nosexxxさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ほかげ(2023年製作の映画)

-

伸ばした手は遠く
掴むこともない
震える
あの星を喰らうまでは

一息で消える
温もりは
宵の淵に横たわって

手向けても花は花
咲く程に哀しい
数えないで
眺めているだけなのに
溢れて止まない声は
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流転の地球 -太陽系脱出計画-(2023年製作の映画)

-

泣いてもいいのに
それは落ちることもなく
瞳から二度と
離れまいとする

心に従って
明かした初めての夜は
呆気なく染まる癖に

もういいだろう
理由は多分
幾らでも見つけられる
そこにも
あちらにも
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

-

ぎりぎりに立って
振り向く隙もないような
それでもやはり
簡単に背中は押せない

あと一歩は
自分から
それがきっと勇気

大丈夫
もう口癖にしてしまいそう
その言葉をあと何回
繰り返せばいい
大丈夫
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ミニオンの月世界(2024年製作の映画)

-

雲に浮かんだ
不揃いの月を見て
懐かしいと
思ってしまった

空ばかりを見ていると
ここも一つの星だったことを
忘れてしまいそうになる

賑やかな惑星
そうか
だから多分
いつかその時には
やっぱり思
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

-

夢の終わりを
何度も繰り返した
あの曲がり角は
どことなく似ている

優しくなりたい
嘘に混ぜて
そう呟いた時から

いやきっと
もっとずっと前から
始まってもいなかったとか
失笑くらいは
起こってく
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

-

消えるのはきっと
今に何度も
空を睨むことを
知っていたからだろう

傘のない街で
雨宿り
同時に濡れてゆく

笑っている
そのまま
切り取ったら
忘れられなくなる
この目はずっと
何を観たかったのか
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

-

考えるよりも先に
感じてしまっていたこと
上書きをするように
隠してしまう

見えなかったら
無いのと同じ
誰だってそう言うと思った

常識は今
音を立てて
崩れていった
世界はまだ
始まったばかり
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バーバー吉野(2003年製作の映画)

-

枯れる花の如く
その時が来ればいずれ
気がつく間もなく
燃え尽きる

輝きに
理由を捜した
何となく

間違っていた方が
まだよかったと
無駄に心を
費やすばかり
愛を常備
宛らお守り
いつかはきっと
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さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

-

言葉はなるたけ少ない方がいい
果たしてそうだろうか
最後の最後になって
ようやく零れ落ちるなんて

誰かの隣りに
居て初めて
この淋しさを知る

痛みのことを
ちゃんと痛いって
思ってみないと
涙の純
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

-

振り返るスピードで
もう一歩だけ
その足を遠くまで
運べたのならば

未来にも
舞う紙吹雪
見上げる日もあったのか

懐かしむには
まだ早い
生きるとは
変わってゆくこと
若しくは
変わらないと
決め
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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掴んだものと
零れてしまったもの
その数が合わないのは
もう仕方がない

気づかないふりを
続けるのだって
きっとずっともっと痛い

守るって
二つないと
駄目なんだね
表と裏
向こうとこちら
尤もら
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

-

沸かすには
足りない
それでもずっと
保つしかない

風を見ず
そのままにすれば
左右されるだけ

派手さはない
盛り上がりにも欠ける
ただじっと
優しく寄り添う
消えない距離でまた
包み込む
遠く照
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彼方の閃光(2022年製作の映画)

-

休めた羽は
あの青を
もう一度だけ
掴むことはできるのか

考えもしないで
跳んでみる
誰かの勇気と引き換えに

一枚の葉っぱが
降ってくる
地面に落ちるまでの
その時間のことを
生涯とすれば
最後ま
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

-

未来とは
選んだ者にだけ
訪れるという
扉の向こう

開くのも自由だし
入るのだって
出ていくのだってそう

ただし
その時は
いつだって
一人
それだけが約束
その一度きり
世界は一つになる
もとも
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Bittersand(2021年製作の映画)

-

決めたりなんて
できないんだきっと
選択肢に見えても
それはただの

間違い探し
その一つ一つを
今もまだ憶えているのか

風になった
それでは
あまりにも不憫だと
誰かは言うだろう
僕はあえてでも
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恋は光(2022年製作の映画)

-

曲がり形にも
涙はまだ人肌で
優しくはないけれど
溺れさせたりはしない

心底不安がろうとも
どうせいつだってきっと
別状はない未来

笑ってしまったら
それまで
どう転ぼうが
奇跡には及ばないから
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

-

憧れがいつか
幸せに変態するなんて
過程を目の前に
奇跡と言えるのか

うずくまったままに
飛び立つような
イメージで

あれは輝きだった
眩しくて
直視はできなかったけれど
確かに光っては
心を軽く
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今はちょっと、ついてないだけ(2022年製作の映画)

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繰り返しの中で
ふと流れる
数える程もないような
僅かな淋しさ

忘れてしまうのが
常だとして
それすらも惜しいなんて

よく晴れた空
懐かしく
欲張りだからかな
落ち着かなくて
傘が要らないだけで
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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夜に紛れて
星は空を泳ぐ
沢山のうちの一個
誰も見ていないだろうと

信じなければ
なかったことにだって
できてしまうから

名前はつけない
多分知らない
綺麗だったらそれでいい
流れる雲の隙間に
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PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

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振り返る時には
もう多分
こちらを向いては
いないだろう

この瞬間を
掴まえられるのはきっと
恥ずかしい程の

Destiny
そう言って
可愛らしく笑って
いつも紛らわす
それでも
やっぱりそれし
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映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

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背なに愛を
瞳には勇気を
持ったところで
今日はもうおやすみ

揃えた靴も
辛うじて保つ
朝までは

故に
知らない
どう訊かれても
答えられない
信じてしまっただけ
何も
知らない
また問われても
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宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

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果てに向かえば
何処まで行けるだろう
知りたかった
世界とは何だった

見つめるとか
捜すよりも
ふと思い出すように

君と逢う
一番遠くて
思ったよりも近く
何度も何度でも
忘れては
また出逢う
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パレード(2024年製作の映画)

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歩き疲れることもなく
向かう場所も知れず
長い列の途中で見上げた
夜空に酔う

願ったのだって
言葉ではなく
思い出すその横顔

ふてぶてしく
それでも愛されたい
そう思っていた
節がある
照らすばか
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

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笑って
とは言わなかった
手の中のカメラ
覗く深い瞳

向かい合わせ
同じ顔で
何かしらをずっと待つ

これ以上は
きっと変わらない
誰もがそう思う
溜め息のバリエーションに
ちゃんと唆されるように
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死を告げる女(2022年製作の映画)

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割れた鏡に写る
一つ一つの私の中に
誰かが潜む
似ている筈なのに

それでも水面はまだ遠く
もがくよりも
力を抜いてしまったら

楽ではない
そうして
願うだけでは
変わらないから
浮く
取り敢えずで
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Drawing Days(2015年製作の映画)

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届かないと
知りながらも
その線は
果てを見つめる

重なる
消えそこなったら
またそこから

やめられる訳がない
それだけが
それっぽっちのことが
こんなにもまだ
心に巣食うと
愉しく笑っていても
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

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階段よりも高くへ
うたた寝よりも深くへ
変わっているようで
ただの空回り

背中には
草臥れた翼
やっぱり空は遠い

ならば
私はそれでも
飛んでみる
触れてみたい色が
そこにある
だから
私はこのま
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

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雲が多い
空を見ていた
なんとなく
ほっとするような

癖の中に
忘れてしまった
私が居たら

二人で逢いたい
いつでもいい
いつまででも話したい
懐かしいだけの
土産話よりも
一緒に驚きたいから
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

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純粋なほどに
涙は形を保てず
あふれるそばから
落ちてゆく

消えてくれればまだ
一つでも何か
悔やまれるのに

手を合わす
だからどうとか
ないのだけれども
やっぱり
そうしたいから
手を合わす
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

-

消えてしまうのは怖くない
ただどうしても
忘れられることがまだ
気に食わない

犯人は誰でもない
それでも
事件は確かに起こる

橋の上
流れるものばかり
目に入るから
こういう時には
よく目立つ
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非常宣言(2020年製作の映画)

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私は何を知る
あなたが何を知る
その目には
今、誰が浮かんでいる

悪夢を見るのだって
眠らなくては
始まらない

とんだ愛をくれたものだ
痛み分けにしては
多過ぎる余り
両手でも抱えきれない
返す言
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

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眺めるために
あるのではないと
知っている
それでも瞳は並ぶ水平線

波を待つ
背中が誰かに
似てくれば

ポレポレ
もう大丈夫
信じるまでもなく
きっと繋がる
やれやれ
もう大丈夫
感じるそのままが
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

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間違いから数えれば
もっと早く
辿り着いていたのかな
そんなことばかり

見上げなくても
そこには月
君を見ている

傾けた
その分だけ
追いかけてしまう
もう一度
消えてくれない
痛みまでも
抱えた
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

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消えない傷を
隠そうともせず
歩くことで
馴染ませてゆくように

ずっと大切だから
まだきっと
忘れられない

その声に
私は泣いてしまう
もう聴こえない
湿った息を
抱きしめることもない
道端の花束
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

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二人きりで
埋め尽くした部屋に
もう隙間なんて
ないと思っていた

開けたままの窓からは
面倒くさい風
埃ばかり舞い上がらせる

きらきら
西日を写しては
幻のように
惚けた瞬間へと変える
思い出とい
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サイド バイ サイド 隣にいる人(2023年製作の映画)

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青く晴れた空を前に
立ち尽くすばかりでは
涙だって出なくて
懐かしくもない

静かに落ちる
高ければ高いほどに
鮮やか

滴の色は
世界に染まる
透き通った光は
屈折を繰り返して
異なった形に変わる
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