azusaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

  • List view
  • Grid view

古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

-

うっとりするような時間を過ごした。オスロ監督の作品は子供向けと見せかけて訓示がたくさんちりばめられているから好き。囚人と言われててっきり罪人だと思ったが、戦いに破れた公爵だった。知らず知らずに定着して>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

-

泣いた。この二人の笑顔を守りたい…いや、誰かが守らなくとも二人がらしくいられる世界にしなければ…。うう、怪物って誰だよ😭
『あの自販機は3回に1回、温かいコーラが出るよね』『牛丼は牛に戻り、うんこはお
>>続きを読む

アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

-

お洒落な雰囲気映画かなあ。途中までは退屈だけど時間軸に違和感を覚えてからはちょっと考えながら観た。脚本自体が特段良いという印象はないが、ポラロイド写真みたいな映し方、劇伴の使い方が斬新。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

-

泣いた。ケンカした翌日のレミの気持ちを考えると涙が止まらない。おそらくこの日も朝レオは待っていてはくれず、学校でも帰り道もレオと話さなかった。レオのいない1日、レオは別の人間だけど、レミにとってのレオ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

難解。表面的なストーリーもこの溢れ出る難解さをカバーしきれているとは思えず、全体的に中途半端な余韻だった。長さも2時間あって、内容が内容だけに中弛みは否めない。考え出すと深く深く潜っていけるのだろうが>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

-

コナンくんには身体じゃなくて頭を使って活躍してほしいなあ。久しぶりに劇場版を観たけど、スーパーマンに変貌していて驚いた。人気キャラクターを盛り盛り登場させるだけさせて、でっかい花火を上げておしまいって>>続きを読む

宋家の三姉妹(1997年製作の映画)

-

ワダエミの衣装が観たくて鑑賞。三姉妹の結婚式のドレスがとても美しかった。宋家の三姉妹の存在は知っていたけど、脚色されているとはいえ彼女たちの軌跡を知るいいきっかけになった。まず父親がものすごく聡明だと>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

-

ラスト、エンドロールに被さって聞こえる縄跳びの音が最高に感動した。やっていることと言えば悩んでうまくいかなくて勝ったり負けたり、この先の方向性に迷ったり。なのに最後の縄跳びの音がなんと力強いことか。ま>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

-

こういうなんてことはない日常を淡々と、それでも個人にとっては確実に積み重ねている日々を描写する作品好き。本作もほっと一息いれる間のような余韻が心地いい。池松さんの『あのさぁ、』とかの"さぁ"の言い方が>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

-

湊かなえ原作の時点で胸糞悪い展開は覚悟していたけど、やっぱり胸糞悪かった。とくに姑を演じる高畑淳子がすごい。食べながら大きな声で話すけど、何を言っているのか分からない(そもそも言いたいことなどないのだ>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

-

人怖系かと思ったら意外と非現実的なホラー要素が濃かった。正直期待はずれ。妻夫木&黒木演じる夫婦が壊れていく様を淡々と描けばより見応えがあったように思う。黒木華が塩を踏み潰してからの笑顔とトイレで倒れた>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

-

阿部サダヲの死んだ目がすごく不気味。もっと出演シーンほしかったな。猟奇的な事件ももっと詳しく知りたかったし、主人公の両親も深掘りしてほしかった。ストーリーが面白いだけに演出が惜しいなと思う。

最後まで行く(2014年製作の映画)

-

リメイク版が気になっているもののまだ観られてないから原作を観てしまった。主人公の男性、どこかでみたことあるなと思ったらパラサイトの旦那さん役か。本作の訓示は、変に誤魔化さず素直に行動せよ、かな。結局す>>続きを読む

暗数殺人(2018年製作の映画)

-

これが怪演というのか、囚人役の不気味さがすごかった。話が通じてるのか通じていないのかわからなくさせる、ペースを乱される感じが異次元の人間性を示し、頭の良さに絶望を覚える。刑事と囚人の淡々とした会話劇の>>続きを読む

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

-

この監督は必要以上に劇的な展開や嘘臭いハッピーエンドにしないから好き。本作も病に侵される父親への寂しさ、子どもとの関係、恋人との不安定な関係、自身のキャリアとたくさんのことに取り巻かれながら、それでも>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

-

めちゃくちゃ良かった…ジャズ知らないし作品も微塵も知らずに観たけど、冒頭、雪の降るなか大がサックスを吹いてるシーンで涙が流れてそれ以降2時間ずっと泣いてた。音楽の持つ力もだし、がむしゃらに好きっていう>>続きを読む

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

-

ウォンカーウァイ監督×コンリー×チャンチェンなんて良くないわけがない。主人公がテーラーだけあって服にアイロンをかける、服の中に手を差し入れるなど服を使った妖艶さの表現が素晴らしかった。服を食い入るよう>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

-

劇場で2の予告をみて気になって鑑賞。現代社会への痛烈な皮肉が効いていて面白かった。家族と分かり合っていると思い込む父親、友達や理想的な自分で埋め尽くされる娘のSNS、人間関係の軽薄さ、流動性…一体人と>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

-

"映画大好き"と銘打たれたら観ないわけにはいかなかった。作画も綺麗でキャラクターも魅力的だし、何より映画製作という普段あまり馴染みのない工程を垣間見れるのが楽しい。銀行でのプレゼンの荒業には驚くが、昨>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

-

終始最悪の気分で見た。本作を通して知りたくなかった事件をまた知ってしまった。特に酒を飲ませて殺すやり方は目を覆いたくなった。しかも家族から依頼されて殺されるなんて。関係者みんな人間の皮被った悪魔だ。須>>続きを読む

幼い依頼人(2019年製作の映画)

-

『子宮に沈める』もそうだったけど大人の都合で子どもが死ぬのって辛いけど現実だもんな。しかも韓国では虐待件数が激増しているとのこと、親のメンタルが病んでるのか?衝撃だったのは近所の人は虐待に気づいている>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

-

特別なことは何もしてないのに何でこうも心に響くのだろう。それぞれ異なった家庭環境に身を置きながらも友達っていいな。大人だったらうわべになってしまってこうはいくまい。彼らも出会うのが中学だったらはたして>>続きを読む

彼女(2021年製作の映画)

-

すごく意欲作ではあると思うが、主人公たちに感情移入しづらい。というのも心底惚れた相手とはいえ、あそこまで一途に尽くせるだろうか?という気持ちが払拭できない。別に性指向の問題ではなく、レイとナナエとその>>続きを読む

君の心に刻んだ名前(2020年製作の映画)

-

アハンが金城武にしか見えない…台湾って今では同性愛に対して制度的にも進んでいるけど、昔は違ったんだな。あの雰囲気から同性婚ができるまで世論が変わったってすごいことだと思う。日本ではこのスピード感は不可>>続きを読む

天使のたまご(1985年製作の映画)

-

素晴らしかった。説明的ではなく台詞も少なく、鑑賞側に解釈の余地をこれでもかと残す。見た目は子どものような少女と青年なのに、二人の周囲にどことなく妖艶な雰囲気を感じる。(ウィキ情報だけど、たまごを割るっ>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

-

暗く鬱々とした雰囲気は好き。ただ前提知識が浅いから没入感はなかった。『ジョーカー』を意識してるのかなあ。本作のバットマン、ずいぶんアナログだな。空から降ってきたりせず暗闇から歩いて現れるし、警察と現場>>続きを読む

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

-

勘違いが悲劇を生んでしまった。言論の自由の尊さよなあ。最後の手紙悲しいなあ。

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

-

このシリーズはカメラワークが面白いよね。ホテルの忙しなさと思惑が蠢く様をうまく表現している。内容は前作の方が濃い。より優秀なホテルスタッフというがチームワークが重要なのであって、優秀なひとりを引き抜い>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

-

辛いな。悪者かと思いきや、あちら側も疲弊してる。これは震災以降を焦点に当てているが、コロナ禍でも(というか常に)似たような状況ではないだろうか。本当に必要な人に支援が届かず、不正需給者は相変わらず多い>>続きを読む

ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

-

セットはいつも通りこれでもかと極彩色で目には楽しいけど…私にとってホリックってむしろ色彩が薄いイメージなんだよね。アニメもモノクロが強かったし、メイクもそこまでコテコテだとコスプレに感じる。期待した分>>続きを読む

MUSA -武士-(2001年製作の映画)

-

数年ぶりに鑑賞。この作品、中国と韓国の合作だがやり方が上手いよな。明と高麗はすれ違ってはいるが友好関係を築きたがっている一方で、敵は第三国の蒙古人。製作国どちらで公開しても刺激が少ない。内容はというと>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

-

結局のところ、森口先生は直接手を下してないというのがゾッとする。言葉巧みに淡々と思い通りに転がそうとする不気味さ。血飛沫が飛び散るよりもどーんと重く残る。

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

-

気持ちはちゃんと伝えよう。あまりにも警察が無能すぎて、こんな警察の相手なら浦野は役不足だ。特に威勢だけ良くて実態が伴わない人間とか論外だよ。結末も肩透かしを食った気分。

メランコリック(2018年製作の映画)

-

凄惨な結末しか予想出来なかったが、意外と鍋岡もまんざらじゃないし、むしろ仕事を始めて最初のコミュ障からどんどん感情が豊かになっていく。副島さんの笑顔が終始キラキラしていて良い。松本も良いやつだし、目の>>続きを読む

さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

-

毒親の権化を見た。すこしでも期待したのが馬鹿らしくなるけど、膿は出しきったことだしこれからの人生楽しも。エヴァン・レイチェル・ウッドの演技がややオーバーというか、作り物じみてると思う。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

-

ウィットに富んだ物語だ。ダニエルクレイグ演じる探偵、もうちょっと活躍してもいいのでは?あとフランやらブノワブランやら名前が紛らわしい。マルタの嘘をつくと吐く奇癖が解決の肝になるわけだけど…これもなあ。>>続きを読む