あんずさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.9

七夕に大好きなインディにスクリーンで逢えるなんて、嬉しすぎてそれだけで☆5つと思ったオープニング。なんだけど、大好きなテーマが流れて来ても、盛り上がる前に違うメロディーになってしまうアレンジに胸の高ま>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.0

時間をだいぶ空けた2度目の鑑賞。名曲の数々が素晴らしかった。撮影をしながら生の歌を録音したと知り、ビックリ。だからただ歌がうまいということだけでなく、感情がすごくこもっていて、胸を打つのだろうか。雨に>>続きを読む

滝を見にいく(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

フォローしている方がとても面白いと書いていたので観てみたら、面白い上に美しい自然や山の中で聞こえる音にとても癒され、大満足だった。

中高年女性7人が山に滝を見に行く途中、なぜこんなところで?というと
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

5.0

ベルファストの男子小学校で校長自ら哲学の授業をするというドキュメンタリー。『ベルファスト』を観て、現在、あの地区はどうなっているのかなと思いを馳せたので、様子が分かって嬉しかった。久々に声を大にして、>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族 (モノクロVer.)(2019年製作の映画)

4.5

先日、舞台版『パラサイト』を観に行き、大阪に舞台を移したからなのか、お笑いに走っていて私はあまりはまれなかった。オリジナルって、ここどうなっていたっけ?と気になる点があり、久々に鑑賞。せっかくなので、>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.7

ニトラムのような特性のあるお子さんたちと仕事で接することがあるけれど、未だにどう接するのが良いのか分からず試行錯誤。心を通わせたと思っても、急に何を考えているか分からなくなる。素直で優しく真面目で純粋>>続きを読む

テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

4.5

ジメジメの梅雨空を、スカッと吹き飛ばしてくれるような爽快な作品。

いきなり殴り合いから始まり、「もしかして『クリード』の劇場に間違えて入っちゃった?」と焦った(かつて『悪人』を観に行ったのに、3Dメ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.2

冒頭から民族調の歌に載せた黒い背景の小さな文字のエンドロール。これは、眠くなりそうという嫌な予感とともに、なんか心理学の「ルビンの壺」みたいと思った。同じ絵が見方によって壺に見えたり、人の顔に見えたり>>続きを読む

RENT/レント(2005年製作の映画)

4.4

公開時に観て、DVDを観て、CDを聴いて、ミュージカルを観に行って……とミュージカルが苦手な私の大好きなミュージカル映画。プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』を基にしている。

冒頭の「Seasons
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69 sixty nine(2004年製作の映画)

3.3

村上龍原作のベストセラーを李相日監督、宮藤官九郎脚本で映画化。テーマは何か、何を伝えたかったかがまるで分からず。未読だが、村上龍の自伝的小説とのことなので、1969年の佐世保の若者の青春を、人気俳優を>>続きを読む

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.3

野球に興味無し、WBCも準決勝からまともに観たくらいの私ですら、すごく楽しめた。パワーをもらえた。

舞台裏でのスター選手の人間らしさも垣間見れたし、怪我をした源田選手の強い想いを見れたり、記憶が既に
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恋文(1985年製作の映画)

3.7

昔、渡部篤郎×水野美紀×和久井映見のドラマを観ていた。鎌倉がロケ地で、当時、鎌倉に住んでいた私には思い出深いドラマ。夫が妻と子どもを置いて家を出て、余命いくばくもない元恋人の看護をするという、かなりブ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.3

普段、話題作は公開から少し時間が経って、混雑しない頃を狙って観に行くのだけれど、この作品はカンヌの受賞やプロモーションも相まって頭の中で「怪物だーれだ」が止まらず、気になって仕方なかった。自分なりの怪>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.8

原作未読、テレビドラマのファン。今回はルーブル美術館へ露伴が行くということで、大きなスクリーンの映画館をわざわざ選んで行ったのに。これ、映画にする意味あったかな?っていうのが正直な感想(期待しちゃった>>続きを読む

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.0

舞台はあまり観ないのだけど、根本宗子作・演出の『宝飾時計』は気になって観に行き、想像以上の感銘を受けた。今作も根本宗子による舞台を彼女自身の脚本で映画化ということで、期待を持って鑑賞。

前半はあまり
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苦役列車(2012年製作の映画)

3.7

『シン・仮面ライダー』の神秘的なチョウオーグと同じ人が演じているとは思えない。すごいなー、森山未來。森山未來を堪能できる映画ではあった。

原作未読。いつか読んでみたいと思っているうち、作者がお亡くな
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

何だかよく分からないけど感情が揺さぶられたり、観終えた後にも考え続ける映画は良い映画だと思うので、そういう意味でこれは良作なんだと思う。けれど、どこがどう良かったのかとか、感想を言葉にするのが難しい。>>続きを読む

子どもの瞳をみつめて(2022年製作の映画)

4.2

この映画の存在を知った時、四ノ宮浩監督の『神の子たち』を思い出した。もう20年くらい前だろうか。上映後に監督にサインを頂いた際に、自分が直接映画を撮るとか、こういう人たちの助けになれなければ、そういう>>続きを読む

戦争と女の顔(2019年製作の映画)

3.8

昨年、NHKのあさイチで漫画版『戦争は女の顔をしていない』が紹介され、女性の視点で戦争が描かれている所が気になって本屋へ買いに行った。原作のベストセラーを原案にしている本作は何としても観たいと思ってい>>続きを読む

淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

4.3

知らない作品だったが、さすが高評だけあって、観て良かったと心から思えた。

香港を舞台に、夏から始まる1年を通して、事故で半身不随になってしまった中年男性と若いフィリピン人家政婦の交流を描く。言葉も通
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

「池松くん推しなら、観た方がいいんじゃない?」と誘われ、一人だったらまず観ない作品を後れ馳せながら鑑賞。

レイトショーということもあり、ヤバい、寝ちゃうかもと思ったら、何だか懐かしい世界だし(子ども
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藍宇(ランユー) 情熱の嵐(2001年製作の映画)

3.7

確か、観たかったやつだと思って録画。観始めてすぐにあれ?もっと爽やかな感じの同性愛の話じゃなかったっけ?と違和感を感じた。中国語を話しているけど、ベトナムの話だったと記憶している……あ、私が観たいのは>>続きを読む

帰れない山(2022年製作の映画)

4.1

主人公のピエトロ、山で知り合い親友になるブルーノ、そしてピエトロの父という3人の男性の生き方、特に山との関わりを中心にしたストーリー。夢を実現するブルーノ、迷い続けるピエトロ(青年期のピエトロがものす>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

久々に観た真田広之が渋くて格好良かった。京都へ向かう超高速列車ゆかり号を舞台に、次から次に殺し屋たちが登場し、戦いまくる。殺し屋たちの関係性が分からず、私の頭の中はこんがらがったまま列車は走り続ける。>>続きを読む

ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画(2019年製作の映画)

4.1

随分前に録画したのに、宇宙とか火星って苦手だな~と敬遠していた。でも、さすがインド映画、事実に基づく話ながら、エンタメ要素満載で楽しめた。色鮮やかなサリーで任務をこなす女性たちを観るのも楽しかった(自>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.8

『モガディシュ 脱出までの14日間』に続いて、またもや命がけの脱出劇を潜在意識で選んでしまった。しかも、今度は事実に基づくどころか、事実だと冒頭で言い切っている。重い。

アニメになっているから少し
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.1

劇場公開時、タイムラインを読んでいて、劇場で観たいな~と思っていたのに、逃してしまった作品。逃がした魚は大きかった。この緊迫感溢れる脱出劇はやっぱり劇場で観るべきだった。

こんなことがあったとは全然
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エルヴィス(2022年製作の映画)

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映画館で爆睡、家でもながら見やら用事が出来て途中で止めてしまうなど、相性が悪かった。

実在のミュージシャン、しかも大スターの物語なんて、すごく私の好きなジャンルなんだけど、なぜだろう?悪徳マネージャ
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ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

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見終えるまでに5日位かかってしまった。ほぼ名前しか知らない都市の様々な問題に対する断片的な話し合いの映像が中心で、正直そこまで興味を持てず(説明がないので、何のどんな話し合いなのかなかなか掴めなかった>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.3

NIKEはすごい人気のブランド、マイケル・ジョーダンはバスケットのすごい人、程度の知識しかなかったけれど、とても楽しめた。連れは、ほぼ知っている話だったから、私ほどの面白味は感じられなかったとのこと。>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.1

本人の強い信念により事実が何か分からなくなり(本人は分かっていたんだろうか)、周囲の人を巻き込み混乱させて行く様は、観たばかりの『エスター』と重なり怖かった。

怖さやグロさは一旦置いておいて、中世の
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エスター(2009年製作の映画)

3.7

普段、こういうのは後で思い出すと怖いから観ないようにしている。でも、LiLiCoがブランチで『エスター ファースト・キル』を絶賛していて、観に行くならこちらを観てからだと強く言っていたので観ることに>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.3

劇場に行きたかったのに行けなくて、やはり行きたかったと思った。シンプルで良い作品。今のところ、この監督の作品にハズレなし。

とにかく8歳のネリーとマリオンが可愛い。すごく似ているのは、本当の双子の姉
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.5

『オットーという男』とテーマも心地好い感動も観終えた後の清々しさも似ていて、素晴らしかった。私のすごく好きなタイプの作品。

オットーのように、最初は仕事もプライベートも問題アリで不機嫌極まりないタク
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帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.9

イギリスのお屋敷や風景がとても美しくて癒された。こういう所にいつか行ってみたいな~。そして『エンパイア・オブ・ライト』では性的関係を強いる上司と部下だったコリン・ファースとオリヴィア・コールマンが夫婦>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.3

評判を目にしていて劇場に行けなかったことが悔やまれていた作品。なるほど、クルド人難民家族とその仲間たちの話が押し付けがましくなく、分かりやすく描かれていた。

日本語もクルド語も流暢な高校3年生よサー
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