kekqさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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恋の罪(2011年製作の映画)

3.1

園子温監督。「ヒミズ」の一個前くらいの作品。冒頭でいきなり水野美紀がフルヌードを晒したり、監督の直情的なエネルギーと役者への肉体的精神的要求水準の高さがみなぎっています。

こんな人がこんなところでこ
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キャロル(2015年製作の映画)

3.8

二人の女性の心と体の動きを、丁寧に、慎重に描いた上質な作品。

悲しいとも嬉しいとも寂しいとも名付けられない入り乱れた感情を徹底して静かで抑えたトーンで表現することにより、映像の力、演技の力をこれでも
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バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

4.0

ペドロ・アルモドバル作品の中でも飛び抜けてビビッドで背徳的でエッジの効いた一本。ドロドロの愛憎劇。全員男。

過去と現在、虚構と現実がバラバラに入り乱れた超複雑なプロットに脳が揺さぶられ、それぞれが抱
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隣の家の少女(2007年製作の映画)

2.0

1人の人間がひたすら酷い目にあう映画といえば、「パッション」かこれかという感じのしんどい作品。

自分にはそんな趣味はないので最後まで苦痛でしたが、この手の映像にこそカタルシスを覚える人も一定数いるん
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

2.9

設定の濃密さ、ビジュアルのかっこよさ、過激で異常な暴力の応酬、美しくシャープな映像…、魅力的な要素はいくらでもあるのに不思議なほどダルダルになるのがある時期を境にしたデビッド・フィンチャー作品という印>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.0

キューブリック監督の遺作でありいろいろいわくのある作品。暗殺説まであるんですね。

月並みですが、映画としての作り込みがとにかく凄い。スクリーンの内側にさらに一回り小さくフレームがあるかのような徹底し
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読書する女(1988年製作の映画)

2.8

自分の美声を求める人たちに朗読をして聞かせるバイトを始めた女性がおくる、ちょっとエッチなインテリコメディ。

主人公の服装がすごく洗練されていたり、音楽のセンスが良くて使い方もおもしろかったり、会話の
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.7

韓国映画の中でも図抜けたエンターテイメントを誇るヘヴィパンクムービー。コロコロ変わる人間関係と濃密でダイナミックな心理描写が、頭からしっぽまで楽しませてくれます。

かわいいヒロインが全然必要ないタイ
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イディオッツ(1998年製作の映画)

3.5

ひどいジャケ。

あたりはずれの多いラース・フォン・トリアー作品の中で、個人的に好きな一本です。
普通に生きている普通の人たちに対して「みんな善人ぶってるけど、きっと障害のある人を差別しているに違いな
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ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

3.0

「ゴッドファーザー」等の名優マーロン・ブランドがこの映画に出たせいでいろいろと人生詰んでしまった気の毒な映画。

長い。とにかく長い。4時間ある(ディレクターズカット版)。そして繰り広げられるセックス
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愛の渦(2013年製作の映画)

3.7

マンションの一室でひっそりと繰り広げられる乱行パーティを描いた日本映画。

想像していた過激なものとはまったく異なり、「たしかに自分がこの状況だったらこんな風になりそう」と思えるただの一般市民的な描写
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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

3.4

ギャスパー・ノエ監督が愛すべき日本という国の乱れた性を世界に紹介するため(たぶん)、当時最強のVFXチームと組んで作ったおもしろ幽霊ポルノムービー。

相変わらずのヤマもオチもなく絶望だけはふんだんに
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ショートバス(2006年製作の映画)

4.3

ニューヨークの秘密クラブを舞台にセックスに関する悲喜こもごもが描かれた映画。
いろいろな珍しいセックスシーン(男だらけの3Pなど)が描かれていたり、演技ではない本物のオーガズムを役者に義務づけるなど、
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