これはあまり上手くいってないと思うなぁ…。リブート前三作はかなり好きだったので残念な気持ち…。
今更ながら初見。ぼんやりとイメージしてたより10倍ぐらいバイオレンスでクラクラする。ヴァーホーヴェン、凄まじい…。メインタイトルがダサ過ぎて笑った。
予告編を観て「良さそうだな」と思ったがこれほどとは思わなかった。脚本が素晴らし過ぎる。連続殺人鬼もので、こういう展開をするものを観たことがない。驚いた。
あと、個人的に「難解な事件にのめり込み人生丸>>続きを読む
スペイン版『特捜部Q』的な雰囲気もあって、なかなか良かった。結構シンプルな筋立てなので、もうちょい複雑でも良いかも。
チャーミングで滑稽でグロテスクな不条理劇。ドラマ『ダーク』の印象が強いオリバー・マスッチ、顔ヂカラが強くて良い。オスカー・レーラー作品としてはちょっとコミカル過ぎて、個人的には物足りない気持ち。『生き>>続きを読む
ファーストカットで流れる石橋英子の音楽が素晴らしい。ピリピリしてる金髪の男の雰囲気が好きだったけど、あまり出てこなくて残念。
この軽やかさ。ねちっこい鬱々とした現代人の自分には、こういう流れるように刹那的に消え去っていくような青春が眩しい。撮影や編集も瑞々しくて良かった。冷蔵庫のCM撮影中に、窓の外から覗く大量のギャラリー(>>続きを読む
デシーカのコメディタッチの作品は個人的にあまり観たことないので新鮮だった。ワイルダーやギトリ作品ような小気味良さと展開の面白さ。院長の厳しさの裏にある人情味にグッときた。ヒロインのアドリアーナ・ベネッ>>続きを読む
前回同様うまくミスリーディングしつつ、緊張感を保ちながら進み、惹き込まれる。テンポが早いので後からよくよく考えるとちょっとおかしい展開もあるけど、まあいいか、という感じ。
いい映画だとは思うが、個人的にはあまり好きじゃないし面白くない。破綻しないよう安全圏で作ってるというか、驚きや逸脱、よく分からない飛躍とかそういうのが足りない。何かの学習教材みたいな感じ。
ジェイミーたちキャスト陣はかわいいし楽しめたけど、なんかイマイチ緊張感、スリリングに欠ける。なんでだろう。
どちらを向いても絶望しかないような話でこういうの個人的に好きだしとても良い出来だと思うんだけど、でもやっぱりこのラストからが本番なんじゃないか?と思っちゃうな。まあ、好みの問題か。
途中までアブグレイブのことかと思って観ていたら、それとはまた別の拷問事件のことだと気づき、唖然とした。状況によってエスカレートする人間の暴力、心底恐ろしい。
新しい膝を得たヴァルの動きに笑う。あとカーネル・サンダースの髭のくだり。
話はちょっと釈然としない展開もあるが、スティーブ・マーティンとマーティン・ショートの若かりし頃の2ショットに、『マーダーズ・イン・ビルディング』などの近作でもずっと一緒にモノ作ってて本当にこの二人は仲>>続きを読む
ザック・エフロンの体作りと繊細な演技、素晴らしかった。
観る前に想像していたような、セッション的なスパルタ描写はほとんどなく、代わりに助けを求める息子たちを徹底して突き放す、両親の冷淡さが強く印象に残>>続きを読む
もの凄く久々な観賞。全編通して緊張感があって悲痛で最後ちょっと甘っちょろくて、めちゃくちゃ良い。役者陣も最高。
このどん詰まった世界において“それで、お前はどうしたいんだ?”という極めて素朴な問いかけ>>続きを読む
昔観た時にも感じたが、男たち特にこの健次像の受け入れ難い情けなさ。こんなしょっぱい男だったのかよ……という残念感がすごい。上手くやれば『インディアン・ランナー』みたいな傑作になったんじゃないかなぁ……>>続きを読む
前作よりちょっと推理が雑だけど、やはりスティーブ・マーティンのクルーゾー警部は可愛い。どことなくMr.ビーンっぽさもある。
あー、面白い。マシュー・ボーンのこの“軽み”大好きだなぁ。ダンスシーン、リフトアップの最中上下で見つめ合う二人の切り返しとか、こんなアホなショット誰も撮らないだろ…って半ば呆れながらもグッときてしまう>>続きを読む
ファーストカットからバカバカしくて吹き出してしまう。ビンの蓋のようにくるくると頭の蓋を回して締めるのが狂っててヤバかった。
めちゃくちゃ笑った。人気俳優に出演を拒否されたから気づかれずにゲリラ撮影しよう、というアイデアが秀逸。意味分からないセリフを発しながら近づいてくる輩に恐怖し、錯乱していくエディ・マーフィが気の毒過ぎて>>続きを読む
抑圧が欲望を喚起するっていう。雰囲気は面白げなんだけど、人物がちょっと薄っぺらい気がした。特に、ケロッグ博士はもっと掘り下げてほしい。
オリジナルの用心棒の方でも思ったけど、離れの詰所に飛び込んで見張りのならず者たちを皆殺しにする場面が、何とも言えず非情で殺伐としてて「この人怖…」ってなる。
ビリー役のデヴィッド・ブラッドリーがすごく良いし、ヨークシャーの寂れてるが美しい風景も絶品。しかし、こうはならないで……と願っていたラストになってしまい、とても気持ちが沈む…。
学校の描写がけっこう多>>続きを読む
とても哀しいが、めちゃくちゃ良かった。誰にどこにぶつけていいかも分からないフランキーの内なる怒り。まだ自分で“答え”を出していないのに、外堀をどんどん埋められていくような焦燥感と恐怖。自傷のような暴力>>続きを読む
殺伐とした無慈悲過ぎる未来社会。主人公の刑事ソーンが清廉潔白でもなく俗物なところがいい。ソルとの絆も擬似親子的な関係なんだろうか、渋かった。エドワード・G・ロビンソンの遺作とのこと。
貧乏人が食い物に>>続きを読む
マイケルの静かに狂ってる感じ(草原に佇む馬鹿でかい墓)が、ポール・シュレイダー脚本っぽい。若々しいジョン・リスゴーが新鮮。撮影がジグモンド。
飽きずに観れたのでそれは良いんだけれど、改めて考えるとこれほど回りくどいやり方をする動機がよく分からないし、この軍隊はいろいろ杜撰過ぎるな…と思いました。