paddさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ハッピー・ゴー・ラッキー(2007年製作の映画)

3.8

ポピーの躁状態のような天真爛漫さ、軽佻浮薄さは、いつしかこの現実の反映なのだと見えてくる。そうあらねば飲み込まれてしまう。見た目や雰囲気以上にシビアなものを描いていた。

イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

3.4

後半やっと盛り上がってくるけど、遅過ぎてダレるなぁ。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.4

標的に近づき殺すまでの細かな手順やノウハウなどは観てて面白い。
が、そもそも殺し屋としてあんな“弱点”を抱えているってことが、どうにも腑に落ちなかった。

ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

3.8

ドント・ウォーリー・ダーリンはこれが元ネタなのかな。こっちの方がじわっと怖いし、痛快なラストだった。良い。75年のオリジナルの方も観てみよう。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.7

良い短編を観た後のような気持ちになる長編。いい意味で。ルーシー可愛い。

俺たちスーパー・ポリティシャン めざせ下院議員!(2012年製作の映画)

3.7

笑いました。前半のマーティ家族が可愛過ぎる。アメリカの政治を壮大に皮肉っているが、向こうでは実際に似たようなことがいくらでもありそうだとも思える。

テリファー(2016年製作の映画)

3.3

人体破壊描写は気合が入っているので好きな人にはたまらないんだろうなぁ、と思うが、映画としての作りは下手だと思う。舞台となる建物の構造が全く分からない。

スラムドッグス(2023年製作の映画)

3.6

テッドノリ強めのトイストーリー3みたいな。下品で面白かった。レジーが可愛い過ぎる。

マイ・ブルー・ヘブン(1990年製作の映画)

3.5

ストーリーがイマイチ分かりにくいし、全体的にしょうもない映画だと思うが、でもオレは好きだなぁ、となってしまう。仕方ない。

ハネムーン(2014年製作の映画)

3.2

『フィアー・ストリート』のリー・ジャニアック作品ということで期待してたけど、これは残念だった…。

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.9

まさに神に祈ることしかできない絶望的なラスト。見事だなぁ。

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

3.3

なんかモヤモヤする作品だったなぁ…。
例えば、黒澤明の『野良犬』みたいに、犯人とそれを追う刑事をもっとはっきり対比して描くとかすると良かったのでは、と思ったり。

コカコーラ・キッド(1985年製作の映画)

3.7

マカヴェイエフこんな可愛いらしい映画撮ってたのか。テリーとDMZの母娘がすごく良い。

ヴァンパイア/最期の聖戦(1998年製作の映画)

4.0

あまり期待してなかったけど、殺伐としてて狂ってて、めちゃくちゃ面白い。ジェームズ・ウッズとダニエル・ボールドウィンのならず者感がハンパない。ラストのセリフが酷すぎる!

フランティック(1988年製作の映画)

3.5

この時期のハリソン・フォードはマジでカッコいいなぁ…としみじみ思ってしまう。意外とマヌケな役だが。

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.0

傑作。サリー・ホーキンス、めちゃくちゃいい。
亡き者の尊厳の回復という点で尊いと同時に、誰にも理解されないけれど自分にとっては切実なこと、というその極々パーソナルな出発点がいい。グッときた。

ルチオ・フルチのザ・サイキック(1977年製作の映画)

3.7

面白かった。ホラーというよりはミステリー・スリラーという感じ。凝った筋書きで楽しい。

デモニック(2021年製作の映画)

3.6

やっと観れた。ブロムカンプのこういう奇想、アイデアやはり好きだなー。どんどん突き詰めていってほしい。

黙秘(1995年製作の映画)

3.7

ドロレスとセリーナももちろん良いのだが、女主人ヴェラのキャラクターが地味ながら良かったな。人生のままならなさを想う。

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.8

どこにでも行けそうでどこにも行けない、このどん詰まったアメリカの風景。めちゃくちゃ良い。空が晴れやかであればあるほど、気持ちがどんよりする。

デンジャラス・プリズン ー牢獄の処刑人ー(2017年製作の映画)

3.8

非現実的だな〜と呆れつつも、ぐんぐん惹き込まれてしまう。クレイグ・ザラー映画、面白いなー。

エクリプス(2017年製作の映画)

3.6

ブラック・サンのシスターはあんまり関与しないんだな、もうちょっと出てきてほしかった気持ち。
映像のセンスはやはり良いな。これ見よがしじゃなく抑制しつつ。あと、ブラック〜の時も思ったが子どもたちの演出が
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ブラックサン(2023年製作の映画)

3.7

『エクリプス』っていう作品の前日譚的な話なんだな。後半もっとテンション上げていってもいいと思うが、総じて面白かった。センスを感じる。前作も観てみよう。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.7

殺しのプロとも言えないような輩がけっこう杜撰に行き当たりばったりで犯行に及んでいく姿が、相手への尊厳なんか1ミリも気にしていないことを表していた。罪深い。

ハロウィン(1978年製作の映画)

3.7

現代的な視点で観るとかなりストーリー展開が遅いと思うんだけど、それが逆に、来るべき瞬間がずーっと引き伸ばされているが故の居心地の悪さ、緊張感を生み出している。
『要塞警察』もそうだけど、なんかとても不
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サムシング・ワイルド(1986年製作の映画)

3.8

ジョナサン・デミは生粋のニューヨーカーなんだろうか、音楽の選曲とか街の感じがとてもシャレててシビれる。そして、中盤から出てくる若かりしレイ・リオッタの存在感が最高だ。

男の敵(1935年製作の映画)

3.8

ジポのキャラクターがなんとも言えず良い。最初は、腕っぷしの強い大酒飲みの愚か者として登場するが、いつしか社会から見捨てられ、このようにしか生きられない男としても見えてくる。その哀しく愚かな生き様…。>>続きを読む

誰も助けてくれない(2023年製作の映画)

3.6

途中までの終わりの見えないどうしょうもない絶望感、好きだったな。後半はもっと『アナイアレイション』みたいに意味分からない方向に突き進んだらいいと思う。

湿地(2006年製作の映画)

3.6

90分台でタイトにまとめていて、なかなか良い。特捜部Qを彷彿とさせる感じの悪い中年刑事が主役で、北欧ミステリの暗さを堪能。

サイレント・ランニング(1972年製作の映画)

3.9

もはや信じるに値するものは人間以外のものしかないという、この深い諦念と絶望。分かるよ……分かる……でも、それでも…それでも…オレたちは……という気持ち…。