櫻子の勝手にシネマさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

ロンドンのグロスターロード(Gloucester Road)という駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街に3年間住んでいた。

私が住んでいた部屋は5階で、キッチンの窓から見下ろすと通りがよく見えるのだが
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インサイド(2023年製作の映画)

4.5

冒頭から終盤まで、ほぼウィリアム・デフォーしか登場しません。
ウィリアム・デフォーが苦手な人は観るのを止めましょう。
ウィリアム・デフォーが好きでも嫌いでもない私は観賞しました。

ウィリアム・デフォ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.5

“90秒憑依チャレンジ”、あなたはやってみたい?

登録者数683万人(2024年3月現在)のYouTubeチャンネル『RackaRacka』を主宰するオーストラリアの双子YouTuberダニー&マイ
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

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これ、確か元ネタが2chの怖い話『リゾートバイト』っていう話じゃなかった??
おまけに同じく2chの怖い話『禁后-パンドラ-』と『八尺様』も何故か登場するし…

元ネタの『リゾートバイト』のメインキャ
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キャタピラー(2010年製作の映画)

4.0

寺島しのぶの演技が凄まじい。
むくむくと自身の内に沸き起こる屈折したナルシズムの表現力は素晴らしいの一言。
この映画で彼女はベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞している。

出兵前から妻のシゲ子に対
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花腐し(2023年製作の映画)

3.0

2000年に芥川賞を受賞した松浦寿輝による小説『花腐し』は、中年男性の悲哀を幻想的に表現した作品だ。
この小説の物語を大幅にアレンジした映画が今作の『花腐し』である。

小説を読んでから映画を観賞して
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メメント(2000年製作の映画)

4.2

まず最初に言っておく。
この映画は非常に小難しい(笑)

構成としては、時系列が逆向きに進行する『カラーパート』と、時系列がそのまま進行する『モノクロパート』に分かれている。
『カラーパート』と『モノ
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12日の殺人(2022年製作の映画)

4.0

夜道で、突然ガソリンをかけられて殺害された21歳の若い女性クララ。
その事件を担当することになった捜査官ヨアンが、事件の真相を追う中で闇を抱え、苦悩する物語。

この映画のストーリーは?と聞かれたら「
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インセプション(2010年製作の映画)

5.0

公開時映画館で観賞後、DVDとBlu-rayで10回ほど観賞。
そして今回11回目の観賞となった。
何回観ても面白いの一言。
148分という長さを感じさせないスピード感と難解なストーリーにハマった人は
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

『ジョーカー』という作品は、悲しくなるほど切なく恐ろしい「スマイル」の誕生を描いた映画だ。
ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの演技は超絶に圧倒的。
映画を観終わった後も、彼の悲しい笑い声が心に
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

公開時に映画館で初観賞した後、DVDとBlu-rayでそれぞれ数回観賞。
そして今回Blu-rayで8回目の観賞となった。

日本では2017年に公開されたこの作品は、第89回アカデミー賞で史上最多1
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

『ハッピー・デス・デイ』の続編。
前作で大活躍したビッチことツリー(ジェシカ・ローテ)が主演を続投。
他のキャラも全員続投、新キャラも登場する『ハッピー・デス・デイ2U』でもツリーは殺人ループに陥る羽
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.5

公開当時観に行くタイミングを逃してから観てなかった事に気付きやっと観賞。

内容はいわゆる『タイムリープ』もの。
殺人鬼に殺された後に同じ時間を繰り返す『死に戻り』というやつだ。
何度も殺させる事を繰
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変な家(2024年製作の映画)

2.0

雨穴さんと言ったら思い浮かべるのは『おせちシリーズ』と『不動産ミステリー』と『みんなのうた』かな。
『不動産ミステリー 変な家』が書籍化されたのは2年前。勿論ソッコーAmazonで予約注文した。
因み
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クロウ/飛翔伝説(1994年製作の映画)

5.0

1994年に公開されてから今もなおファンの心を掴んで離さないダークヒーロー映画の傑作。カルト的人気だったコミック『The Crow』が原作。

主演はブランドン・リー。父はあのブルース・リーである。
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

まず最初に断言する。
この映画は絶対に映画館で観るべし!!
15日の公開を待てず先行上映にて観賞。
IMAX料金が追加され2100円だった。
(レビューは日本公開日3月15日に投稿)

監督はパート1
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.5

『ホステル』『グリーン・インフェルノ』でお馴染みのイーライ・ロス監督作品。
一応R18みたいなのでグロいのが苦手な人には向いていません多分。

この作品は2007年に公開された『グラインドハウス』内の
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唄う六人の女(2023年製作の映画)

3.0

この映画、主演が竹野内豊と山田孝之のW主演になってるけど山田孝之一人に変えてもいいくらい。
竹野内豊はイケオジだし嫌いじゃないけどこの作品に関しては微妙だった。

ストーリーも全体を通して微妙。
序盤
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クズとブスとゲス(2014年製作の映画)

3.5

クズ感半端ない奥田庸介監督のポスタービジュアルに惹かれて観賞。

予想以上に面白かったんだけど、登場する女性たちがみんな受け身でイライラした。
リーゼントの彼女はリーゼント男にはわりとはっきり意見した
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

『ゴールドボーイ』の原作小説『悪童たち』を読んでからの観賞。
作家は中国の東野圭吾と言われる人気作家、紫金陳(ズー・ジェンチン)。
中国ではすでに連続ドラマ化され大ヒットを記録しているらしい。

『ゴ
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正欲(2023年製作の映画)

3.5

原作に興味はあったけど結局読まないまま映画を観賞。

正直あまり面白くなかった。
登場人物の誰一人共感できる部分もなく、途中で眠気覚ましにガリガリ君食べてなんとか最後まで観賞した(笑)

世の中には様
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.5

リュック・ベッソン監督作品と聞いて興味があったので観賞。
リュック・ベッソンと言ったら真っ先に思い浮かぶのは『レオン』だ。
あ、そういえば『レオン』のレビューまだだった。
あまりに身近というか10回以
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.5

期待しないで観たらめちゃくちゃ面白かった!

小ネタが多くて一回観ただけでは全部わからなかった(笑)
多数の時間軸が交錯する場所でサプライズ登場するニコラス・ケイジ版スーパーマンも『?』と思って後から
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.0

ストーリーよりもポスタービジュアルに惹かれて観賞。

大きな林檎の木、上から落ちてくるたくさんの林檎、淡いサーモンピンク色のワンピースを着た女性、緑色の葉と木々…
このビジュアルから、禁断の実を食べた
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

4.5

一度DVDで観た事があるけど記憶が曖昧なのでU-NEXTで再観賞。
ナタリー・ポートマンが劇中で坊主になり話題となった作品。 
坊主になっても美しいし頭の形もめちゃくちゃ良い。

この映画を観たことが
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.5

公開時に映画館で観た時の印象が薄かったので再度U-NEXTで観賞してみることに。
原題は『CORSAGE』フランス語でコルセットという意味。
私的には邦題の『エリザベート1878』より原題のほうがしっ
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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

3.0

『エロイムエッサイム、エロイムエッサイム…』
この呪文、母が持っている『エコエコアザラク』という昔の漫画で主人公の黒井ミサが唱えていたのと同じだっけ?いや、黒井ミサは『エコエコアザラク、エコエコザメラ
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

4.0

アイドルホラーだからあんまり怖くないだろうと思い観賞。
ところが意外と怖くて面白かったし、ホラー映画としての完成度も高いと思う。
そういえばこの作品のキャッチフレーズは『原点回帰』だったと思い出した。
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エレベーター・ゲーム(2023年製作の映画)

2.8

特定の条件を満たしたエレベーターに乗り、決まった順番で階数のボタンを押していくと異世界に行けるという都市伝説を題材にしたストーリー。

題材自体は面白いけど役者陣の演技の下手さが気になってストーリーに
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しあわせの雨傘(2010年製作の映画)

4.0

真っ赤なジャージ姿の大女優カトリーヌ・ドヌーヴ樣に目が釘付けになり、思わず手がDVDに伸びてTSUTAYAのレジへ。
 
物語の舞台は1977年のフランス。
原題の『Potiche(ポティッシュ)』と
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

5.0

3月15日に『Dune砂の惑星2』が公開されるのでおさらいすることに。
初回は映画館、2回目はBlu-ray、そして今回3回目はUNEXTで観賞。
この作品は賛否両論あるけれど私は結構好きな世界観だ。
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ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

4.5

ノルウェーの初期ブラック・メタルシーンでの中心的な存在である『Burzum』(バーズム)というバンドがある。
そのバーズムのリーダーであるヴァルグ・ヴィーケネスが本作の主人公ユーロニモスを殺害し、教会
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

5.0

コンスタンティンの続編が進行中だと何かの記事で読んだ。
続編は『真のR指定』を目指しているそう。
是非とも実現して欲しいものだ。

悪魔系の映画で一つだけオススメを教えてと言われたら間違いなくこの作品
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

フランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴの若く美しい姿も見れる傑作ミュージカル。
ミュージカルが苦手な私が唯一何度もリピートするくらい素晴らしい作品だ。
大人気作品『ラ・ラ・ランド』に大きな影響を与えた事
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大いなる遺産(1998年製作の映画)

5.0

巨匠アルフォンソ・キュアロン監督作品。
文豪チャールズ・ディケンズの官能的な世界。田舎町に住むフィン(イーサン・ホーク)は、資産家の美しい少女エステラ(グウィネス・パルトロウ)と出会って以来、彼女に心
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ハンガー(1983年製作の映画)

5.0

カトリーヌ・ドヌーヴとデヴィッド・ボウイの若かりし頃を堪能したいがために観た映画。
内容は正直あまり期待していなかったけど面白かったのでなんだか得した気分。

冒頭からめちゃくちゃカッコいいクラブの場
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