『青春墓場』の奥田庸介監督作品。
2017年渋谷センター街の夏。よく撮影許可が下りたなあ。
主役の大西信満の感情を押し殺した表情と突発的な振る舞い。渋川清彦の本業にしか見えない安定した演技。
こん>>続きを読む
ダ・ヴィンチの幻の作品を巡る美術界のミステリーいやドキュメンタリー。
私も絵を何点か所有しているからわかるけど、絵画を購入する人には、絵が好きで小さな画廊で作品を購入する人、デパートの画廊の権威を信>>続きを読む
江戸時代、名家から医師に嫁いだ嫁役の若尾文子と姑役の高峰秀子。二人の間で医学の修練を積む華岡青洲役の市川雷蔵。
昭和42年99分増村保造監督作品。
林光先生の抑えた旋律の劇伴が、嫁と姑の静かな争いに>>続きを読む
大手プロダクションの臭いのしない濃い役者達が繰り広げる暴力とそこはかとない可笑しさと人情味が交錯する何だか目が離せない作品。
軽々しく感想が述べられない。
ただ暴力の痛みはある。
監督の本作のイン>>続きを読む
西城秀樹と中村嘉葎雄の刑事コンビが、大企業の社長の殺人事件に挑む。これぞエジプトロケと言わんばかりのピラミッドや、スフィンクスに負けない?ちあきなおみ扮する社長夫人の異様な迫力は一見の価値あり。
西>>続きを読む
坂本龍一さんの一周忌NHK BS
1942年ジャワ島の日本軍の捕虜収容所での出来事。今風の言い方をすればハラスメントだらけの狂気の日常。
暴力シーンが多いのに血がほとんど流れないのが不自然だし、>>続きを読む
ボストンの刑務所に服役中のジョン・トラヴォルタ扮するレイ。彼は贋作専門の画家だった。末期ガンの一人息子の世話をするため、悪者に多額の借金をして仮出所した。
怒りと悲しみを秘めて眉間に皺の寄ったレイ。>>続きを読む
マーチン・スコセッシ監督ロバート・デ・ニーロ主演ジョー・ペシ、シャロン・ストーン共演、カジノの実録犯罪小説に基づく三時間の大作、再鑑賞。
ムービープラス副音声解説を一部紹介。
マフィア関係でロケの>>続きを読む
ロバート・レッドフォードが才能に恵まれたプロ野球選手を演じるベタな感動もの。
ナチュラル=天才
努力しなくても結果を残せて羨ましい。
ロバート・レッドフォードだから許せる圧巻の結末。
NHK BS
下品この上ない台詞を延々と犬達に喋らせる。しかも口元みるとちゃんと英語の発音に合わせてthの発音も舌先を上の歯に滑らせてる。
飼い主に捨てられ、復讐を誓う野良犬レニーと仲間達。
カワイイ犬はたくさん出>>続きを読む
私の知ってる少年サンデー連載及びテレビアニメの『うる星やつら』は健全な学園ラブコメだったが、本作は別物。でも別物として片付けていいのだろうか?
今日見たテレビでデザイナーのコシノジュンコさんが「もの>>続きを読む
15歳のビリーは長いカーリーヘアの似合う女の子。11歳の弟のニコと、アル中の父と共に貧しい中ひたむきに生きる。
二人は監督の実子で、生き生きと演じる姿をモノクロで詩情豊かにカメラが追う。
人物の顔>>続きを読む
70年代後半イギリスでパンクムーブメントが席巻する背景に人種差別反対運動があったとは!セックス・ピストルズのジャケットのデザインと呼応する切り貼りのレイアウトの機関紙が運動を拡散する元というのが手作り>>続きを読む
ケリー・ライカート監督のデビュー作。原題はフロリダの雑草が拡がる原野。
乾いたフロリダの風景、
カッコ悪い主人公達、
自堕落な展開、
映画を物語の消費と認識すると、本作はつまらないだろう。
でも>>続きを読む
アメリカ、オレゴンで二人の旧友と一匹の犬が、山中でキャンプをし、温泉を目指す。71分のロードムービー。
犬の名はルーシー!昨日の『ウェンディ&ルーシー』のルーシーに違いない🙂
まもなく父親になるマ>>続きを読む
ウェンディという女性がルーシーという飼い犬とアラスカに向かう途中オレゴンに立ち寄る。
カメラは冷徹に彼女の空回りの人生を記録する。厳しい社会の現実に直面し、もがくウェンディ。主演のミシェル・ウィリア>>続きを読む
ドイツの病院で余命宣告をされた二人の若者が、死ぬ前に海を見ようと旅に出る痛快なコメディー。
光が黄ばんでて色気のある映像。きっと光は生の暗喩で、末期の二人を照らすようだった。私達が肉眼で日常接する光>>続きを読む
陶芸家がアトリエで作品を制作する過程を描写する。地味だけど引き込まれる。
一時期画廊巡りが好きで、友人の画家のオープニングパーティーにもよく顔を出してたので懐かしかった。
登場人物達のくせのある存>>続きを読む
パリで貧乏な芸術家の中年男三人組が助け合う。『俺たちの旅』を吉祥寺からパリに移して熟成したと言うと大げさかな?
ちょっとした場面でも琴線に触れる仕掛けがある。役者の表情、予期せぬ展開、劇伴、何気ない>>続きを読む
不良少女役高峰秀子の更生を描いた戦中の教育映画。脚本の黒川慎は若き日の黒澤明、助監督、市川昆。1943年93分。
戦中の街並みの看板に「戦い抜こう大東亜戦争」とか本屋の「我が闘争」の大看板が映った。>>続きを読む
ヒロインのペギー・スーを演じるキャスリーン・ターナーが25年前の女子高生に戻るタイム・スリップもの。
彼女が『不適切にもほどがある』の阿部サダオとダブって見えた。タイム・スリップしても同一人物にしか見>>続きを読む
ピエール・エテックスの1965年長編『健康でさえあれば』の一部を1971年に短編に再編集14分。
今流行りのソロキャンプを予見したかのようで斬新😃さらに驚きの展開が😮
ピエール・エテックス監督、脚本、主演アカデミー賞最優秀短編実写映画賞受賞1962年フランス13分。
モノクロの60年代パリの雑踏にクラシックカーが大量に縦列駐車している時点で喜劇の予感😊結婚記念日に>>続きを読む
『ほくの叔父さん』のポスターで知られるマルチアーチスト、ピエール・エテックスとジャン=クロード・カリエールの共同監督、脚本、ピエール・エテックス主演のセリフのない短編喜劇1961年フランス12分。>>続きを読む
不敵な面構えの男達のリーダーらしき男の最初のセリフから、持ってかれた。全員名前がフランク😆市街地で繰り広げるナンセンスの宝庫1985年80分。
仕事もせず、贅沢に無駄な時間を仲間達と過ごす無軌道な日>>続きを読む
アキ・カウリスマキがハムレットを会社役員風にアレンジ。1987年、86分。モノクロフィルムのデジタルリマスタリングが効いているせいか、ワイシャツや顔に当たる光の白や、影、執務室の重厚な黒のクッキリ感、>>続きを読む
1949年円谷英二の特撮による透明人間。戦後4年で復興の息吹きを感じる。
制作の苦労の滲み出る透明人間の所作と、誰もいないのに透明人間に恐れをなす役者の演技が融合して織りなす怪奇サスペンス。
戦後>>続きを読む
ハンガリーの工場で働く43歳のヒロイン、カタは、妻子ある男とつきあい、子供が欲しいとせがむが断られる。ある日彼女の家に、両親と不仲で寄宿学校で生活するアンナが訪ねる。1975年88分。
カタの鋭い眼>>続きを読む
1998年モノクロフィルムのアキ・カウリスマキ監督の無声映画77分。原題『ユハ』は主人公の素朴な農民の名前。U-NEXTが今月監督作品を六作品追加😀
サイレントを補うに充分な劇伴が登場人物の心情を上>>続きを読む
本物の空手師範の方々の演武は重量感が伝わる見事なものだったが、物語が余りに陳腐。
憲兵隊や悪党の安っぽさはギャグのようで、往年の角さん(大和田伸也さん)には仕事を選んで欲しかった。
犬好き号泣必至の短編傑作🥲
吠え方を忘れた犬の再生の物語。
アイルランドの長閑な自然と家族の交流の中で、主役のワンコの存在感が、魂を揺さぶります😌
わが家の二代目の雑種の子犬は、ワンコがか弱い声で>>続きを読む
泥棒三人組が侵入した家は、退役軍人のお爺さんの家だった。
ハラハラドキドキのスリラーで、物語の展開がよく練られて感心しました、時々胸糞でしたが😅
ミシガン州デトロイトの寂れた全景からズームインする>>続きを読む
江口洋介と原田芳雄の二人組の刑事が猟奇的な殺人事件に挑む。2000年作。グロの描写が90年代後半の『羊たちの沈黙』、『セブン』、『キュア』を思い起こす😌
江口洋介の端正な顔立ちと原田芳雄の武骨さ、颯>>続きを読む
鹿児島で漁を営む老夫婦を高倉健と田中裕子が慎ましく演じる夫婦の愛の物語と、特攻隊員を偲ぶ昭和のモノトーンが、日本の現在と過去を織りなす。
飛び交うカモメを背景に漁船で言葉を交わす二人のシーンとかよく>>続きを読む
1973年公開時に全米の映画館で失神する人が続出。社会現象となり、その後のホラー作品の口火を切った名作。
恐怖を招く異常な事象が次々と発生する。
事態を打開するために様々な手を打つ。
それらの過程が>>続きを読む
北九州浅野組の浅野匠組長を演じる高倉健の元、大石専務役の片岡千恵蔵以下47人の部下にサニー千葉、梅宮辰夫ら、敵役の吉良興行の吉良高之助に安部徹、さらに鶴田浩二、山村聡、丹波哲郎とオールスターキャスト。>>続きを読む