crowさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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遠くへ,もっと遠くへ(2022年製作の映画)

2.9

キャスト2人の存在感は良かった。
特に新藤まなみさん。最初は違和感があったけど、気づけば馴染み、本作はこの人の魅力でもっているような気までした。
ただ、余計なものが余計なものとしてしか、存在してなかっ
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茶の味(2003年製作の映画)

3.8

細やかなもやもやを成仏していく、シュールコメディ。
石井克人監督のユーモアがクセになる。

『茶の味』というタイトルが妙にしっくりくる。

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.8

サスペンス物で、こんなラスト見た事ない。

かなり面白かった。特に追跡するシーンは見もの。

鰐 ワニ(1996年製作の映画)

3.8

デビュー作からキムギドクの歪みが感じ取れる。この歪みがキムギドク作品において、独創性を生み、そこに特有の美的感覚とユーモアが足される事によって、世界を席巻した作品を生み出していく事を、本作からも感じ取>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

おそらく今年No. 1の衝撃。
こんな歴史が葬り去られていたなんて、やはり国はどうしようも無い。


国を変えるしか無い。僕はその為に映画をやろう。
「本当に見たのか」

ヴィタール(2004年製作の映画)

3.6

肉体を通して、愛した女性を思い出す。

浅野忠信が只々素晴らしく、謎の青年を完璧なまでに演じていた。

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.9

コーエン兄弟の最大のテーマが一番わかりやすい形で表れているのが本作かな?

スティーブブシェミが相変わらず良すぎる。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.8

どうしよもない男達の最高にファニーで、真剣なイケてる物語。

こんな生き方をリボウスキ的生き方だとしたら、これからの人生、心がちょっと軽くなる。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.2

改めて、エドワードヤンの映像美に浸る事が出来た。

豊かに、そして幸福に生きる事の難しさを登場人物それぞれが感じ、悲痛な声として観客に届いた。
ラストカットに些細な光がある事でエドワードヤン自身の人生
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クラッシュ(1996年製作の映画)

4.2

素晴らしい。
官能的で、暴力的で、刹那的で、それがまたもう一つ上の官能的なエロスを生み出している。

キャストの演技もとても良かった。
特に女性陣の色気は120点だった。

モザイク無しでも観てみたい
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.8

絵画のような、小説のような、なんとも言えない芸術作品だった。

色彩感覚が僕好みで、観ていて美しさと妖艶さを感じ、それが本作に多大なる影響をもたらしている。

キートンの隣同士(1920年製作の映画)

3.8

サーカス団のレベルで出演者の身体能力が高い。

いやあ、面白いなあ

キートンの案山子/キートンのスケアクロウ(1920年製作の映画)

4.0

最初の家のシーンのからくりの美しさがすごい。

そして、なんやかんやあって、結局めちゃくちゃハートフルな作品というオチ。

キートンの囚人13号/ゴルフ狂の夢(1917年製作の映画)

3.5

キートンの身体能力の高さを見せつけられる。

とんでもなく面白いが、奥には何かキートンの意思のようなものを感じずにはいられない。

文化生活一週間/キートンのマイホーム(1920年製作の映画)

4.2

天才的に面白い。

家がぶっ壊れてからの「FOR SALE」の看板を立てた映像としての破壊力は凄まじい。

石鹸を奥さんが落とした時に、裸が見えないようにカメラマンの手でわざと覆い隠すという斬新なショ
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セックスと嘘とビデオテープ(1989年製作の映画)

4.2

性的描写をあまりしないで、ここまで湿っぽく、エロスを引き出した監督の手腕は凄まじい。そして、それに応えた姉妹2人の演技には見入ってしまう以外の選択肢はない。

女が階段を上る時(1960年製作の映画)

4.0

生き抜くとはどういうことか。

高峰秀子の瞳が苦しくて、苦しくてたまらない。生きる為に必死な姿が美しいからこそ、切れ味の鋭い痛みが心を襲う。

成瀬巳喜男監督作品の終わり方はすごくセンスと感覚が好き。

イントレランス(1916年製作の映画)

4.0

寛容=愛。
愛=平和。
よって、
平和=寛容。

凄まじい映画力。
多分この映画の20%も理解してないけど、それだけはわかる。