せびたんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

3.2

鬱モード全開女子ルースの不思議な冒険物語。
冒険といってもどこか遠くへ出かけるわけじゃなく、生活圏内に存在した知らない世界を覗き見るパターン。
コメディタッチの優しい世界の物語でした。

「チャンス(
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ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌(2008年製作の映画)

1.0

前作同様、本作も内容的には子供向けなんだろうけど、「人間は冷酷で自分勝手だ」「人間は強欲だ」「加害者だ」みたいなメッセージが執拗に(そして強く)発信されてたので、子供には見せたくないですわ。とりわけ「>>続きを読む

夢幻紳士・人形地獄(2018年製作の映画)

4.4

原作漫画の夢幻魔実也(むげん•まみや)は妖しい少年だったけど、実写版では怪しいおっさんになっとるやんっ!絶対職質される人やんっ!というのがジャケ写見た時の率直な印象でした。にもかかわらず、冒頭5分くら>>続きを読む

妖怪大戦争(2005年製作の映画)

4.0

鬼太郎繋がりで再鑑賞しました。妖怪繋がりですかね。もう一回見てもいいななんて上から目線で思ってたので、いい機会だと思いまして。前に見たのは公開時でずいぶん間隔があいてますが。当時はジャケ?ポスター?に>>続きを読む

ゲゲゲの鬼太郎(2007年製作の映画)

3.0

「邦キチ!映子さん」という漫画で扱われていたので、懐かしくなって再鑑賞。

ツッコミどころ満載の映画だけれど、これは子供向けの映画なんだから、あーだこーだと言ってはいけないと思ったのは、きっと私が大人
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アンヒューマン(2022年製作の映画)

2.5

久々にホラーを見たくなりまして、「これ罠男の監督さんが撮ってるからおもろいんちゃうか?」「おれティーンエイジホラーも好きやしな。ピッタリかも」って思ってレンタルしたけど、ちょい違ってました。期待外れで>>続きを読む

デンデラ(2011年製作の映画)

3.5


もうね、すごいっす。
噂通りの怪作やと思います。
絵文字の🤣を4個くらい並べとくのが一番適切なレビューかもしれへんなって思てますわ。

「楢山節考」を撮った今村昌平監督のご子息が監督してるって聞いた
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ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

5.0

このジャケ写•このタイトルじゃなかったら、もっと早くに出会えてたかもしれない映画だなって思いました。なんか違う。このジャケ写このタイトルに惹かれてこれを見た人にも、私のようなタイプにも不幸な印象。>>続きを読む

エクソシスト3(1990年製作の映画)

3.0

名作という評判なのに視聴難易度が高くて見れなかった本作(レンタルできない配信されてない)がU-NEXTで配信されてめちゃめちゃ嬉しかったです。残念ながら私にはハマらなかったけど見れてよかった!

いい
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.8

アダムス一家みたく自分達の価値観で生きてる人が大好きな私にはたまらない映画。
そして私にとってはド定番なんで、古くなっても楽しめる映画です。

前に見た時はそんなに印象に残らなかったんだけど今回はデビ
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.5

冒頭の場面は最近の映画には珍しく情報量が多くていい感じでした。情報量が多いというか。会話以外の部分でもいろんなことが分かる仕組みになっていたんです。
それは10代の兄弟が両親に見送られて自宅からパーク
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.8

ウェンズデーってクロエたんがやってんじゃなかったっけか?て思って調べたらアニメのほうやった。そらそうやね、こんな昔の映画にクロエたんが出てるわけないわ。

本作は自分にとっては無難に楽しめる映画!
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.2

ダミアンが1以来の主役に返り咲いてました。ダミアンというかオーメン3でダミアンやってた役者さんのことなんですが…。
ダミアンやった役者さんとかハエ男やった役者さんとかが出演してる本シリーズは、そういう
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.2

1作目におきまして知的でチャラいおっさんっぷりが私には好印象だったマルコム博士(ジェフゴールドブラム)が主役でした。知的でチャラいおっさんを演じさせたらジェフゴールドブラムは世界一ですね。見応えめちゃ>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.5

「そういやこれ見たことなかったなあ」って思って、ホントに何となく見始めたのだけど最後まで一気に見てしまいました。今までずっと家族映画だと思って舐めててすみません。そこらへんのホラー映画より怖かったです>>続きを読む

とらんぷ譚(1936年製作の映画)

4.0

古い映画だけどめちゃめちゃおもしろかったです。
少年時代に天涯孤独になってから、浮き沈みの激しい人生を送ってきた初老の主人公が自分の人生を振り返るという形式の話なんだけど暗くなくていい。重い話も軽いノ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

おもしろかったです。
恋愛劇+法廷劇+ミステリーみたいなやつでした。恋愛要素がメインに据えてあるので一般的には最後まで飽きずに見れる作品なんだと思いました。
さりげない伏線やミスリードがきっちり仕込ま
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ショートウェーブ(2016年製作の映画)

3.3

「地球に落ちてきた男」とか「赤い影」とかを思い出しました。けどその2作ほどの深みはなく凡庸な印象に終わっていたのが残念です。
他にも何本かこれを見てるうちに思い出した映画があったけど見終わった頃には何
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

3.0


絵的には楽しくて最初は乗っていけてたんだけど、パントマイム的な笑いってバリエーションが少ないのかすぐ慣れちゃうよね。70分くらいにまとまってると飽きずに最後まで見れたのかも。

けど映像はめちゃオシ
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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

3.8

スポメニックという旧ユーゴにある共産主義時代に造られたエヴァっぽい建造物が延々と描写され、その映像には壮大な時間軸の物語がナレーションで被されてました。めちゃ好きなテイストやったけど70分はちょい長か>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

4.0

アキ・カウリスマキは小津マニアとしても有名らしいですね。小津安二郎の映画に精通していない私から見ても明らかに影響を受けている。というかカウリスマキさんは小津になりたいと本気で思ってるんじゃないかってく>>続きを読む

呪いの館(1966年製作の映画)

5.0

めっちゃ好きなやつ。
ヤバかったです。
古色蒼然たるゴシックホラーなんですけど、その古色蒼然っぷりが私には刺さりました。
これは何回見ても楽しいだろうな。
ストーリーとかとりあえずどうでもいいんすよ。
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ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

3.5

有名なユロ伯父さんのコメディに初挑戦しました!
おもしろかったです。
笑いの趣味はちょっと合わない(製作年の問題かも)ところがあったけど、映像が綺麗で、音楽がよくて、あとは伝わりづらい言い方だとは思う
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欲望(1966年製作の映画)

4.5

何これ普通におもろいやん、という映画。
もっとお堅い雰囲気なのかと思ってたら緩めなB級テイストがいい感じでした。

売れっ子なカメラマンの主人公は、ファッション系のチャラい写真を撮ってる一方で社会派っ
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Viewers:1(2021年製作の映画)

4.5

廃墟感がとてもいい近未来SFでした。
すごくいい感じの廃墟の映像と、廃墟感に対してまったく邪魔にならない主人公がいい。

個人的には「どうせ誰も見てないんでしょ」という直接的な言葉じゃなくて、そう思っ
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.0

〈見たいリスト〉に入ってたやつ。
141分もあるけれど、よく考えたら私はU-NEXTの倍速機能を愛用しているし、本作を1.4倍速で見ると約100分で見れることに気付き、鑑賞。ん?計算あってます?

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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.5

前作を見た結果〈見たいリスト〉に追加されることになった本作をさっそく見ました。

アクションでコメディでグロい映画!
パルクールっぽいアクション、サイコー。

こういうの見るとパルクールやってみたくな
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.2

お盆休みの間に見ときたい映画がいっぱいありすぎて、なのに最近映画に対するテンションがちょい落ちてきてることもあって、たくさんの作品が並んだ〈見たいリスト〉に優先順位をつけられなくて、何から手をつけるか>>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.4

大人向けのおしゃれな映画。
フランスっぽい。というかジャックドゥミっぽい(←2本しか見てないけど)。

動乱の時代を背景にロシュフォールという街の祭りの前後を舞台に、身近な人間が殺人犯として新聞に載る
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.5

このパレード、ヤバいやろ?という映画。

あらすじはこんな感じでした。
天才科学者•時田が開発した〈他人の夢に入り込む技術〉が盗まれて、他人におかしな夢を見せて発狂させたり、意識に入り込んで自殺させた
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彼女はひとり(2018年製作の映画)

4.0

斬新な演出で楽しかったです。
お話的には、本人にとって毒でしかない•どうしようもない環境に苦しむ女子高生の悩みっぷりがテーマ。10代の頃って自分で自分の環境を整えたりをまだできないから、きつかったよね
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.5

めっちゃアメリカっぽいベタなテーマパーク(40年くらい前に閉園済)(日本人感覚では雑すぎるキャラクターばかりのテーマパーク)で、一言も喋らないニコラスケイジがサイコな悪霊と闘う話。日本に置き換えるとサ>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.3

1時間くらい見たあたりでママンが痛すぎるんで休憩しましたわ。お口直しにウィリーズワンダーランド見てからの後半鑑賞という流れ。でも後半からやっとおもしろくなったんで続けて見とけばよかったなって思いました>>続きを読む

レプティリア(2000年製作の映画)

3.0

トビーフーパー監督によるワニワニパニック青春ムービーでした。展開もカットワークも職人技的な手堅さがあってよかったです。でもおもしろかったかというと…むむむむむ🤔

まあでもワニがかわいかった!
かわい
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ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー(2010年製作の映画)

3.0

トリュフォーとゴダール。
ヌーベルバーグを代表する2人の映画監督、2人の映画オタクに関するドキュメンタリーでした。形式をざっくり説明しますとヌーベルバーグっぽい顔立ち?雰囲気?の若い女性が読んでる書物
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シンエン(2019年製作の映画)

3.0

いいふうに言うと謎の多い映画。
延々と続くRPG的な(アニメ的な)状況説明風のセリフと、いい感じに軽いノリのワンパターンな場面転換が笑えたので、ラストさえもうちょっとなんとかしてくれてたら私は高得点つ
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