MagnifyCoffeeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

MagnifyCoffee

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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.9

短編だけど、密度はしっかり。
(スカスカの短編かき集めではない)

映画を見ながら「これはフランス語でもいけるな」と感じた。

キャラクターの独特の感情表現や、表現の精神的なエグさやひねくれた笑いの展
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.2

自分はミニマリストを目指している。

「目指している」というのも、
ミニマリスト の定義は幅が広いので、
どこからがミニマリストかがわからない。

でも一般の人よりは
かなり「モノ」を手放している。
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

自分が落ち込んでいる時に見ましたが、ラストは胸に刻みたいと思いました。

現実を受け入れる

それがどんなに大変なことであるか。

本当の幸せは自分の内側から湧き上がるもの。
外に求めても手に入ること
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サンダーロード(2018年製作の映画)

3.7

好きよ。好きよ。こういう映画。

監督から主演まで行ったジム・カミングスはすごい。
好き嫌い分かれる映画だろうけど、自分は素直に好感が持てた。
心のバランスを保つって難しい。

観たタイミングが良かっ
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.0

脚本家がCrazy Stupid LoveやThis is Usなので、間違いなく素晴らしかった。
この人の書く脚本ってありきたりになりそうな展開にしっかりと驚きや人生の機微が描かれてて、すごく心に響
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.8

これは馬と少年の話では全くない。
これはある意味のミスリーディングとして、観客に驚きを与えるという点で効果的かもしれない。
(でもそのイメージで一定数の観ない人がいると言うのも悲しい)

描かれている
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

イットカムズアットナイトの監督がこんな傑作をさらりと出すとは。。。

もう予想をさらりと裏切るような方向に持っていかれて「ああ、こういう映画なんだ」としびれた。

予告編とは全く違う感情を引き出される
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.3

やばいやばいと聞いていたので、覚悟していたけど、映像がなんというか「妙な清潔感」と編集の上手さがあるのでそこまできつくはなかった。(不快さをセンスある映像で打ち消すような。それでも不快なんだけど)
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

この監督では一番おもしろかったし、理解しやすくて、しかも「笑える」から驚いた。まさかこんなに歯切れのいい笑いを挟んでくるとは思わなかったので、なんだかすごく嬉しい不意打ちだった。笑

前半1時間はあま
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.8

「She will grow a little overnight. So are we.」
「この子は明日には少し成長しちゃう。私たちもね」

さらりとなんとも深い一言だった。

ジェイソンライトマ
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

2.5

この映画は見なくて良し。

早送りでよし。

周りの高評価は無視してよし。


2時間かけて何も驚きのない物語を見せられます。

監督も脚本家も大好きなんだが、これは駄作だった。

あーーー時間の無駄
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.0

CGを使わずこの映像を取り上げたというだけでもう拍手をしたい。

今の時代でもこの映像をガチで撮ろうとしたらすんごいお金と人員が必要なはず。

新宿のミニシアターでみたが、空席と思いきや一番前席しか空
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.4

ど変態純愛映画。
その一言だった。

物語はとてもシンプルな要素でなりたっていた。

カリスマを持った天才と彼の人生にふと入り込んできた普通の女。

恋愛感情から仕事のパートナーになり、その感情は憎し
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アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)

4.0

めっゃくちゃ面白かった。

Netflixオリジナル映画なので期待はしなかったけど普通に劇場映画並みのクオリティと演出でびっくり。
(Netflixオリジナル作品は結構ツッコミどころが多いのがある)
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さざなみ(2015年製作の映画)

3.8

95分ずっと集中させられた。

老夫婦の話だから退屈になりそうなのに、程よい緊張感と親近感を持って見ることができる。

結婚は多くの人々が「あたりまえ」に行い「あたりまえのように」日々を過ごし、年月を
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.8

エイミーシューマーはアメリカで嫌われているコメディアンの一人。
(最初は人気だったけどみんな彼女のうざキャラにうんざり気味になっている)

そんな彼女の映画は結構見ているけど本作が紛れもなく最高傑作だ
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.7

むちゃくそおしゃれ映画でバビった。

現代なら「グザヴィエドランっぽいね」と表現する人も多いかも。

この時代にこの作家性を出してたのがすごいなー。

静止画のベッドシーンとか、もうアイデアに嫉妬する
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.2

あれがマジカルエンドだと。。。?

見終わってこの一言しかでない。

正直言ってこれはひどいラストだと思った。
なぜこのラストシーンがここまで褒められるのか自分の理解や感性が足りないのか。

メタファ
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.9

完璧じゃないからこそ何度も見たくなる映画の一つ。

伝記映画として描くには適当すぎるし、ノリが軽すぎる。

女の子映画として撮るには伝記映画っぽすぎる。

そのカテゴリの中途半端さとUKロックなサウン
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

イギリス人の知人に紹介されて一緒に鑑賞。

伝記映画は苦手なジャンルなので避けていたけど、
なんとも見やすくわかりやすい物語だった。

予備知識がほぼゼロだったのに、
こんなにも引き込まれ、感情的にさ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.9

三谷幸喜感がすごかった。

ネタバレなしで一言コメント。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.8

「ひたすら純粋な悪夢体験」

その一言に尽きる。

ホラー映画の定番とひねりを効かせた展開と予想を裏切る「なんだこれ」というストーリーにしびれた。

ホラー映画マニアとして「これはホラー映画の歴史に残
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ワン・ナイト/10イヤーズ(2011年製作の映画)

3.5

悪く言えば退屈。

よく言えば現実的。

映画的面白さを求めると肩透かしを食らうだろうけど、暇つぶしに夜見るとなぜか引き込まれちゃう良作かと。

キャストの豪華さだけでも見てて楽しいけど、ちょこょこ現
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さよなら、ぼくのモンスター(2015年製作の映画)

4.5

こりゃすごい。

ドランとクローネンバーグの融合と表現されてるけど、見ると納得。

甘い雰囲気と画質と飛び抜けた表現がすごく突き刺さります。

心の痛みや病的な部分をヴィジュアルで表す感じはぼく好みで
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

2.9

デル・トロ映画って自分には合わない。
でも毎回観てる。
でもやっぱり「しっくり」こないこの感覚。

映画ファンとして、デル・トロ映画を評価できないと「映画ファン失格」みたいになりそうだが、この作品も全
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.8

想像以上にブラックコメディ重視な作風だった。

重苦しく、静かなサスペンスかと思いきやぶっ飛んだ笑いと驚きを小出しにしてくるので、非常に見やすくてよかった。

予想のななめ上をいく展開で次の展開へどん
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マザー!(2017年製作の映画)

2.9

うーーん。なんだかなー。

ダーレンアロノフスキーって「ノア」とか「ファウンテン」で聖書感ハンパない作品作ってる人だったなーと思い知らされる作品だった。

もうね、全てがファンタジーで寓話的で。
メタ
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

2.9

これ海外でのimdbの評価が妙に高くて、みんな9点とかつけてたから「まさか、予告編はクソだけど本編は面白いの。。?!」となりました。


そして昨日レイトショーで観て来て一言いいたい。






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俺たち ポップスター(2016年製作の映画)

3.2

アメリカの下品コメディはとにかくチンコネタが多い。
これは日本文化では考えられないレベル。笑

修正なしで長々とアップで映るので男女の友達や付き合いたての彼女とは絶対見ないように。
家族の前でも見たら
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

この映画については他の方のレビューを読んでいただければ大体同じことが書かれているので、そこはあえて触れないでおく。

この映画はもっとポップに描くこともできそうだけど、あえて落ち着いたトーンで抑えきれ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

前評判がかなり高くてこわいくらいだった本作。

内容としてはあくまで「ふつう」の青春映画かもしれない。

ただこのバランス感と展開の安定感は逆に珍しいというか、貴重な作品だなと思った。

最近の青春映
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.9

「最高の映画体験だった。」

その一言は自信を持って言える。

ネタバレは一切せず見るべし。

この映画の感性に「合う」人はひたすら号泣して映画の完成度にのたうちまわるだろう。

「合わない」人は眉を
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.2

ソウはパート2から全て劇場で見てきた大ファン。個人的には2が最高傑作で、そのあとはB級ホラー路線で「しょうがないから見てやるぜ」的に見てました。

本作も制作発表された時に嬉しいような、「また作るのか
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.5

これはね。流し見しちゃいけない映画の一つ。

コーヒ入れて、休日の昼に、スマホは置いて鑑賞しなきゃいけない映画。

さらっと見るとなーーーんにも残らない映画。

ただディティールを見ると「ああ、この監
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.3

一言で言えば90年代後半から2000年初期の学園ホラーのノリだった。(あのスクリームとか、ラストサマーとかの時代ね)

ベタでかわいい展開と、学園コメディの定番をしっかりと描いているので、特に真新しさ
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.4

全くどうでもいい映画なのになぜか雰囲気で泣かせられた。


兄弟愛といえば響きがいいが、結局は犯罪は悪であるのでそれなりの結末へと向かうしかない。

ただ、その兄弟のパーソナルな部分にグッと密着してい
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