ポルンガさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.1

ハリソン•フォードを観れるだけでも、この映画の価値があります。

役作りのための、走り込みやサイクリング等、映画俳優としてのプライドや意地を感じました。

内容は、王道ど真ん中で、みんなが楽しめる作品
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.4

ホラーサスペンスの傑作。

脚本がすごい。伏線の回収の仕方も、これから起きる不穏な感じの匂わせ方も、それに合わせた音楽も全てが完璧に近い。

こんなに違和感なく、ストレスなく、ホラーを楽しめたのは久し
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

4.0

若者の代弁者とも言われる、あの「ホールデン・コールフィールド」はどのようにして生まれたのか。

サリンジャーの内面の鏡であるようなホールデンは本当に魅力的なキャラクター。

何にも汚れていない子供を、
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.2

綺麗事抜きの青春映画の傑作。
朝井リョウの完璧なまでの高校生カーストの描写を見事に映像化している。原作を生かしつつも、変えるところは大胆に変えていて、原作ともまた違う唯一無二の『桐島、部活やめるってよ
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.7

シュワちゃん怖すぎ。

あんなストーカーいたら心折れる。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.9

間違いなく面白い映画だと思う。

でも、なんかモヤモヤを感じるそんな映画。

マルチバースの描き方や、パスタでの説明、そして最後の終わり方など良いシーンやジーンとくるシーンが多かった。

何がダメかと
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.7

圧倒的、映像の力を感じる映画。

海の中なのか、宇宙なのか、途中から分からなくなるほど壮大な映像に酔いしれる。

だけど、ストーリー自体はシンプルなヒーロー誕生もので目新しさはない。

海の映像フェチ
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.2

アリエルが黒人なのはありえない。という声を上げる人の多くは昔から原作が好きな人なんだと思う。原作通り実写してくれよという気持ちがあるのは分かる。

でもこの映画は、リトル・マーメイドの原作アニメを見て
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

この物語の中における「怪物」とは一体何なのか。

この問いに正解はないと思うが、「怪物」というのは登場人物全員であると感じた。これは、早織や保利や二人の子供というメインキャラクターだけではない。この映
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.4

娘がレイプされ、焼死体として見つかった悲惨な事件の犯人が見つからないことに対して、警察に苛立つ母親。

そんな警察の杜撰な捜査を変えようと、警察署長を非難するような3枚の広告を掲載する。

この映画は
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.2

誰よりも才能があって、卓球が大好きな星野。

才能があって、努力もできるがヒーローにはなれない月本。

才能があって、努力もできるが卓球が苦しい風間。

才能はないけど、誰よりも努力する佐久間。

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シカゴ(2002年製作の映画)

3.8

夢みがちな女がスターを目指す。

人殺しまでもショービジネスに変えるのがシカゴ。

法廷×ミュージカルという設定がいい。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.2

メディアとFBIにより無実の罪を着せられる。

過熱したメディアスクラムには本当に腹が立つし、最後の母親のスピーチには胸を打たれる。

みんなが憧れる職業を全うして欲しい。ただそれだけ。

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

4.0

アメリカという国の成り立ちを考えると、迫害、差別の歴史であることがよく分かる。

インディアン、魔女狩り、黒人、女性。

こんなに歴史のあるアメリカで迫害や差別を乗り越え全てを変える人物もいる。

おとななじみ(2023年製作の映画)

3.2

恋愛要素薄めの、コメディ映画です。

結構、笑えます。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.7

最後の表情すごい。

後、10年は観なくていいかもしれない。(褒めてる)

知ること、鑑賞することは、傷つくことだということがよく分かる。

人間は追い詰められると、糞を投げるというのも新たな発見でし
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

好きなものを真っ直ぐに信じる怖さ。

自分が人生の支えにしている作品を、周りが話題作りのために消費しているもどかしさ。

そして、同じ好きなものを共有できる嬉しさ。

色んな感情を刺激する要素がたくさ
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犬王(2021年製作の映画)

4.0

音楽が何よりもいい。

フェスのシーン、そして犬王の演出、当時の芸に生きる人間の本気が伝わるし、実際にもこのぐらいのクオリティだったのではと感じるほど。

松本大洋のキャラデザも湯浅監督にハズレはない
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ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.7

原作はスティーヴン・キング作品の中で、かなり好きな方に入るので、期待していたが、終わり方がイマイチかも。

トッドの狂気がもっと見えるような演出だと、個人的には良かった。

クルエラ(2021年製作の映画)

4.2

面白い。

クルエラの狂気と、エステラの夢に向かって努力する真っ直ぐさ。1人の人物が2つのキャラクターを演じているが、産みの親と、育ての親が違うことで見事に説得力を持たせている。

そして、悪役がとこ
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.6

とりあえず、ジョーズの目がかわいい。

サメをあえて使わずに、泳いでいる人間の足元を映すショットだったりを使うことで、恐怖を演出するなど、スピルバーグの手腕が見事。

サメ映画の金字塔です。

紅の豚(1992年製作の映画)

4.4

「カッコいいとは、こういうことさ。」

糸井重里のキャッチコピー通りの作品。

不器用で、不完全な、かっこよさがポルコの1番の魅力。

女性が飛行機を作るシーンが特にすき。

海がきこえる(1993年製作の映画)

3.5

りかこよ、お前子供すぎるだろ。

そんなツッコミをグッと押し殺してみると、面白い青春映画。

普通に観てると、りかこというヒロインの傍若無人っぷりに腹が立つ。

松野と杜崎の友情に焦点を当てて観るのが
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.4

小学生の頃に観た時は、イマイチピンと来なかったけど、10年が経ち見返してみると、グッとくるものがある。

飛行機を作るという夢に実直に突き進む、堀越二郎。戦争の時代だったからこそ、夢を見つけ追いかける
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ミスト(2007年製作の映画)

3.8

最善を尽くしたが、最悪の結果に終わる。

どんなことがあっても諦めなかった主人公が、ついに諦め4人を射殺する。

その後の2回の叫びは悲痛なもの。

原作と違う終わり方だが、映画版の方が好きかも。
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.8

「土から離れては生きられない」

そんな、宮崎駿の大きなテーマを改めて感じた映画です。

自然と共に生きること。神宮外苑再開発もそうだけど、今も昔もこれが何よりも難しい。

追記

吉祥寺プラザで鑑賞
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.2

すごい良かった。

現場で生まれた奇跡のようなシーンを、作品のために切り捨てる監督の覚悟。

映画作り、ひいては創作の要のようなことを教えてくれるそんな映画。

90分の尺も完璧です。