すえ

ドリーの冒険のすえのレビュー・感想・評価

ドリーの冒険(1908年製作の映画)
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記録

蓮實がベタ褒めするのも納得。この短篇はこの上なく単純で純粋、そして信じられないほど自然なのである。

映画の起源は諸説あるが、今日における「映画」はやはりグリフィスからなのだと確信。サイレントからトーキーへ、モノクロからカラーへ、バザンに言わせれば映画は進化していると言えるのだろう。しかし、果たして彼の言うとおり本当に進化していると言えるのだろうか、この素晴らしい短篇を観ると疑ってしまうのも仕方がない。映画はグリフィスという男から逃れられるのだろうか。

2024,短篇14本目 4/5
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