ジャックシューチャーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.3

どうしても嫌いになれない、というか応援し続けたいザック・スナイダー監督の最新作。

七人の侍×スターウォーズって絶対におもしろいに決まってるだろ!しかもザックのあのケレンにケレンをマシマシにした映像表
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.8

こいつはクズだ。クズでバカで最低、そしてだからこその底抜けにポジティブ。
擁護する余地マイクロミリともないクズ野郎なのにどこか羨ましさを感じでしまう不思議な魅力に満ちた近年稀に見る愛すべきクズ野郎だ。

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.5

恥ずかしながら初めての鑑賞。

誰もが認める名作だしもちろんそれなりにおもしろいのだろうに決まってると思ってたけどそれでもあまりに舐めすぎてた。想像の100倍くらいのおもしろさだった。
世界観としては
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母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

3.5

なんちゅう救いのない話。これが実話ってんだから闇が深い。ただ不謹慎ながら映画としてはめちゃくちゃおもしろい。

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.4

これまたおもしろいのなんの。

次々と起こる状況にわけが分からず次はどうなるのかと見ていくうちにいつのまにか没頭。じわじわと事の真相が見え始めていきついに目にするものとはなんなのか。
超大作エンタメ!
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バレリーナ(2023年製作の映画)

2.8

独特の世界観を作りたかったのは伝わってくるしおそらくジョンウィックのようなことをやりたかったんだろうけど、かの傑作のような突き抜けたものもなく映画にドライブがかかりきらず終始鈍重な印象。
アクションは
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.3

マドンソク兄貴の無双っぷりをひたすら堪能できる。
往年のシュワちゃんを連想させるほどの頼もしさ。最高だ。こんな俳優はアジアでは現状唯一無二だ。

市子(2023年製作の映画)

3.5

「俺と一緒にいる時の彼女はとても幸せそうで彼女にとってかけがえのない存在でいたいし、彼女ももちろんそう思ってるはずだ!彼女と心から理解し合えるのは俺だけなんだ!」
と信じて疑わない男のこの考えがいかに
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.5

あの狂気の大宴会「クライマックス」のギャスパー・ノエ監督があのダリオ・アルジェントを主演に老老介護を描く、てなんじゃそりゃ!

「人生は夢のようね」なんてなことを言い合いながらとあるご高齢の老夫婦は今
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

歴史の教科書でもお馴染みのあのナポレオンが如何にトップに上り詰めてそこから落ちていったのかを、妻ジョセフィーヌとの関係性と歴戦を軸に描いた伝記映画。

リドリースコットが監督でホアキンフェニックスがナ
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.4

いやはや壮絶な茶番とでも言うのか。肝の座ったパワフルな女性だ。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.5

家族間、人種間、民族間、性別間、宗教間などあらゆる「対称・対立」のメタファーになっていると思うんだけど素晴らしいメッセージだった。
ピクサーほんとにすげえ。中盤からは泣き通しだった。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.9

シン・ゴジラの爆笑ポイントだった官僚風刺・政治風刺をそのまま継がせててこれまた笑えた。
特撮部分も日本のならではを再現していて良かったし思ってたより十分に楽しめた。

ウルトラマンの変態行為(笑)
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

近年のゴジラ映画、2016年のシン・ゴジラと2014年のギャレス版ゴジラ。この2つとどうしても比較してしまう。

良かったのは多く言われてるようにゴジラそのもの。上記の2つを掛け合わせたような造形はさ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.8

恐るべし御年81歳のスコセッシ監督がまたも傑作を作ってくれた。
3時間半くらいのかなり長い映画だけど体感時間は…、もちろんそれ相応に長い。ただ飽きるとかダレるとか一切なし。もっと観ていたい!

映像に
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.0

全くとんでもねえピエロだ。やりすぎだろいくらなんでも。

個人的にはこのピエロを超現実的なものにしないほうが良かった。実在感があったほうがより恐怖感が際立つと思う。

でももう死なないってことが判明し
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ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

3.6

当時絶頂期だったラッパー、アイスキューブの人相の悪さが最高だな。

治安の悪さで悪名高き、アメリカのロサンゼルスはサウスセントラルで生まれ育った若者たちの青春物語。
ただその青春度合いがこちら側とは別
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総理の夫(2021年製作の映画)

2.4

中谷美紀は超人的に美しく強い憧れの女性像を見事に演じてたし田中圭の一時流行ったかわいいヤサ男のイメージは相変わらずの安定感だし芸達者なキャスト陣だったな。

週末のポテチムービーとしてぴったりな一本。
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辰巳(2023年製作の映画)

3.8

東京国際映画祭のコンペティション部門「アジアの未来」枠で出品された作品。公開は来年らしいんだけど映画祭にていち早く鑑賞。

荒み切った裏社会業でサバイブしている主人公の辰巳(タツミ)。
組織の人間に元
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ジョンQ 最後の決断(2002年製作の映画)

3.2

やはり名優デンゼルワシントン先生。

よくよく考えると、本来人質の立場である人たちからあそこまで慕われることになるようなディテールがしっかりと描かれているわけでもないし展開にも無理があるんだけども、デ
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デンジャラス・ラン(2012年製作の映画)

3.3

デンゼル ワシントンのこの手の過去のアクション作がマッコールさんの過去を描いているようにしか見えなくなってしまったんだがそれはそれでどの作品も楽しめてしまう。
取り分け本作はマッコール師匠がCIAに愛
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アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.5

どんなヒーロー映画よりも格好良く市井の人々をヒーローとして描いてくれるこういう映画が大好きだ。
そしてデンゼル・ワシントンがまたこういう役が合う!若手売り出し時のクリス・パインも良い!
トニー・スコッ
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サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

3.3

イコライザー3から、デンゼル・ワシントン先生を再び観なおしたく久しぶりの鑑賞。
故トニー・スコット監督のチカチカした編集も今となっては味に感じる。
デンゼル先生とトラヴォルタ先生の共演はかなり貴重でお
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.4

アントワン・フークア監督。
職人監督として現状世界一腕が良いんじゃないかと思う。
一つ一つが傑作とまではいかなくても平均よりかなり上のおもしろい映画を作ってくれる、非常に信頼できる監督だ。
やはりデン
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

尊敬すべきマッコールさんの仕置人ぶりもこれで見納めなのかと思うとやり切れない。もっと観たい!

絞殺(1979年製作の映画)

3.0

絶妙な表情のあの近所のおばちゃんが良かったな~。

家庭を持つことを夢見ている人がこれを観てどんな感想を持たれるのかが非常に気になるところだ。

そもそも年齢不相応なエディプスコンプレックスと、父権制
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キッド・カディ: Entergalactic(2022年製作の映画)

3.4

好きなラッパー、キッドカディの頭の中を音楽と共に覗き見るような面白さを味わえる作品。

悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲(1989年製作の映画)

2.9

ヴィゴモーテンセンが全く狂った奴に見えない。
レザーフェイスくんは相変わらずかわいい。
クライマックスのアガる展開は好きだ。

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.5

今やポップアートの最前線は映画にあるんじゃないかと思わせるくらい、ぶっ飛んだ映像表現に圧倒されたしアガりまくりだった。

最先端エンタメアートムービーとして今後スパイダーバースと対をなしていくシリーズ
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ハロウィン(2007年製作の映画)

3.6

この映画をきっかけにロブ・ゾンビがいかに信用できる監督なのかと思い知った。
ホラーアイコンの前日譚をここまで詳細に且つ救いようなく描き切ったのも珍しかった。

とは言えさすがロブゾンビ先生。
なんつっ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

これはもはやアクションのアートだ。それも品格の高さとか格式の高さとかそんな威厳的な類のものはハナから目指してるわけでもなく、めちゃくちゃ尖った現代アートを見ているようだった。
モダンアクションアートエ
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.5

こいつら最高すぎる!!
こいつらのやり取りずっと見てられすぎる!!

一作目に比べてややコメディ路線に振り切ってる感じがしたけどそれはそれで最高だ。

アクションについては言わずもがな引き続き最高レベ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

現代アートの最高峰を凝縮させてみせたような映画。こいつはとにかくすげえ。
先鋭的な催しものをやってるような展示会に行かなくともここでこんなにもすげえもんを観れてしまうことに感謝だ。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

座席からしばらく立ち上がれないかと思ったくらい久しぶりにドスンとくる衝撃作だった。
「知らないことも罪」とはよく言ったもので、100年前のこの惨劇の事実は絶対に知っておかなきゃならないし本作は必見中の
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

5.0

スピルバーグ版があまりにも素晴らしく何度も見返すうちにこのオリジナル(映画)版もどんなものだったか確認したく改めて鑑賞。
これはやはり名作中の名作だ。心躍らせるミュージカルとして完璧だと思う。ただテー
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