うさぎの森大臣さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.5

名作の名前が沢山出てきて観てみたくなったなあ。

自分を救ってくれた人のことを人は案外ずっと覚えてるのよね。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

私は自分が女であるということをおそらく人よりも強く自覚している。だからこそ、暴力的な男性性から支配されている女性に強く憐憫を掛けるし、道徳的に間違った手段であろうとそこから自立しようとする女性を無条件>>続きを読む

あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.6

女は好きな男の前では赤ん坊になってしまうのだ

苦手な映画のジャンルだろうな〜と思いながら見始めたけど、なかなか面白かった。

うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.3

小梅が新しい彼氏に「私に期待しないでね」って伝えるのすごく共感した。人からの期待ってすごく重荷だし負担。期待を裏切られた人間って攻撃的になることが多いしね。誰からも期待されずに生きたい。


磯部のキ
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

2.9

前半の構成はかなり好き!大学教授とか怪しい祓い師のキャラも良い。
その辺りが殺されてから一気に興味をなくしてしまった

元祖貞子のミステリー要素が強いところが好きだったから、大学教授にもっと理論的に解
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十九歳の地図(1979年製作の映画)

3.8

どういう具合に生きていったらいいのか

醜いカサブタだらけのマリア様

はっとするようなセリフが多かった

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.0

こっわい、、、。これが家族愛の良い話として世間に受け入れられてるのが怖い。毒親(主に母親)とヤングケアラーの話だった。
子供が望む夢を自分たちが困るからという理由だけで反対する親。最後はみんなでハッピ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

号泣スプラッター純愛映画。

大人向けという噂は聞きつつも、結局は子供向けアニメのゲゲゲの鬼太郎でしょ。と思っていた。これはすごい!ここまで大人向けに振り切れるとは。
残酷描写がすごくビックリしている
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愛を乞うひと(1998年製作の映画)

3.7

悔やんでも悔やみきれない過去のことを素直に謝れるほど人間は強くないのだ

原田美枝子さんの演技が素晴らしい

去っていく旦那の後ろ姿に怖いよと泣くシーンが胸に刺さった

こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.2

あらすじが詐欺すぎる!ハートフル映画では微塵もありません!


周囲の人の苦労や苛立ちの方に共感した。こちらが理解しようとしてもあみ子はこちらを理解してくれない。そのコミュニケーションはどれだけ辛いだ
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あのこと(2021年製作の映画)

3.8

妊娠における女性の負担が男性に比べて大きすぎるのは昔から言われてきたことだ。中絶でさえ身体への悪影響が大きいのに、それさえ禁止とは。私は人生を犠牲にしてまで出産はするべきではないと思っている。虐待や貧>>続きを読む

茶飲友達(2022年製作の映画)

3.5

警察の取り調べでは老人の孤独につけ込んで…みたいな言われようだったけどそこは問題では無いよね。そんなこと言ったら世の中の全てのサービス業はそうだから。孤独につけ込んだわけではなく、需要があったから供給>>続きを読む

あんにょん由美香(2009年製作の映画)

3.1

監督失格で由美香に惚れ、今作を視聴。
監督失格では由美香自身にスポットライトを当てたものだったが、今回は周囲の人間から由美香のシルエットをうつしていくものだった。そのため由美香までの距離を遠く感じ、監
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.4

クルド人問題についての動画を見たばかりだったので問題点がわかりやすかった。

父親が送還された後の子供たちはどうなるのかな?サーリャは大学進学は難しいだろうな。サーリャが就職して姉弟達を養うのだろうか
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監督失格(2011年製作の映画)

5.0

由美香の美しさに酔いそうになった。不安定で自分勝手でどうしようもなく魅力的で。まさにファム・ファタール。


様々なことに巻き込まれることもあったと思うが、彼女を愛している人はたくさん居た。それでもや
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.4

思い出を遡るのは海に潜るみたいだ。ぼんやりとしか思い出せないし、思い出に溺れそうにもなる。それでも現実は続いていくのだ。嫌になるぐらい。


思い出に浸るという表現は、水に関する言葉であるはずの浸るが
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海炭市叙景(2010年製作の映画)

3.2

暗いなー暗い!話も暗ければ画面も暗い!
観るタイミングが違ければ大好きな映画になっていたかもしれない。今はこの映画を観るには元気すぎた。

アパートメント:143(2011年製作の映画)

3.5

聖なる日にホラー映画☪️

大好きPOVホラー!家大破壊!なんでホラーって全体的に評価低くなりがちなんだろう?ホラーだけは評価が3点を下回ってても面白い作品が多い。なかなかの面白さでした。

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.7

トヨエツ老けたなー!なのに仕草と声の色気が半端ない🥲❤️トヨエツ程、一人称の僕が似合うひとはいないよ。


自分がなにかいいものに思えてくる。そう思わせてくれる人に出会えたなら人生幸せなのね。

めがね(2007年製作の映画)

3.0

ほのぼのかもめ食堂第2弾!
たそがれ方が分からない主人公。
私もただ景色を眺めるということがとても苦手で、なにかしてないと落ち着かない性格。別に直したいと思ったこともないけど、黄昏れられたら人生のんび
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.8

私たちはもう自分が何者にもなれないことを知ってしまったし、堅実こそが1番だと思うようになってしまった。けどあの時こそは自分は万能だったのだ。人生の中でたった数年だけのボーナスタイム。

はしゃぐ彼らを
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総理の夫(2021年製作の映画)

3.1

自分のキャリアにとって最も大切な時期に避妊をしていなかったということ?40歳という年齢だから妊娠しないと考えていたにしろ、閉経を迎えたわけではないのに浅はかすぎる。妊娠してもキャリアが途切れない社会は>>続きを読む

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.3

作業しながら鑑賞

「お金お金言うな!」と言う人ほどお金にうるさいのよ。他人に何かを求めるということは常に対価がつきまとう。反対に言えば、対価を支払えば得られるものが多い。そういう世界でよかったと私は
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裸足の季節(2015年製作の映画)

3.5

憧れの街イスタンブールへ

叔母さんがテレビを見られなくするため停電を起こすシーンが好き。

映画後半から閉塞感で見ているこちらが吐きそうになる。望まぬ結婚から逃れるため自殺したエジェを忘れられない。
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.9

クリスマス映画

きよしこの夜

ハナちゃんの教養の深さが好き。私も俳句が詠めるようになりたい。

今敏監督の作品がこれ以上増えないと思うと悲しい。

パプリカ(2006年製作の映画)

3.9

分かるようで分からない。分かろうとしている間にストーリーが進行していく。分かりたいと思うけれど、分かったらこちらの精神世界が壊れてしまうような、そんな怖さ。