Omizuさんの映画レビュー・感想・評価 - 104ページ目

Omizu

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ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

3.4

俳優陣と美術をみてるだけで眼福…ではあるんだが、後半急ぎすぎという印象。どちらかというと後半の方が見せ場多いのに駆け足すぎる。

弟とやろうとするシーンとか斬首のシーンとか唐突に感じた。

映像はきれ
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マザー!(2017年製作の映画)

4.5

僕は大好きだけど、一般観客から「意味わからない」と言われるのもわかる。
ダーレンアレノフスキーらしいダークな世界観で、主役の二人がとても活きている。特にジェニファー・ローレンスは圧巻の演技。
妻=家=
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

4.2

なかなかの傑作。まんまと騙された。
最初は疑ってたんだけど、周囲の言動とか描写に騙され、うわ!というオチだった。(なんのこっちゃ)
でもそのネタバラシして終わりじゃなく、この先どうなっていうかを想像さ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

1.0

嫌いでした。
「おもしろさ」と「不快感」がせめぎあったまま終わった感じ。

主演の唐田えりかさんの演技はあれで合ってるんですか??あと、東出くん、亮平はリアルにできてるのに麦の演技がひどいよ。

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

1.6

普通。以上でも以下でもない。まあプーの実写化ならこうなるよね。

予告みた時点で懸念してたけど、「プーの実写化」というのが目的化しすぎている気がする。

ただ実写にしましたってだけで、こうしたら新しい
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.0

リメイク版も好きだけど、こっちはよりノスタルジックな感じでいい!
日本版は全体に光が満ち溢れる感じなんだけど、こっちは寒色が印象的で、特に夜のシーンがいい。
違いといえば娘なんだけど、この映画に関して
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.5

正直好きかと言われれば好きじゃない映画なんだけど、「ヒーロー映画」という枠を完全に逸脱しているのは確か。人間とは何かを考えさせ、人間の本質に迫ってくる。ジョーカーは他人事じゃなく、誰の心にもある狂気で>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

4.5

期待通りよかったです!オリジナル版は冒頭20分くらいしかまだみてないけど割とそのままだよね。

大根監督の資質と見事に合っていたこと、キャストがハマっていること、今までありそうでなかった既存の曲を使っ
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

2.2

ダメでしょこれ。いや、一つ一つは悪くないと思うところもあるし、演技も悪くないなと思ったところもあった。

でも背後に横たわる問題ってのが気持ち悪すぎる。なんだそれ。アメコミかよ。色々ねじ込みすぎてワケ
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マリー・アントワネットに別れをつげて(2012年製作の映画)

3.8

レアセドゥは同性愛的な役多いよね。彼女は顔で演技できちゃうタイプなんだよね。ごく自然に。日本だと宮沢りえみたいな。ダイアンクルーガーもすごくいいし、ポリニャック役の人も美しい。マリーアントワネットの意>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.5

走り続けろ!と応援すると同時に不思議な爽快感があった。ただ、黒人の扱いはよく分かんなかった。大学入学のシーンで黒人差別が描かれてるのに軍隊に入ったら全くなくなるのは急すぎでは??

サウルの息子(2015年製作の映画)

4.0

画面の全て、全ての時間辛かった。こんな大罪を人類は犯してしまったことに激しい憤りを感じる。虐殺される場面や、死体を直接映さないところがまた怖くて、これが彼らにとって普通になってしまったこと、直視できず>>続きを読む

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

4.5

最高!人生で初めて買ったCDがABBAのベスト盤という僕にとってはもう…!
普段はストーリーとか矛盾とか気になるタイプだけどこれに関してはそこはどうでもよく歌と映像を楽しめる。満を持してメリルストリー
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.8

変な映画だな~サスペンスなのにコメディ。人がバンバン死ぬのに犯人含め登場人物がアホすぎるのがおもしろい!

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

4.5

切なすぎる。これほどまでに悲しいホラー見たことない。潜在的な水への恐怖ってあると思うんだけど、それを具現化したような作品。黒木瞳の演技がすごいなと思った。
突然驚かしてくるというよりも、不気味な出来事
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ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間(2018年製作の映画)

3.0

悪い作品ではない。ただ、中途半端という印象。
まず「カニーニとカニーノ」は、うーん。最初の水の描写は流石と思ったが、ストーリーはありきたり。背景と人物の描き方が違うのが気になる。米林監督はマーニー、ア
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

4.0

「死霊館」以来の傑作だと思う。「死霊館の人形」では実際に人形が浮いちゃったりしてたし、この人形を選ぶセンスがまず理解できなくてイマイチだったけど、今回はあくまで人形は媒体として登場するし時代設定がこの>>続きを読む

地獄門(1953年製作の映画)

2.5

一時間半かけてやる話じゃない。誰にも共感できないし。ストーリーが雑すぎる。なにが「許してくれー!」だ。
ただやっぱり京マチ子の存在感と妖しさは素晴らしいし色や画がきれい。
まあおすすめはしない。

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.8

気軽に見られるラブストーリーとして楽しめた。そんなにヤバい女じゃなくない?これくらいみんなあるでしょ。皆がみんな純情だったら怖いよ。オードリーヘプバーンがキュートで魅了された。

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.5

バットマンってbadmanかと思ってた。コウモリなのか。ノーランらしいダークな雰囲気で人間味あふれるバットマンの魅力を堪能できた。ダークナイトも途中までみてるんだけど、このシリーズってやっぱり複雑な心>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.7

どこをとっても「なんだこのセンスは!?」となる。犬が島と共通して割と分かりやすい単純なストーリーなんだけど今作の方が少し入り組んでるかな?美術センスはもちろん、演出もテンポがよくて微笑ましいユーモアを>>続きを読む

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.1

これを変な方向で発展させたのが「未来のミライ」なのか?それは置いといて、かなり好き。サマーウォーズより好きかもしれない。普遍的な子供の成長を描いた物語として秀逸。ラストの別れとか、一面雪景色のなか駆け>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

思ってた話と違った。とにかくセンスがいいの一言に尽きる。今からみてもかなり斬新で、一歩間違えたらよく分からないアート系映画になりそうなのに様々な大胆な手法を使いつつ成立させている。社会風刺もあるんでし>>続きを読む

追想(2018年製作の映画)

1.8

久々にハズレひいたなぁ…
何も派手なことは起こらないからとかじゃなくて、描写とか表現が下手だと思うんですよね。二人の間に終始違和感しか感じなくて、愛し合ってるように思えない。こういうのって、境遇も育ち
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

夏のオールスター映画としてすごく楽しかった!作戦自体はさすがよく考えられていてよかったし、衣装・美術もゴージャス!まあやっぱりストーリーは単純で分かりやすくてよかったんだけど、不可解なところがあるっち>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.3

昨日予習したかいがあった!これは前作超えたのでは??伏線をはりつつ家族の成長を描き、かつジェンダー論やスーパーマンは必要かという命題にまで踏み込むという脚本は見事。難点を言うならば、人々はスーパーマン>>続きを読む

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

3.5

ピクサーもヒーローものも苦手だからどうかなーと思ったんだけど、全然よかった。アニメーションはすごいし、笑えるし最高じゃないですか。敵は、ああ!そっちかって感じで意外だった。世間に隠れて悔しい思いをした>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.0

普通におもしろかった。ozの中の世界は可愛くて楽しいし、大人たちがノリノリでメカとか持ち出してくるのワクワクした。理一さん好き。ただ、けんじとなつきの間にもっとドキドキする何かがあるのかと思ったけどあ>>続きを読む

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

4.0

最後のジェシカチャスティンの表情でやられた。よくあんな顔ができるな…「私あなたに憧れて…」という部下に放った一言と表情がもう、後戻りできないところまできたという絶望や、もう感情をなくすしかないという虚>>続きを読む

アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

2.7

出来としては良くないかな。死霊館シリーズ特有の練られた脚本とじわじわくる怖さがあまりなかった。なぜ関係ないあの人が死ななきゃいけなかったのか分からない。

雨月物語(1953年製作の映画)

3.5

羅生門ほどではないが名作と呼ばれるだけのことはあるなと。京マチ子は存在として幻っぽい。ケイト・ブランシェットに近いものがある気がした。この人に言われたら朦朧としつつ従っちゃうよな。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

端的に言うと三回泣いた。「強いから戦う」んじゃなく、「戦うから強い」んだよね。彼女は戦った。彼も戦った。お父さんもお母さんも戦ってる。戦わないで逃げ続けちゃダメなんだと教えられた。みんな収まるところに>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

1.0

今年ワースト。話がおもしろくない、声違和感しかない、セリフで言い過ぎ、ギャグが寒い。言おうとしてることは分かるよ。子供の成長とか、自分は自分だけで生きてる訳じゃなくて色々繋がって今があるってことでしょ>>続きを読む

愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.7

正直思ってたのと違った。ケイトウィンスレットって美人なんだけどおばさんっぽく見えるときもあるよね。
それはいいとして、一言で言えば「難しい」。もちろんホロコーストは許されない蛮行だし実行した人間にも責
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

3.8

ギムリのギャグにフフッてなるレゴラスかわいいしアラゴルンはかっこいい。一番泣いたのはエントが自らの仲間を殺され、参戦するシーン。人間は色々しがらみとか欲望とか抱えて判断を誤るけど、彼らみたいに純粋に悪>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

ジブリに慣れてるから絵のタッチがあんまり受け付けなかったけど、世界観とか狂気とか好きだった。小山内と乾の関係をもっと掘り下げて欲しかった。今までにみたことないくらいがんばってはいると思うけどもっともっ>>続きを読む