crowさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

僕たちが知らないところで、今日も1日を全力で生きている人達がいる。
そんな世界で僕ら何が出来るのか。
時々、自分がとても不幸で、生きている意味みたいなものを疑ってしまう事があるけど、この映画を観て、僕
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パレード(2024年製作の映画)

3.8

感動はした。リリーさん良すぎるし。
ただ、個人的には綺麗すぎるかな人間が。
まぁそういう映画があっても良いんだけどね。
結論良かった。
最後のエキストラ綾野剛は気になりすぎました。笑

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.5

深く深く考えさせられる。
大音量の音楽が印象に残る中、淡々と着実に真実が語られて行くと思いきや、進めば進む程、観客の脳みそを不確かな情報で錯乱させてくる。ただ、人間、もっというと夫婦関係について濃密に
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無伴奏(2016年製作の映画)

4.1

人物の視線の交わりがこちらに生々しい程の感覚を感じさせる。

池松壮亮やっぱりいいな。

散り行く花(1919年製作の映画)

3.9

リリアンギッシュの複雑な微笑みが頭から離れない。

パリの灯は遠く(1976年製作の映画)

4.0

時代性みたいなものをあまり捉えきれていなくとも、かなり楽しめた。
それはアランドロンの細やかな演技そして複雑性と、ジョセフロージー監督の演出によるものだろう。
まず、ファーストシーンのインパクトが凄ま
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サイコ(1960年製作の映画)

4.2

約3年ほど前に観てからの二度目の鑑賞。
この3年で磨かれた鑑賞眼で本作を観ると、もう別物と言っていいくらい、作品への理解度が上がり、とんでもない映画だという事をこれでもかというくらい突きつけられた。
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

やりたい事の為なら自分のことなんて二の次。このまま土屋には世の中に叫んで欲しい。

世の中、しょうもないやつばっかだよな、ほんと。

紅の拳銃(1961年製作の映画)

3.6

初めての赤木圭一郎。
芝居は少しぎこちなさもあったが、端正な顔立ちと溢れる主役感があり、そこに微かに見える少年味が、ずっと観ていたいと思わせた。

作品自体はやや雑な設定や、箇所もみられるたが、概ね楽
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

この映画を観て、街を歩いた。
この映画は世界の音がある事を教えてくれた。
幸せってなんだろう。

さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

4.2

愛のある阿保と優しさは平和をもたらす。
男のバカがこんなにもハートフルにコメディとして昇華されているアメリカンニューシネマの傑作。
結末の普通さが、逆にアメリカンニューシネマっぽさがあっていい。

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ミカエル(1924年製作の映画)

3.8

ミカエル、いつか気付け。
気づかなければお前はクソ人間になる。
そして、あの女をちゃんと見て吟味しろ。

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.5

ジャンヌの最後に、痛む心がいつまでも癒えない。
神の存在について、スコセッシの『沈黙』同様、考えさせられる作品。人間は無形のものをどこまで信じられるのか。
圧倒的傑作。

あるじ(1925年製作の映画)

4.2

ドライヤーらしい鋭さを持った作品。
全男性に送る良質な芸術的な教材。

エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

3.2

霞んだ白を纏った浅野忠信と、漆黒の宮崎あおい。衣装の持つ意味の割合が高かったおかげですんなりとストーリーに入り込めた。
青山真治監督の作る画は、美しく儚さもありながら、圧倒的な強度があり、どんな玄人に
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死体の人(2022年製作の映画)

3.9

不器用で真面目。こういう人が救われる世界であって欲しい。

奥野瑛太さん、とても良かった。

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.6

愛と狂気。

芳醇で、香り高く、耽美的な映像に、人間の持つ愛と狂気が、丁寧に描かれていて、芸術作品としてとても優れている。
この2人の仲に何が存在し、何が交わされているかは、僕達第三者の知るところでは
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遠くへ,もっと遠くへ(2022年製作の映画)

2.9

キャスト2人の存在感は良かった。
特に新藤まなみさん。最初は違和感があったけど、気づけば馴染み、本作はこの人の魅力でもっているような気までした。
ただ、余計なものが余計なものとしてしか、存在してなかっ
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