ポルンガさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.4

こんなピュアな恋愛感情を歳をとって抱くことができること自体が奇跡。

2人のもどかしい距離感も、夕食デート前の可愛い行動も全てが愛おしく感じてしまう。

あと、印象的だったのはラジオでのウクライナ戦争
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.2

一期一会のようで、そうではない。不思議なノマド的生活。

この映画のいいところは、徹底したリアリティだといえる。車上生活は、牧歌的で幻想的な生活では決してなく、お金や排泄、病気など不自由なことが多い。
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大学での出来事(2020年製作の映画)

3.8

ほぼ、ヒロインの寄りの画だけで何が起きてるのかを伝える挑戦的な演出がいい。観客としては、ヒロインの演技に集中してしまうし、集中することでより没入し、恐怖感を感じてしまう。

リアリティがありそうで、無
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宇宙兄弟#0(2014年製作の映画)

3.0

漫画の方が好きだなぁ

これは個人的な好みです。

アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.1

暴力の描き方には感嘆してしまう。

グロテスクなんだけど、どこかちょっと笑えるコメディ感もある。ラーメンに指が入る演出とか。

殺風景な絵になるシーンが多いのが、印象的。

レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

3.5

無人島に漂流してから、散策して、自分の足で、身体でこの島も向き合うところは好きだった。てか、そのまま80分やってもよかったのではないかと思う。

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

3.8

堺雅人いいなぁ

堤真一いいなぁ

滝藤賢一いいなぁ

新聞業界に憧れるきっかけにもなり、絶望するきっかけにもなるリアルな作品。

流石に、販売部との乱痴気騒ぎはやりすぎだと思うけど。

悠木の良くも
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ポニョはこうして生まれた。(2008年製作の映画)

4.2

宮崎駿を存分に感じることができる。

荒川さんの朴訥としたナレーションも聞いているうちにクセになってくる。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.6

主人公にあまり感情移入ができなかった。

全ての願い事が尊いものだという幻想と、おじいちゃんのみんなの前で楽器を演奏して歌を唄いたいという願いを王様に託す納得のできなさに躓いてしまう。

努力とかでど
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被害者が容疑者となるとき(2023年製作の映画)

4.0

性的暴力を受け、被害届を出したら、虚偽だと言われ容疑者になる。

こんなことがあったら、被害者が被害届を出すことを恐れるに決まっている。ただでさえ、性被害はセンシティブな問題なのに。

松本人志の件も
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

個人的には好きな映画。

平山の生き方は、日本人の美徳的な清貧をよく表していると思うし、実際にこう生きたいと思ってる人も多いのではないか。だからこそこの映画は魅力的なんだといえる。

同じような繰り返
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.8

平和の中に急に現れる“戦争”の描き方は抜群に上手い。

当時の子供達やその周りの大人がどんな視線で、考えで、戦争というものを捉えていたかがよく分かる。

過激な戦闘シーンはなくとも、ここまで戦争という
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(2023年製作の映画)

4.2

北野節全開。

ここまで、グロテスクで残忍なアクションや演出を全国上映で観れることの凄さを感じた。

最後の終わり方も大好きだし、織田信長のキャラクターが終始最高だった。

でてる役者全員がいい、端役
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.7

結局、あなたは血を選ぶ。

自分だったらどうするだろう。そんなことをボーッと考えてたら映画が終わった。

主人公の父親像に不快になるかも知れないけど、こんなの世の父親の中だったらトップ層。真剣に子供の
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.2

よかった。多幸感溢れる誰にでも勧められる映画。ミュージカルのクオリティもよくて、シャラメの歌が2時間聴けるのは贅沢。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

想像以上に人間の醜悪さに焦点が当てられていて、それでいてちゃんとグロいし怖い。

野沢雅子ボイス目玉オヤジと沢城ボイスの鬼太郎は世代じゃないから新鮮だった。

劇場に女性が沢山いて、鬼太郎のコンテンツ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.4

天才。カットも演出も脚本も素晴らしい。

とにかく、エイミーが怖すぎる。ずっと怖い。ほんと怖い。1番の被害者は、ニックかも知れないけど、エイミーの元彼のレイプ犯にされた人が可哀想すぎる。

最後、エイ
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リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ(2019年製作の映画)

4.5

かっこいいよ本当。リアムは、弱さを曝け出していて、繊細で、それでいて無邪気で、パフォーマンスは神々しい。

そりゃ、若者のファンも増えるよ。自分も例に漏れずその1人だからよく分かる。兄貴とはまた違う魅
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.4

好きだなぁ、この感じ。日本の夏の心象風景って感じがして最高です。父親との埋まりそうで絶対に埋まらない距離感も、嫁、姑の水面下での攻防も、色々と解像度が高すぎる。

あるあるな、上質なシュチュエーション
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.7

CGというか、画の煌びやかさがすごい。

けど、この画の派手さがだんだんくどくなってくる。

原作を読んでいる以上に、デイジー達の薄情さを感じられる点はいいと思った。

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.9

いいね。

アクションと音楽と、漫画の見開きの様な迫力のある映像と。

インド映画の凄さを痛感するし、その後の『RRR』の社会現象が決して偶然ではないのだと答え合わせをしているような感覚にもなった。

12th Fail(原題)(2023年製作の映画)

3.4

インドで見ました。字幕も何もないので、8割は理解できませんでした。

オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリーとしても非常に完成度の高い作品だと思う。

お互いが、お互いのことを意識し合い、時には勝ったと思い、負けたと思う。

そういう劣等感や、優越感の歪なバランスがoasisというバンドを偉
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.7

やっぱり熱量がすごい。

ツッコミたいとこも色々あるけど、そんな些細なことどうでもいいじゃんと言いたくなるほどの熱量と迫力。

さすがインド映画です。

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.6

ニューヨークの街並みはやっぱり絵になる。

いちサリンジャーファンとして映画をみていて、1番良かったのは主人公がサリンジャー作品を読んで笑うところ。

(2023年製作の映画)

3.8

良いとか、悪いとか、考えさせられるとか何を言っても陳腐に聞こえてしまう。

この映画を観て、何を思い、感じるのか。

個々人で真剣に考えるきっかけを与えてくれる映画は中々ない。

映画は作り物で、「障
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.2

大迫力のゴジラを大画面で観れるのは嬉しい。VFX技術の素晴らしさを存分に体感できた。また、音楽も素晴らしく、後半の盛り上がりは見事。

しかし、合間合間の人間ドラマが陳腐に感じてしまった。かなり嘘くさ
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

3.7

あんなに無邪気で優しかったアナキンはもういない。

恋愛の美しさと残酷さ。

皇帝に唆され、パドメを守りたい一心で闇堕ちしていくアナキンを観るのは辛い。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

206分の上映時間だけど、思ったより短く感じられた。けど、長いとは感じるのでそこはイマイチ。

史実を元に描いているから、展開のハラハラ感というものは特になく、淡々と進んでいく。連邦警察が来てやっと一
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.1

人に想像力がある限り、ディズニーの夢の世界は終わりません。

これからも、ずっと期待してます。

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.5

演劇として観ちゃう。

入子構造にハマっているのだろうか。

(2023年製作の映画)

3.9

ウェス•アンダーソンの映像表現に感嘆する。

カメラのパンとか、色合いとか、視線とか、演劇みたいに語りかける感じとかもう全部がセンスいいなって感じる。

『ハックルベリー•フィンの冒険』という小説でも
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.9

素晴らしい映像表現。

毎回、ここまでキャッチーで誰もが好きなれる歌を作れるのは流石としか言いようがない。

恋愛じゃなく、島のみんなのために自分の可能性を信じて旅立つヒロインがいい。

ディズニー1
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