シャマル丸さんの映画レビュー・感想・評価

シャマル丸

シャマル丸

映画(520)
ドラマ(1)
アニメ(0)

正欲(2023年製作の映画)

3.7

周りにどう説明すればよいのか分からないことの葛藤。自分の知っている世界で片付けようとする検察官の器の小ささは原作以上。ダイバーシティとは何かと改めて問う、切り口と切れ味が抜群。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

まだ続きがみたいのに…というタイミングでの暗転とピアノ。不器用な愛情とやさしさで溢れた物語は、赤ちゃんポスト、育児放棄、人身売買という非情なテーマから描かれる。
重たいテーマで、笑いがあるわけではない
>>続きを読む

ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

3.0

パク・ソジュンとIUという、韓国の大スター二人が中心に全力でコメディ。テンポもよく、何も考えずに、楽しめる映画。

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.0

圧倒的スケール感と大沢たかおの存在感。そして終わらせるつもりのないエンディング。

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.6

どんな喜怒哀楽もリズムがあってメロディーがある。そして感情が集まるとハーモニーを奏でるのです。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.0

夜のパリを散歩。散歩だけでも絵になる街の持つ破壊力たるや。パリに行きたい。パリに行きたい。

コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

3.0

当たり前なものなんて一つもなくて、色々な抵抗を経て、認められた上で存在している。ドイツにおけるサッカーも然り。

ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

3.0

過去の自分をキレイに捨てて、成長できる人なんているのだろうか。

ポテチ(2012年製作の映画)

3.3

間違って手に入れたものが、意図せず良かったこと。間違うことは悪いことじゃない。うすしおもコンソメも美味しいのです。

アルゴ(2012年製作の映画)

3.0

アイデアが世界を救う。世の中成功するのはみんなが思いつかないことを成し遂げた人。「馬鹿げてる」は「あり得ない」の根拠にはならない。

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.8

器用と不器用、否、真摯と怠惰。前向きな努力は自己マネジメントであり、いかに客観的に自身をみつめ、成長へ繋がるアクションを積み上げていけるか。設定、脚本、演技、音楽、何もかもが計算されていて降参。

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.9

対等な関係ほど、心地よくて価値のあるものはない。

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

3.5

結末が先に予測できるのに、その結末を待っている自分がいる。裏切らない結果と、そこへのアプローチ。そして音楽がよい。

阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

3.7

路線図や時刻表には書かれない乗客のストーリー。色んな人と、色んな想いや悩みを乗せて走る電車は、同じ数だけのストーリーも運ぶ。偶然もあれば、必然もあって、待ち伏せもあって、苦悩もある。そして皆平等に思い>>続きを読む

シングルス(1992年製作の映画)

4.5

グランジミュージックで溢れる90年代のシアトルを舞台にした若者たちの恋愛模様。留守番電話でのすれ違いって切なくて堪らない。最高の音楽と空気感をまとった青春のバイブル。

オカンの嫁入り(2010年製作の映画)

3.0

何気ないことができることの素晴らしさは、それらが出来なくなったときに気づく。「普段通り」は実は大したことで、その一回一回を大事にする気持ちを忘れてはならない。忘れそうになったら、また見よう。

告白(2010年製作の映画)

3.8

まさか、小説原作を超えてくるとは。絵も音使いも素敵で完敗。

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.5

現実とヴァーチャルの境目がなくなってきている近年。この映画はしっかりと未来予想図。

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

ジャック・ブラックのいいとこ取り。ふざけているようで、しっかり教育。音楽は世界を救う。笑いあり涙あり。

ロック・オブ・エイジズ(2012年製作の映画)

3.0

トム・クルーズはロックスターでも様になる。ストレートだけど独特のリヴァーブ満載の80年代ハードロックの世界へようこそ。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.5

いつの時代も成功する天才を支えるパトロンがいる。そして天才は皆不器用だ。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

5.0

タクシーは、人の数だけのストーリーを運ぶ。L.A、N.Y.、パリ、ローマ、ヘルシンキ、それぞれの国の個性とともに送るシュールなショートストーリー。ウィノナ・ライダーの空気感が堪らない。

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.5

タイムマシンを使ってエアコンのリモコンを取りに行く。ある種タイムリープの無駄遣いとも言えるバカげた設定、色々散りばめられた笑いの欠片の伏線回収、青春ど真ん中のくだらなさで構成された傑作。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.8

運命ってのがあるとすれば、こういうことをいうのかな。二人が織りなす言葉たちとウィーンの街並みに魅了される会話劇。縮まる距離と共になくなっていく時間。こんなふうに知らない街で、運命の人と散歩する、永遠の>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.8

こんなに、気持ちのいい騙され方はない。言葉とは、誰がどの視点で話しているのかで見解は変わる。ドンデン返しの最高傑作。オチがわかっていても、何度もみて興奮できるって、素晴らしい。

リアル・スティール(2011年製作の映画)

3.0

ロボットが親子の絆を結びつける。不思議道具をポケットから出したり、変形したり、空を飛んだり、ミサイルを出したりはしないけど、心を繋ぐ。

マネーボール(2011年製作の映画)

3.8

組織は変化を恐れる。新しいこと、想像の枠を超えたことに対しての抵抗は大きい。戦略とメソッド、チームが再生されていくプロセスに痺れる。

モンスター上司(2011年製作の映画)

3.0

ケビン・スペイシーがはまり役。何も考えなくてオモシロイ。

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.3

ローマよりも銭湯に行きたくなる。コーヒー牛乳を飲もう。

127時間(2010年製作の映画)

3.5

自然を前に絶対という言葉はない。生死の狭間にある極限の絶望と恐怖。人はみな、自由が欲しいというけれど、好きなものぎ食べられて、好きなところに行けて、家でゆっくりくつろげる。それはもはや自由ではないだろ>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.5

うるさいのは近いから。すごくすごく近いから。大事なのは耳を傾けることなのか、塞ぐことなのか。本当の優しさに涙する。

僕等がいた 前篇(2011年製作の映画)

3.0

どんなに色んな知識をつけて、どんなに世間を、知ったつもりでも、恋愛における伝えたい言葉は、高校生から変わらない。しかも、不思議なことに、それは年を重ねるごとに不器用になっていく。

幸せのちから(2006年製作の映画)

3.5

真っ直ぐ前に進むためには、しっかりと前を見据えなくてはならない。努力は報われる。頑張りがもっとほしいときに、また観たい。

>|