母との関係性だったり、細かいところが上手いなー、と思いつつも全体的には食い足りない。もうちょい見たい。
共同親権の話題で、この映画が持ち出されてるけど、それ以前にストーカーの話だった。
グザビエ・ルグラン、めちゃくちゃ演出が上手い。視線の使い方やなんでもないシーンをやたら長く見せたりすることで不穏さを>>続きを読む
淡々と描く事でいろんな感情を想起させる手腕が見事。
役者はみんな良かったが、東出昌大が本当にプログラミングが好きな、大きな子供に見えて素晴らしかった。
スクリューボールコメディなプロットが楽しい映画。
ルビッチや、日本で言うと三谷幸喜?
ただテンポが早過ぎるので、説明を端折り過ぎて、頭の中で繋げないといけない部分があるのが残念。
しかしこう言う映画は>>続きを読む
役者の芝居がたまらなく楽しい映画。
父兄妹のケンカのシーンは最高。
前半と後半で分かれてしまう作品。
もし兄二人が前半にも上手く絡んでたら、そうは見えなかったかも。
また窪田、大賀の存在理由がだんだ>>続きを読む
ああ、群青いろってこうだったよな、と言う重さエグさ炸裂の作品。
ほぼ追い詰められた人しか出てこない。
編集で捻る映像効果も楽しいし、全く退屈はしなかった。
ただ廣末パートの過去のやつ必要だったのかな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いやー、これは凄かった。
サスペンスとして脚本も上手い(と言いつついくらか突っ込みたくなるところもある)し、役者もいい。
ティムロビンス夫妻の不気味さよ。。。
終わり方の衝撃よ…。
ラストの方のカー>>続きを読む
とても王道な復讐映画。
するかしないかずっと迷ってるのが良いですね。
でも結局犠牲者出してしまうのが切ない。
演出、撮影がとても端正。
こだわりのある演出、画作りは良かったが、他が全て弱い。
撮影も照明をまともに使って無くて決まってないし、脚本も説明無い事を手抜きのために使っているように見える。
タクシードライバー風なシーンもあっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
プロットは最高に面白くてとても好み。
押さえた演じや画作りも品を感じて美しかったし、芝居も無駄がなくて、とてもわかりやすかった。
なんだけど、編集がストイック過ぎて、フリとオチしか見せない、もし>>続きを読む
面白かったが,それ以上に伊丹十三の映像センスが凄い。
全てのシーンで楽しませようと、いろいろ練られている。
映像的にも覗き込む所を広角で捉えたり、要所で長玉アップなど、人間の業を上手く感じさせるショッ>>続きを読む
刑事ドラマをサスペンスではなく、人間的,社会的な面から見せてくれる映画。
刑事ドラマ部分が単調なのだけど、刑事が事件をミソジニー的に扱ったり、そこから来る?刑事のプライベートな部分を浮き彫りにすること>>続きを読む
設定は良かったけど、場面変わらない単調さの上に観念的な展開で、掴みきれなかった。
役者が豪華。
思ったより家族の話だった。
けど、そこを掘り進めずに、ブラックコメディな方向に持っていってしまったのは物足りなかった。
ブラックコメディにするならもっと無茶苦茶だと良いのに。
ただ現代に対する批判の姿>>続きを読む
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こちらは「雨〜」とは違ったアナモフィックレンズを使って、映像で深度の浅い画で見せて、キャラクターの精神性を伝えて行く演出が、脚本に合ってて面白かった。
少し話は観念的で雑な部分もあるけど、終わり方が清>>続きを読む
面白い!!
今だと多少聞き飽きた話だけど、心理が二転三転するサスペンスな脚本が見事。
芝居や演出が丁寧なので、人の心変わりが手に取るように伝わるし、その伝え方も驚きを持って伝えてて、ずっと面白い。>>続きを読む
写真集の様な作り。
映画同様無駄な動きをさせない事で、その人を丁寧に炙り出す。
この季節を選んで撮影したカウリスマキのセンスに脱帽。
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面白い!
「落下の解剖学」とモチーフは同じだった。
男の気持ちはもちろんわかるし、最後自分を守る女の気持ちもわからないではない。
しかし結局情より自分の事なんだな。
モチーフがそのままテーマになって>>続きを読む
脚本はサスペンスとして凝ってて面白い。
テーマも現代に通づるところもあって、感心した。
ただ少し雑かなと。
あと舞台が夜なのだけど、それだけにずっと暗くて、あの時代の夜というのはあのくらいだったと思>>続きを読む
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雰囲気は好きなんだけど、もう少し要素を足して複雑にするか、カメラのワークとかでサスペンスフルに振ったらよかったのかな。
結局エルが、主人公の妄想だった、二重人格だった?というオチなのはどちらでも良い>>続きを読む
切なくも、とても完成度が高い。
誰も悪くないんだけど、持たざる者は辛い思いをする。
当たり前がなんと辛いのか…。
全体的に時間かけずに作った印象。
なので作家の力量、趣向がわかりやすく出ている。
短編であろうともちゃんとした準備は必要だと思います。
このレビューはネタバレを含みます
冒頭からずっと楽しんでみられた。
役者が上手いのか(スヌープは上手すぎる)、登場人物の感情が伝わって来て、いろいろ思考を巡らす事ができて楽しかったんだと思う。
本当に殺したのか,という事は結局明か>>続きを読む
頭の方でサラッと人が死に、お金の話が飛び交って、金を持ってる人に貸してと群がり…ドライだ,乾いてる,と思ったのも束の間、とても切ない話に。
とてもテンポ良くて見やすい上に,セリフが秀逸で笑ってしまう>>続きを読む
予想通りの面白さ。
ひたすらコントが連なってる感じ。
とても好きな類なので、十分楽しめた。
けど、見終わってから残るものがなくて。。。
そこが物足りなかった。
ちょっと、傑作過ぎて慄いてる。
二人の芝居が良過ぎて,ずっと見てられる。
あと編集も良いなあ。ここって所だけを見せてくれて、必要ないところはちゃんと距離取って。
演出も脚本も芝居も撮影も、なんか全部し>>続きを読む
それぞれの時をずっと楽しく見られた。
それぞれの事情があり,それぞれを支え合う。見捨てられない世界。
が
その時海の向こうでは戦争が…、と思ってしまった…。
確かに関係ないんだけどな。
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個人的にケリー・ライカートは当たり外れあるけど、これは良かった。
とてもリアルに大きな事件も起こさないけど、それぞれ何かを抱えてて、それがずっとじわーっと存在してる感じがとても面白かった。
それに加>>続きを読む
小さくて可愛い映画だった。
ただそれが物足りなくもあった。
もう少し長くひつこく描いて欲しかった。
画作り、演出、芝居は素晴らしかった。
このレビューはネタバレを含みます
良い!!
さすが群青色。期待裏切らない。
予算無いからか、世界が小さすぎるのが残念なんだけど、デビュー一年目だった古川琴音がもう天才だという事がわかる。
相手の廣末哲万も達者なので,二人見てるだけで,>>続きを読む
淡々と柔らかい視線で世界を見つめる優しさが話題だけど、よく見ていくと,思ったよりテクニカルな映画だと思った。
5:4の画角の画作りも丹精かつ厳格だし、オチに結びつける様な、二人の距離感の使い方も見事。>>続きを読む
カサベデスばりの役者のドアップで繋ぐ映画。顔に全ては書いてあるとばかり。
この監督は男と女の接近が上手い。
しかし設定がやや雑なのが、乗り切れなかった。精子バンクとかでなく,もっとやりやすい普通の設>>続きを読む
難病ものだけど、乾いたタッチで描いてて良かった。
主人公を利用してナンパしたり、看病がしんどいとか、無自覚な悪どさやネガティヴさもあり、リアリティを感じた。
あとカウンセラーの服装が見事。
デビュー作がオリジナル脚本という事で、期待。
結果、退屈はしなかったけど、観たことある作りなのと、主役達の少年時代を描き足りなかったからなのか、今一つ入りきれなかったのは残念。
現代パートもヤクザの扱>>続きを読む