プライドだけはいっちょ前の童貞が女神と出会う(つくりだす)話。
涙を禁じ得ない。
プロットが整っているだけで、ゆえに驚きが無く、登場人物の動きに説得力も魅力もない。
でもラッシュアワーの敵役でテンション上がった!
人めっちゃ死ぬ。
筋トレ大事。
現実は記憶によって作られる、でもその記憶自体が嘘かもしれん、じゃあ考えても仕方ないじゃん、という。
なぜ父だけは殺せないかというと、もともといないものは殺せないわけで、欲望に忠実に、軽やかに罪を重ねながら逃走する主人公の姿は魅力的。
婆さんの「どうしてそうなる!」のツッコミと、父親がぶんぶん首振って>>続きを読む
ストーリーはインチキだけど、壁に写る影や、脅迫者がネタバラシする時の奇妙な構図など印象に残った。
全体を通してみればパゾリーニのスタンスやメッセージが伝わってくるし、それぞれを独立した話としてみてもめっちゃ楽しい。
とくに、前半の肥溜め~棺のあたりが抜群に好き。