素晴らしい音楽。
重苦しい戦時下の束の間の人間的で愉快なひととき。
現実に向き合うだけでは生きるのが辛くなる。一瞬の茶番が必要。
一人の女性が生へ向けてもがいて進む姿が尊く美しかった。
私が女性ならば、生涯ベスト1の作品に選んでいるかもしれない。
本能や欲求、道徳を超えて、それでも幸福に向かって進む姿が勇ましい。
言葉がな>>続きを読む
無秩序な北九州で傷つき疲弊しながらも生きていこうとする登場人物たち。
EUREKAとは異なり、子どもというよりは女性による力強さで乗り越えていく姿に畏怖の念を覚えた。
士官候補生仲間との友情、教官との交流、地元女性とのラブロマンスと青春要素がたくさん詰まっていた。
利己的で孤独を抱える主人公の成長物語でもある。
パイロット候補を狙う女性による罠の問題が物語を劇的>>続きを読む
核って怖いなあと思わされる。
ブラックコメディーだが面白さより恐さの方が際立った。
気を遣って何もしないでのなく、人と人として積極的に交流するのが異文化交流だと学んだ
フェイ・ウォンがとても魅力的。
賞味期限があるなかで、どうロマンティックな恋をするか。
初鑑賞 2016年
2回目 2021.11.20
3回目 2024.3.31
「喪失と再生」というウォン・カーウァイの一貫したテーマが濃く現れている。
ラストシーンがとんでもなく好み。
「この気候のせいか、その晩彼女が身近に思えた」
飽きさせない展開で面白いが、結局特に残るものはなかった。
岡田将生はデータのコピーをどうするつもりだったのか、最後の少年たちの警戒心のなさには疑問だった。
対巨悪ではなく、あくまで目の前の殺人事件の真相解明に徹する久利生が素敵。
「巨悪じゃないですか。人死なせて逃げたんですよ」
蒲生弁護士や滝田など、魅力的なキャラクターたちもたくさん。
ラストの展開、そしてタイトルの本当の意味にハッとさせられて、唸らされた。
本当の巨悪はどこにいるのか。
不在による存在感の大きさ。
結婚式の場面で多人数の登場人物を紹介する手法は勉強になる。
富士山の美しさが印象的な映画。
コメディー部に合戦場の描写があり、膨大な予算を割いていそうのは笑った。
我が子を喪った親たちの生の声は重くて苦しい気持ちになった。
子どもの命をお金に換算しなくてはいけない。
この決断でしか解決の道を探ることができない日本という国は異常だという言葉は鋭かった。
本当>>続きを読む
映画による奇跡を信じている。
どこまでも美しく、果敢たる物語。
これまでのビクトル=エリセ監督作品の要素がふんだんに散りばめられており、さらに監督の成熟に伴って若さと老いという新たなテーマが提示さ>>続きを読む
発想が飛び抜けていて面白い。
個性豊かなキャラクターたちで飽きさせないコメディー。
たった90分で12人の多様なキャラクターが表現されているのが素晴らしい。
強盗犯と人質の交流が可笑しい。
貧困、戦争、同性愛といった問題を抱える善良な主人公像は、まさにニューシネマの典型なのだなあと。
21世紀版「聖書」じゃん。
哀れなるものたちによって築かれた楽園が、諸問題を抱える現代における一つの未来を表していて美しかった。
面白さと考えさせられる両方の要素を兼ね備えていて素晴らしい。
彼女からの怒られっぷりが自分そっくりで笑った。
会話が魅力的でだんだんクセになってくる。
先輩のたまに垣間見えるプライドの高さが面白い。
寄り添いの心に溢れていて素晴らしかった。
多様性の時代のなかで胸を張って力強く生きることを応援してくれる。
「一人の人間の人生は、大勢の人生に影響を与えているんだよ」
善良な生き方の大切さを教えてくれる。
えんむすびとおむすびがかかってるのか!
おむすびが握る人で味が変わるのはよく分かる。
最後のヒロインの決断は良い。
不明瞭な部分が多いが、なぜか魅力ある不思議な映画だった。
「いなくなった人たち みんな僕の中にいる」
生と死、若さと老いの両方が大切に描かれていて、世の中の様々な障害に負けずに生きる主人公の力強さ>>続きを読む
猿の進化のシーン(&謎の物体モノリス)から壮大なSFに繋がるのは天才的。
ほのぼのと心温まる感じで良かった。
病気にランクがあるの?っていう台詞が刺さった。
研究者のストランディングへの真摯な想いが描かれていて非常に良かった。
人間も鯨も、死に向き合うことで生を尊いものにすることは同じ。
絵づくりが素晴らしい。
主人公がホテルを買い戻した理由の最後のオチまで余韻を与えるもので素晴らしい。