地底獣国さんの映画レビュー・感想・評価

地底獣国

地底獣国

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

ロンギヌスの槍!
ドラゴンズ・ブレス!
地獄の聖書!

厨二心をくすぐる設定やガジェット満載なの嬉しすぎる。

それと「最後に頓知で勝つ」っていうのは往々にして「そんなんでええんかい⁉︎」と萎えてしま
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

3.3

アヴァンギャルドジュヴナイル映画

水銀コバルトカドミウム〜♪と、一度聴いたら耳にこびり付くフレーズが秀逸な主題歌「かえせ!太陽を」。作詞した監督も気に入ったのかOPクレジット含め劇中で3回流してる。
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.3

例によってドツボに嵌って抜け出せない人の話。なんとなーく「過去にもついつい悪手を打ってしまって今この状況に陥ってるんやろな」と思わせる、同情したいようなしたくないような絶妙な塩梅の主人公ウェンディ。>>続きを読む

鬼平犯科帳 血闘(2024年製作の映画)

3.1

悪くは無いんだが‥

88分ぐらいで済む話をクドクド説明したりリプレイしてんじゃあない!「お分かりいただけただろうか」って幻聴が聞こえてきたわ。

それからせっかく金払って劇場に足運んだんやからお土産
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.2

「よく知らない人に声をかけられてついていっちゃいけません」
「リゾート地とか休暇で浮かれてると厄介な事に巻き込まれたりするから気をつけろ」

感じ悪さが徐々に積み重なっていくのはワクワク?したけど、中
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恐怖の報酬(1953年製作の映画)

3.6

Netflix版は未見

例によって先に観た方(ドキン版)の印象に引っ張られてる所為もあろうが、トラックが出発するまでの話がタルい。

道中で発生するトラブルや立ち塞がる難関についてはどちらも趣向を凝
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ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

長男が不当拘束されグアンタナモへ送られたという、非常にシビアな出来事を扱った映画ながら、主人公ラビエ・クルナスの体格と天然で暴走気味のキャラによって重苦しさが上手く緩和されている。ツッコミ担当的な弁護>>続きを読む

マリウポリ 7日間の記録(2022年製作の映画)

3.4

クヴェダラヴィチウス監督は、侵攻間もない3月に現地入りし、破壊を免れた教会に避難している市民らと生活を共にしながら撮影していたが、3月30日、同地の親ロシア分離派勢力に拘束され、殺害された。撮影済み素>>続きを読む

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

3.8

インパクトという意味では現地での映像(ニュース画面でもう一回見せるのはあんまり上手くないな)自体よりも、ロシアの高官やニュースが“fake”で片付けるさまの方が強烈。勿論彼らの立場からすればそう言う他>>続きを読む

JUMPING(1984年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

主人公を地獄から地上に放り投げて戻してくれる優しい獄卒

シン・ゴジラ:オルソ(2023年製作の映画)

3.7

久しぶりにシンゴジ見返したら「ああ、こんなにテンポとカット割り早かったんや」って改めて驚かされた。中盤東京が火の海になるまでとヤシオリ作戦のところはいつ見ても堪らんが、その間の都合の良すぎる部分はちょ>>続きを読む

ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

3.4

岩山へピクニックに行った寄宿学校の生徒たちと二名の教師。生徒三名と教師一名が消息を断ち、大掛かりな捜索が行われる…

ストーリー自体特に感じ入るところは無く、殊に後半は心底どうでもいい話が延々続くんで
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おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)

3.4

認知症の設定今ひとつうまく機能していないとか、中盤ダレ気味だとか、説明や回想がクドいとか不満は色々あるが、とにかくサモ・ハン師父が頑張って動いているのを見るだけで「ありがたや」って気持ちになって来るの>>続きを読む

セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ(2000年製作の映画)

3.7

カネも無い、人脈も無い、才能も無い、あるのは根拠のない自信と志だけというボンクラ映画製作テロ集団「スプロケットホールズ」。主演映画の上映イベントにやってきた女優ハニー・ホイットロックを拉致し、彼女をキ>>続きを読む

マイマイ新子と千年の魔法(2009年製作の映画)

3.4

ほぼ子供たちだけで展開される話の中に時折ぶっ込まれるややこしい大人の事情がずしりと堪える。

ウィスキーボンボンで酔っ払うくだり好き。

8 1/2(1963年製作の映画)

3.5

唐突な展開にしばしの思考停止に陥る事4回。とはいえ、ずっと変なテンションで続く混沌ぶりはなかなか楽しかった。

主人公のあまりに調子良すぎる言動には呆れる他ないが。

辰巳(2023年製作の映画)

3.8

ストーリーについては甘い、というかカッコつけすぎなところがちょっと引っ掛かる、嫌いじゃないけど。

だがとにかく出て来る人出て来る人皆んな顔面と表情が惚れ惚れするぐらい良くて、よくぞこれだけの「顔ぶれ
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.4

悪魔顔負けの邪悪

やたら思わせぶりなところが多くて(何やってんシスターアンジェラ)語り口には関心できないがしかし。

「何故今『オーメン』の前日譚?」というこちらの疑問に答える、まさに今この時代に作
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.9

やぁ〜もぉね、大事なことなんで三回繰り返すけど

バカ!最高!
バカ‼︎ 最高‼︎
バカ‼️ 最❣️高❣️❣️

ドラマ「モナーク」で心底どうでもいい家族間のいざこざ話を見せられてた時分は梅干みたいな
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

正直前振りが長過ぎて中盤退屈した。

だが事態が動き出してからあの暗転まではずっと「おいやめとけ」「あぁやめたって」「やめろぉぉぉ‼︎」と身悶えする羽目に。これで歯止めが効かないまま最後まで行ってたら
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.8

この時代の日本にリック・ベイカーがいれば…いや、いたとしても当時の特殊メイク技術ではそんなにいいモノはできなかったかもしれんけど、それでもアレよりは数段クオリティの高いやつを作れたんじゃなかろうか。>>続きを読む

PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)

2.9

リック・ベイカーの仕事ぶりは素晴らしかった。以上!

オルランド(1992年製作の映画)

3.5

ひたすらティルダ様のご尊顔といろんな時代のコスチュームプレイを愛でる90分。

ストーリーの方は特に前半とか見た端から忘れるような感じだったし、一応テーマらしきモノ(貴族社会や家父長制、男女格差の馬鹿
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エドワード II(1991年製作の映画)

3.0

ゲイへの偏見に対する監督の怒りというのは分かるんだが、もし王のセクシャリティがヘテロだったとしても愛人に入れ込むあまり国の財政圧迫し出したらやっぱり臣下にそっぽ向かれるやろ。

本作あたりからティルダ
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キック・ミー 怒りのカンザス(2023年製作の映画)

3.4

俺は何を見せられたんだ…⁈

いや、お話自体はよくある「巻き込まれ」モノなんだが、ディテールが悉く奇天烈で、観ているうちに自然と口がぽかーんと開いてきて変な笑いが漏れてくるどうにも困った代物(半分褒め
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.7

先々月「ストップ・メイキング・センス」を観た時はそれほど感じ入ることも無くレビューも書かなかったんだが、本作には結構やられた。単に音の大きさのせいかも知れんが。

現実世界では遭遇したくないが、映画に
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

3.3

1950年代の少年漫画っぽい世界観とかガジェットの趣味とかは凄く好みのやつ。キャラは些かステレオタイプなきらいがあって残念なところではあるがこの話にはむしろこれぐらいが丁度良いかもしれん。

ただまあ
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クラユカバ(2023年製作の映画)

3.5

1950年代の少年漫画っぽい世界観とかガジェットの趣味とかは凄く好みのやつ。いろいろ前振りしてそれを放っぽったままのストーリーとか、主人公も含め魅力的になりそうな要素を持ったキャラが殆ど掘り下げられな>>続きを読む

数に溺れて(1988年製作の映画)

3.6

美術に凝りまくったコントみたいな映画。オチはもうひと工夫欲しかったけどな。

エンドロールの役名で「シシー・コルピッツ1」「シシー・コルピッツ2」「シシー・コルピッツ3」って出てきたのには吹いた。
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.4

一匹のにゃんこのとある行動からここまで大騒動になるのおもろすぎる。それとこういう自由なタッチのアニメーション観てると「日本も頑張れ」って思うんだが需要が少ないのかなぁ‥

おまけその1:ナンボなんでも
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.6

え〜っとつまり、猫には魂がないってか?若しくは本能の占める割合が大きいから他の魂が入り込む余地がある?

あと、ラストはちょっと強引すぎんか?

夢追いウサギ(2020年製作の映画)

2.8

皆さん心が広くて良かったね。アリさんなんてあそこで何匹か犠牲になってそうなんだが。

No.10(2021年製作の映画)

3.4

彼等のやってる事が三✖️文明並みに迂遠すぎて前半は若干退屈。

後半の話もそれほど面白くはなかったが、あの粋なラストはガッツポーズしたくなるぐらい爽快な気分になったんで元は取れた。

チャイム(2024年製作の映画)

3.6

開巻早々から漂う異様な空気、法則性の見出せない連鎖、ずうっと眼が死んでる主人公とかいろいろ怖すぎるのに何故か笑えるし、短い時間で人の壊れるパターンを五つぐらい見せてくれるのも楽しい。

あそこで何を見
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デ・ジャ・ヴュ(1987年製作の映画)

2.8

デ・ジャ・ヴュってそういう意味ちゃうような気がするぞ(原題は劇中登場する17世紀の政治活動家の名前)。

主人公のイケメンぶりと妙な日本趣味だけが印象に残った。

スーヴェニア -私たちが愛した時間、後に-(2021年製作の映画)

2.9

ボーイフレンド(というか実質ヒモ)がオーバードースで死んだというトラウマに対し、それをベースに映画を撮る事で向き合おうとするというプロットは良いとして、106分もかける内容じゃなかろうて。前作と合わせ>>続きを読む

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