このレビューはネタバレを含みます
映画の開始からちょうど半分の50分間で24年の期間を描き、後半同じ時間をかけて再会からの数日間を描く。
映画のちょうど中間に位置する再会のシーンが秀逸だが、本作で特筆すべきはこの再会のシーンのみかと感じながら途中まで鑑賞。ところが、最後の別れのシーンも素晴らしかった。
前世、現世、イニョンといった言葉が多少くどく感じたが、凡庸なテーマをアジア的な演出を加えてユニークな作品にしている。
2人がハグ以外に全く触れ合わないところも良かった。
あとアーサーめっちゃ優しい。再会後の彼の表情、行動は全て説得力がある。
寝言について話すところも心に残った。
エンドロールはシャロン・ヴァン・エッテン