mszさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.2

えぐられた
どうかこの先、世界に絶望などせずに生きてほしいと願うばかり
ジャンヌがもしかしたら誰よりも大人なのかもしれない

うみべの女の子(2021年製作の映画)

2.5

浅野いにお原作は読めてないのですが
自分が最も嫌悪する女の子が凝縮されていてずっとイライラするし吐きそうでした
言動も行動も表情も全てが嫌いだった(石川瑠華子ちゃんの表現力すごすぎる…)
演者さんが皆
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

4.2

喰らった
we margielaよりよかった。
マルタン・マルジェラの語りを聞くことができるなんて、すごいもんを観ている、というきもちだった。
幼少期の頃のエピソードや作品(ですよねもはや立派な)がめ
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.3

ホリガイは自分と程遠い人間であるけれど、ある部分で自分ととても近く、そのちょっとした重なりの部分のことばや感覚が刺さって苦しかった。
イノギさんのような友達(以上なのかもしれませんが)の有無は、人生に
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

静かで淡々としているけど
表情や間の持つ力を感じる。
音楽も良い。
ユンスさんがずっといいんだよなー。
女のいない男たちを読んでから観たので、シェエラザードのエピソードが冒頭できて混乱してしまったけど
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.5

美しかった。
見切れる人物までファッションもヘアスタイルもかわいいの強い。
イタリア映画みたいな紅く燃える恋愛とまた違う、フランス映画の青い炎のような静かに激しくのめりこむ恋愛、自分の人生には訪れない
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.5

流石に高校生の青春映画は刺さんないだろ〜〜そもそも苦手ジャンルだわ〜
と思いながらも、主題歌がCody・Lee(李)であること、金子大地くんが好きなこともあって観に行き、たしかに中盤過ぎまで、あーハイ
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デッドマン(1995年製作の映画)

3.4

わたしにはところどころグロくてウッ…となってしまったが、シブい音楽、流れるような映像、ワンカットワンカットが写真展で飾られていそうなほど素敵

繰り返される"タバコはあるか?"の本当に持つ意味は何だっ
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.8

ジャームッシュレトロスペクティヴ5本目。
もはやファンタジー的な面白さある。

ジャンプスーツにコンバース、かわいいな〜。真似したい(刑務所のは困るけど笑

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.0

好きな男の子とデートで行ったバーとかで流れてたら気持ち良いくらいの洒落感と気怠さ
と思ったら落ちて終わった…
ティモシーシャラメ美しすぎる
ポップコーンとジュースの画面切り替えのところ視覚的にきゅんと
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花様年華(2000年製作の映画)

3.9

気品のある人間、無性に色気を感じてしまう。
直接的な表現など一つもないのに、視線のやりとりや躊躇いの間、声音、指の動き、その全てに気品が溢れていてとっても色っぽい。
色味、カメラワーク、音楽、全てにお
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.5

おもしろい、とは違うな、おかしみがある、と言う感じ?
工藤由貴がひたすらに可愛い。

世界はひとつ!なんて大層なことではなくて、でもどこかの知らない誰かが自分と同じ時間軸を生きていて、実はどこかで交わ
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.0

頭からおしりまでずーっと絵面も音楽もかっこよくて、それだけで最高だった。
誰のことも傷つけずにくすっと笑わせてくるセンス、良い。
ホットドッグ屋さんのワンシーン、だいすきだな。

太陽を掴め(2016年製作の映画)

1.5

ストーリーは小っ恥ずかしくてしらけすぎてまともに見てられなかった
吉村界人くんのビジュアルが良いのと、浅香航大くんが色っぽすぎるのと、岸井ゆきのちゃんの絶妙なクソめんどい女感が良かった

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

こんなに良かったっけ…?って終始新鮮な気持ちで観た。
タバコとコーヒーとおしゃべり(噛み合ってないけど)の相性たるや。
なんのドラマも感動もなく、でも全部どこか同じ並行世界で起こっているに違いない日常
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.0

わかる、わかるよ、このだらだらとした空気、欲望の交錯する視線のやりとり、意味のない会話、しょうもない駆け引き、夏の湿度、薄い朝
わかるんだけど……………
違う精神状態の時に観たらたぶんとってもハマっ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

ジム・ジャームッシュの好きなところが詰まってる。
どこを切り取っても、静止画として見ても画として抜群に良い。そういう映画、大好き。
ストーリー的にはNYが一番好きかな。
あとはチェーンスモーカーのウィ
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.2

こんなもん、なんぼあってもいいですからね
ラブコメ、最強!と思わせてくれる映画

アジアの天使(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

石井さんの描く人間はいつもリアリティがあって、優しい。
何度か出てくる、"必要なのはいつも相互理解だ"という剛の台詞が、全編を通してやりとりの根底に組み込まれていて良かった。
日韓関係は在日韓国人であ
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ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.5

深夜に流し見推奨
レベルウィルソンが出てるラブコメだいたいおもろい

“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

2.0

女子のキャンキャン喚きがダメすぎて中盤から気持ちが落ちた…
ところを森山未來と村上虹郎に救われた、以上

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.5

セックスする、食べる、寝る
人間とはこんなにシンプルか、と思うほど本能と欲求に忠実なふたり
小賢しく色々考えて回り道する自分とかけ離れているからこそなんか許せた
愛とか恋とかもはや美しい(面倒な?)プ
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くれなずめ(2021年製作の映画)

4.0

"コント、最高!!!"

最終、ストーリーがどうこう、オチがどうこう、とかはもはやわたしにとってはどうでも良かった。
見逃してしまうようなしょうもない一瞬一瞬、でもそのどうしようもなく愛しい瞬間たちが
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台風家族(2019年製作の映画)

3.0

あら〜きれいにまとまっちゃった〜〜ってズコーとなったけども
愛のある"最低"は、良いね

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

観ず嫌いしててごめんなさい
もはやエヴァで最高
かっこいい、フォント神、ばつんとした場面転換イカしてる、アニメ風なのっぺり早口ブワワワな演技も良い
第二形態キモすぎる
ダン!ダン!ダンダン!で昂る心は
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

2.5

ケイラよりもお父さんの方に感情移入してしまって大人になっちゃったなぁ…と少し寂しくなったりなんかした

万歳!ここは愛の道(2019年製作の映画)

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愛とは凄惨なものだ

あまりにも凄惨で、もう誰のことも愛したくないし誰からも愛されたくないと思った
ずっと不安で、ずっと吐き気がして、ずっとしんどかった

この映画を表す言葉が見当たらない
感情が引き
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街の上で(2019年製作の映画)

4.2

わたしたちとわたしたちの街のための映画

たぶん半径50メートルで昔に、今に、未来に、起こった/起こってる/起こり得る、そんな日常のものがたり
なんてことない会話、なんてことない風景、それのひとつひと
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

人間讃歌。
でもこの世界が本当にすばらしいのかわたしには分からない。
自分には見えてない/見えない世界を見せてもらった気持ちがした
普通に真っ当な人間であることと、純粋な人間であることはイコールじゃな
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

2.5

程よい。

誰かにとっての普通は誰かにとってみたらまともじゃない、逆も然り。
『君にとっての"普通"は諦めるための口実なのか』
みたいな台詞、うぐぐ…ってなっちゃった
彼女との会話には意味なんてなくて
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.1

"東京は棲み分けられているから
違う階層の人には出逢わないんだよ"

女の子なら(という言い方は適切でないかもしれないけれどあえて言う)きっと誰でも感じたことのあるような違和感や細かな感情が、階層の違
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三月のライオン デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.7

"観る"映画
セリフの少なさ故に、その余白を映像で楽しむという感じ。

アイスキャンディー、瓶のコーラ、はみ出るリップ、揺れるスカート、真っ赤なハイヒール、ばってんのサスペンダー、新宿の雑踏、丸いラン
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