すえさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

すえ

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The Golden Louis(原題)(1909年製作の映画)

-

記録

めちゃくちゃに悲劇。

フレームインとフレームアウト、在と不在。

ここでも二項対立的、衣装への拘り。

2024,短編26本目 4/19

名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年製作の映画)

3.5

記録

元太の頭尖りすぎやろ、米かよ。

鳩で笑ってまう、どんだけ鳩おんねん。

2024,97本目 4/17 NETFLIX

古井戸(1987年製作の映画)

4.5

記録

水が出ない村に井戸を掘るだけ、本当にそれだけなのにこれほど…とんでもない熱を孕むフィルム、突如襲い来る衝撃の強さが半端じゃない。

ロケーションの大勝利だし、何よりも顔面の、身体の映画である(
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リリオム(1934年製作の映画)

4.3

記録

ユダヤ系の映画作家、フリッツ・ラングはナチ政権から逃れるため、母国や母語を捨てざるをえなかった。彼はそうした亡命映画作家の中でも最も著名な人物のひとりだろう。彼はフランスを経由しハリウッド帝国
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曲馬団のサリー(1925年製作の映画)

4.7

記録

鳥飼りょうさんの素晴らしいピアノ演奏付きで鑑賞。

グリフィスは今の映画、ひとつの時代を作った男にも関わらず、その時代に取り残されてしまった。映画史は全盛期を過ぎた彼にあまり目を向けようとしな
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M(1931年製作の映画)

5.0

記録

敬愛するフリッツ・ラングのフィルモグラフィはすべて所持していたいが、現状今月の家賃も払えそうにない限界大学生の俺には困難を極める。アマゾンプライムさんには本当に感謝しかない、これほどの解像度の
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メトロポリス(1927年製作の映画)

5.0

記録

如何なる言葉をもっても、『メトロポリス』を完全に形容することは不可能であるし、それを我々は許されていない。
我々の言葉は、この映像を前に平伏すことしかできない。

2024,92本目 4/13
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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

4.0

記録

ランニングしてる目暮がおもろすぎて先へ進めない。

俺はZARDが、坂井泉水が大好きなのだよ。

2024,91本目 4/13 AmazonPrime

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

4.2

記録

再見、昔のコナンの方が観てる。

シンメトリーおじ、シンメトリーしか許せず、世界中のアシンメトリーを泣きながら破壊。ついには左右非対称の自分すら許せず、自ら命を絶つ。

体幹が強すぎて爆風で飛
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汽車はふたたび故郷へ(2010年製作の映画)

4.2

記録

授業の一環で鑑賞、梶山祐治(筑波大学)先生の解説付き。なぜこれ程酷評なのだろうか、傑作とは呼べないにしても佳作ではあると思うのだが…今作における文化的コンテクストを読めれば、面白さは倍増す
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風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

4.4

記録

自伝的作品はその本当らしさからやはり高い評価を受けるのかなと思う、勿論今作も素晴らしい作品。『光陰的故事』から始まる、所謂台湾ニューシネマとして、高い写実性を有している。

この映画は特定の視
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The Country Doctor(原題)(1909年製作の映画)

-

記録

冒頭のキャメラの左から右へのパンが映像に高い叙情性を醸し出している、ラストショットでは右から左への逆方向のパンでそれが極まる。

父としての自分と、医師としての自分の葛藤。暗いけど良い。

2
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教育お伽漫画 兎と亀(1924年製作の映画)

-

記録

内容もだし、表現技法も面白い。死ぬほど兎のことを煽るカメがおもろすぎ、普通に嫌なやつで笑う。

おそらく、『なまくら刀』や『浦島太郎(仮)』より動きに滑らかさを感じないのは、画面全体における運
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浦島太郎(1918年製作の映画)

-

記録

みなさんが既に述べているが、この1918年版と1931年版との混同が見られる。それだけ不明なことが多いということでもある。作者も、これまで北山清太郎だと考えられていたが、別の作品だということが
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塙凹内名刀之巻(なまくら刀)(1917年製作の映画)

-

記録

日本におけるアニメーションの起源は未だ定かではないらしいが、最初期であることが確認されている今作。今まさにアニメブームが来ているが、そのような作品が長い過去に支えられていることを忘れてはいけな
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ゴダールの映画史 第1章 すべての歴史(1989年製作の映画)

-

記録

莫大な知識と経験のうえに成り立つモンタージュの洪水は、映画初学者の俺にはあまりの大波で、息をつく間もなく呑まれてしまう。その波の飛沫の1粒1粒追い切れない。

俺はまだ映画を知らない。これから
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サラリーマン・バトル・ロワイアル(2016年製作の映画)

3.3

記録

友人と。

人間行動学科ワイ、日本心理学会の倫理規定を読めと激怒。

2024,83本目 4/7 AmazonPrime

季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

5.0

記録

これは我々が本能的に好む映画だ、と言ってしまいそうになる。勿論、個人差はあるが我々には、他者の目を借りてその過去を覗き見るという行為が、本能的欲求として存在していると思う。その行為がかなりの程
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デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版(1987年製作の映画)

5.0

記録

時間の交錯をこんなにも容易にやってのけるのはシュミットの手腕だろうか、癖のない編集で過去と現在が溶け合ってゆく過程が素晴らしい。鈴(音)という装置が過去の侵食の始まりなのだが、いつの間にか現実
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.6

記録

バザンがジャック=イヴ・クスコーとルイ・マルの『沈黙の世界』をベタ褒めしていたことを思い出した。

中々異色のドキュメンタリーで面白かった。タコの代名詞がsheなところに愛を感じました。

2
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The Lonely Villa(原題)(1909年製作の映画)

-

記録

はちゃめちゃに面白い、画面に無駄がない。

馬という主題はここでも確保されている、それに生起される運動性の高さは筆舌に尽くし難い。クロスカッティングも素晴らしい。

2024,短編19本目 4
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暗い海上の白い波光(1909年製作の映画)

-

記録

これは素晴しすぎる、人物にも画面にも深い奥行きがある。流麗なショットの流れの中に、いくつかの強いショットを挿入している、その価値を理解している。

あまりに普通なんだけれども、その“普通”を作
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迷惑帽子/これらのいやな帽子(1909年製作の映画)

-

記録

面白い、いつの時代だって映画はみんなのもの、マナーは守ろう。

やはりグリフィスは帽子への強い関心があるのか…?

2024,短編17本目 4/6

封印された部屋(1909年製作の映画)

-

記録

衣装やセットへの強い拘り(カーテン!)は感じるが、これはあんまりグリフィス的とは言えない気もする。

カメラが明確な意志を持ち始めるのはもう少し先か。

Youtube時代の恩恵。視聴できるこ
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小麦の買占め(1909年製作の映画)

-

記録

誰がどう観てもこれは映画なのである、それは何故か。おそらく、グリフィスの映画それ自体が映画という事象の代名詞だからだろう。

やはりこの作品にも対立性が存在している。

登場人物の複雑化が見ら
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ドリーの冒険(1908年製作の映画)

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記録

蓮實がベタ褒めするのも納得。この短篇はこの上なく単純で純粋、そして信じられないほど自然なのである。

映画の起源は諸説あるが、今日における「映画」はやはりグリフィスからなのだと確信。サイレント
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.0

記録

彼女と観た。

もう推理とかどうでもいいんじゃないの〜

2024,79本目 4/4 NETFLIX

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.5

記録

【ありがとうノーラン、やっぱお前つまんねーよ】

有り得ない程の大音量、揺らぎ震える身体、そんなものに騙されるな。バーベンハイマーがどうとか、元々ネガティブな印象しかなかった内容については閉口
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ぼくならいつもここだよ(2023年製作の映画)

-

記録

監督のシタンダリンタさんと少しだけお話させていただいた、同い年(20歳)のはずなのにこれ程までに違うか、凄い。今作は17歳頃から企画、18歳の時にiPhoneで撮りあげた作品らしい。溢れ出る創
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野良犬(1949年製作の映画)

4.5

記録

トリュフォーとレオ、ベルイマンとマックス・フォン・シドー、フォードとウェイン、そして黒澤と三船、監督が自画像を託した不滅の俳優コンビ。俳優は監督の理想の自分であり、2者は作品を追うごとに成熟し
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Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

3.4

記録

【女の子の女の子による女の子のための映画】

友人(先輩)と鑑賞、ばり眠かった。

クソデカMVみたいな感じ、ストーリーはあってないようなものだけど、メラニー・マルティネスの思考がこれでもかと
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天気の子(2019年製作の映画)

3.4

記録

【性癖犯罪中学生映画】

4回目くらい?彼女と観た。

新海誠に求めることではないのかもしれないが、やはり彼はアニメーションにおける運動性の描写が下手くそだな〜と思う。そこは細田守作品やジブリ
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