TomokiHayashiさんの映画レビュー・感想・評価

TomokiHayashi

TomokiHayashi

クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

3.8

出だしのモーテルの階段のバキバキに決まったショットで興奮した。
カジノの天井の電飾やらマジックアワーの駐車場やらずっと観ていたい。

マグダレーナ・ヴィラガ(1986年製作の映画)

-

主人公は娼婦。数多く挟まれるセックスのシーンは彼女の表情(と男の息遣い)しか映さない。途中の三女のオールヌードは引きの固定カメラで監視カメラのように撮る。

ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

4.0

Male-gazeと女性の客体化、芸術の名の下の性暴力。

Body-pan “このような写し方は権力側には用いられない”

自分は常に欲望の側にいたが、これらから解放された映画とはどのような形をとっ
>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

アントからしたら、目の前にかつての恋人が現れたのでまた火がついた、と捉えられなくもない。

戦争さえ無ければ、2人は離れ離れになる必要もなかったのに。

あとやたらとソフィア•ローレンの胸を触るのは新
>>続きを読む

蛇の道(1998年製作の映画)

-

怖い。怖すぎる。塾が怖い。長回しショットが怖い。アレを見てしまった香川照之の口から漏れる音が怖い。

哀川翔の台詞の発し方が良い。つくづく良い役者。

Winny(2023年製作の映画)

3.8

出る杭のように打たれなければ、もしかしたらYou Tubeのような画期的な発想の技術が日本から生まれていたかもしれない。

何より物語の語り方が上手だし、東出昌大をはじめとした役者陣が皆素晴らしい。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.9

数日間の時間がとても長く感じるのは大好きな『アメリカン•スリープオーバー』のようで良かった。やはりショットが的確だからかな。

ワーキング・ガール(1988年製作の映画)

-

メラニー•グリフィスってこんなに美人だったっけ?と思ったらお腹ぼよーんで安心した。

ハリソン•フォードはカッコいいんだけど、本作ではダメ男感が漂っていたかな。

悪役のシガニー•ウィーバー(長身)が
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

黒い雨が降るところの抑制の取れたショットは素晴らしいのに、山崎貴よ、なぜこれが毎回出来ない!

敷島たちが乗る船が小さ過ぎてゴジラが出てくる前の「絶対無理やん、、」って感じとか、最後の作戦のシーンでの
>>続きを読む

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

-

マリア様としての薬師丸ひろ子、ヤクザの世界と3人の男子校生の対比(『ションベン•ライダー』での夏休みと日常の対比を想起させる)、意味分からんくらい長い長回しショット、映画史的解釈をするには巨大すぎる相>>続きを読む

ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)(2022年製作の映画)

-

確かに普段仏頂面の人がときどき大声で笑い出したら気になってしまうわな。僕もそうしようかな。

走れない人の走り方(2023年製作の映画)

3.3

ありきたりなテーマではあるけれど、突然挟まれる監督の感性が好きでした。

早織さんと同年齢なので、僕もこの現場にいたらと思うと、、年取ったなあ。

リトル・エッラ(2022年製作の映画)

3.6

んーかわいい!!
『ロス•バンド』がちょっと子供向けっぽく感じたから本作もどうかなと思ってたけど、小さな良作って感じで満足した。三つ子は原作通りなのね。シンギング•スシとかディテールも良かった。

>>続きを読む

砂の惑星(1984年製作の映画)

-

カイル•マクラクランと唐沢寿明は若い頃もお互い似ているのか。

シティーハンター(2024年製作の映画)

-

邦画でここまでのアクション•シーンが観られるなんて、、!ちゃんとお金かかってて嬉しい!
続編希望!

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

-

日本を建て直すには鬼太郎と水木先生が必要だよ。第6期はかなり気骨のあるシリーズだと聞いていたけど、劇場版も面白かった。

子供の頃夢中で観てた鬼太郎。声に違和感がないのも嬉しい。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

-

人物のドアップ→背後で何がが起きているショット多過ぎない?!

とりあえずクリストファー•ウォーケン、シャーロット•ランプリング、オースティン•バトラーの場の支配の仕方が素晴らしかった。

軽蔑(1963年製作の映画)

-

そういえばブリジット•バルドーをちゃんと観るのはじめてかも

ふたつのシルエット(2020年製作の映画)

-

最近お気に入りの足立智允さんが出ているので鑑賞。jan and naomiも出ているし、佐藤蛍さん(現佐藤ケイさん)も上手で求心力のある女優さんだと思いました。
映画的ギミックを用いて過去に後ろ髪を引
>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

映画の開始からちょうど半分の50分間で24年の期間を描き、後半同じ時間をかけて再会からの数日間を描く。
映画のちょうど中間に位置する再会のシーンが秀逸だが、本作で特筆すべきはこの再会のシーンのみかと感
>>続きを読む

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.6

今年の本命の一本。
ナン•ゴールディンが今まで戦ってきたことと、サックラー一族への抗議活動を並行して述べていく構成は面白かった。

オキシコンチンに関しては自分たちは被害者だと主張しているが、若い頃に
>>続きを読む

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

-

過去に観たけど全く記憶に無かったので映画館で再鑑賞。

本作も時間が行ったり来たり。おかげで集中力が途中で切れそうになるも、予想できない展開は面白かった。ラストはどんなどんでん返しが待っているのだろう
>>続きを読む

ポゼッサー(2020年製作の映画)

-

また父同様にBody theoryの論文が簡単に書けそうな題材を、、
身体ぐちゃぐちゃ描写の一方部屋が綺麗に整頓されているビジュアルは確かにターセムっぽい。
イメージショットが素早く差し込まれる演出と
>>続きを読む

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

-

アイスランドは精霊の島であり、神の島でもあるのか。

今や国際的名声を得たイングバール•シグルズソンが無骨なアイスランド人を演じる。彼は当時のデンマーク人が持つアイスランドへの見下した態度が気に食わな
>>続きを読む

モンスター(2003年製作の映画)

-

ドキュメンタリーも観るしかない。
何がやばいってセルビーの母親がやばい。彼女をモンスターにして、かつ殺したのは大勢のセルビーの母親なんだろうが、かといって悲劇のヒロインにしないパティ•ジェンキンスのバ
>>続きを読む

ロスバンド(2018年製作の映画)

-

ティーンがバンドを組む北欧映画は”ウィー•アー•ザ•ベスト!”が傑作だけど、本作も”ウィー•アー〜”ほどとは言えないまでもなかなかの良作。

途中憧れだった大人に無情にも夢を否定されるところは”きっと
>>続きを読む

ピカドン(1979年製作の映画)

-

“そのとき”が来るのがとてつもなく怖くて停止ボタンを押しそうになった。

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.4

14歳、人生で一番辛い時間だったけど、今思えば一番無邪気というか、真剣だったんだと思う。
誰しもの人生に物語があるよね。学校って不思議な場所。

世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.7

14歳の頃、世界があまりにも辛過ぎて、科学的にはあり得ないと知っていながら、つづき夢のような妄想ばかりして、その記録をつけていた。
“世界の終わり”を持ち出すことに少し辟易するけど、僕は本作を全力で肯
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

やはり日本人である自分にとっては冷静に観られない場面もありながら、撮影ホイテマ、音楽ゴランソン、次から次へと出てくる主役級の俳優たち、、によって第一級のエンタメ作品になっていることも否定できず、なんと>>続きを読む

ジェーンとシャルロット(2021年製作の映画)

-

よく考えたらジェーン•バーキンの映画ってカンフー•マスター!しか観てなかった。ちゃんと観よう。

>|