苦しむのよ」
疑うことも、怒ることも知らぬラザロの行動規範を俗人の私が理解できるはずもなく、呆気に囚われているうちに>>続きを読む
「結局、誰も夢を叶えられなかったね」
「でも幸せなら関係ない」
ちびまる子ちゃん風
ファンタジーベース自伝(台湾史つき)
勤め人稼業を完遂しつつあり、
息子・娘は独り立ち間近、
育ててくれた親は日>>続きを読む
「死ぬのも簡単じゃない」
主人公が少しずつ変わっていく姿を描いた映画が好き。
どうしようもない頑固ジジイの心を緩やか解凍していくカギは、子供とペットだな。
去年公開されたトム・ハンクスのリメイク>>続きを読む
「本当に必要なモノがだんだん見えてきた」
この実験に共感できないし、結論(←ごく常識的なこと)だってこの実験だからこそ得られたという説得性に欠ける。
だいたい、実験を始めるにあたって家財道具一式を>>続きを読む
「いいかね、味わってはならん」
私は食レポのテレビ番組が嫌いだ。
ウンマーだの、ヤヴァいだの、スッゴいだの、語彙力のないタレント達が番組の尺を埋めるためだけにしゃべり倒しているのを見ると、どんなに見>>続きを読む
「船ではトイレ係でもここではキャプテンよ」
人間、2人いれば必ず格差が生じ、
3人揃えば必ず階級が出来上がる。
オストルンド監督はいつも、これでもかとばかりに、階級上位者たちの化けの皮を剥ぎにかか>>続きを読む
「メディアが取り上げるには賛否を呼ぶこと」
いったい何を見せられているんだか。
次から次へ。利己主義と自尊心のせめぎ合い。むやみに緊張感を強いておきながら、結局ぜんぶ散らかし放題。
観る人自身の寛>>続きを読む
「怒ってるんでしょ?」
どうにも居心地が悪い映画。
気まずさが夫婦間から子供たちへ、他人へと伝染して、次第に波紋が広がっていく。山を下りるまで意地悪が続いて、気を抜けない。
きっかけは雪崩だろう>>続きを読む
「この地に何を期待して来たんだ?」
地球上で一番の僻地寒村に若い教師が赴任する、というストーリーは、つい最近見た「ブータン 山の教室」と同じ。
ただ、ブータンの物語では、村人の勉強したい意欲が猛烈>>続きを読む
「無事、学校に着きますように」
驚くべきことに、この映画、世界の僻地の通学風景(命懸け、過酷)をひたすら記録しているだけなのです。
学校に着いてからの描写はほんのわずかなのです。
だから、“なぜ>>続きを読む
「ヤクとヤク飼いの絆はとても神聖なの。家族のように親しい」
かつて国民の幸福度世界一と言われたブータンを舞台にした物語。
物欲、金銭、家族、社会的地位、健康。
幸福っていろいろな側面があるけれど、>>続きを読む
「地球人の皆さん、まだ間に合います」
途方に暮れるほどアホらしい。
原作の三島文学を未読の私が、この映画だけから感じたメッセージは、なにか美しいと思えるものを信じ、過度に依存してしまう現代人への警>>続きを読む
「ああなったらおしまいだな、と思っていたのに」
どこをどう評したらいいのか。
手ががりを全くつかめない。
それは、登場人物の誰一人、熱がないから。
こんなに響かないのは久しぶり。
「知らないよ。私>>続きを読む
「泣いたらいい人なんかなぁ、そんなん当てにならんやろ」
“寄り添う”っていう言葉が使われるようになったのは、案外最近のことだと記憶している。
私はこの言葉が嫌いだ。特に、ワイドショーのコメンテータ>>続きを読む
「あんたの趣味は“緊急事態”か?」
それなりに楽しめたけど、これはちょっと行き過ぎだな。荒唐無稽の域。
自然災害に対しては、人のできることはただ逃げることだけのはず。
ところが、消防士ものの大好>>続きを読む
「僕は生きてる。それだけで十分だよ」
竜巻の恐怖って一瞬のはずで、いったいどうやって1時間半の尺を埋めるんだろう、と思っていたら、なるほどこういうことか。
次から次へ、止んだと思ってはまたやって来る>>続きを読む
「これから道を決めねばなりません」
壮大なテーマを丁寧に作り込んだ大作。2時間じっくり楽しめる。
でも、記憶に残ったのは、大統領を演じるモーガン・フリーマンの沈着冷静なスピーチのみという不思議。何>>続きを読む
「腹の底で感じてるんだろ?」
ポケモンなんて一度も興味を持ったことのない私が、この映画を楽しめるはずもなく。
観ちゃった私が悪いんです。ごめんなさい。
「僕にはポケモンなんて必要ない」
「生まれてずっと走ってる気がする」
有名なハリネズミ君も、ブラウン管から飛び出して、街の中を走るぬいぐるみになっちゃうと、どうにも可愛げがないのだ。
目が動くだけなので表情が乏しいし、毛並み(トゲ並>>続きを読む
「そう、ならお手並み拝見」
いやぁ、良く出来ていてびっくり。面白かった。ディズニーのお株を奪う夢と魔法の王国、勇気と友情の冒険物語でした。
僕はゲームはやらないけど、ピーチ姫のキャラクターってこん>>続きを読む
「俺を怒らせると後が怖いぜ」
あんまり怖くて途中で見るのがイヤになった。もう一生見ない。
こんな悪夢が脳味噌に住み着いているスコセッシは、いったいぜんたい何者なのだ?
こんな悪魔に全身乗り移って>>続きを読む
「奴らを根こそぎ洗い流す雨はいつ降るんだ?」
ずいぶん久しぶりに見て、この映画の放つメッセージの強さに改めて気圧されました。
トラヴィスの孤独や心の闇は、ベトナム帰還兵問題と絡めて評されることが多>>続きを読む
「こんな話をグダグダ聞きたくないだろ」
リトル・イタリーのチンピラの日常を綴ったクライム映画。ストーリーがあるわけじゃないので、集中力が続きませんでした。
最初のスコセッシ✕デ・ニーロ作品というこ>>続きを読む
「死んじゃうわ。それでダメなら殺してやる」
くだらない映画なんだけど、暇つぶしにちょうどよい。
チャラいイタリア旦那は添え物で、実はこの映画の主役はチャーミングなユーゴ奥さん。感情の振れ幅が大きく>>続きを読む
「きっと驚くよ。すごい計画を立てたんだ」
出来すぎた話で、鼻白むくらい。
素直な気持ちで観ると、楽しめます。
決して美人じゃない個性派ヒラリー・スワンクに主役を演じさせたところが共感を呼ぶ秘密。>>続きを読む