insomniaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.2

観始めた瞬間、あ、こういう系か、、とがっくり。認知症の夫婦のお話は役者も素敵で良かった。珈琲の冷める時間も大分差がある様だし、子供が出来た、という流れもかなり無理やりだった。
これは原作ファンどう思っ
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.9

〜しちゃ駄目、と否定せずに辛抱強く接するお父さんが一番哀れで心が壊れないか心配だった。
最後のトランプだって、唯一あみ子の話を聞いてくれた人。
海を見て楽しそうなあみ子。きっと何も変わらないんだね。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

ひたすら可哀想なボー。
ずっと訳がわからなくて、訳分からな過ぎて笑ってた。
これはもう、本当にコメディ。
然しながらボーに共感の嵐だった。
母に対しての共感は一歳なかった。
そこが良いのか悪いのかは不
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

ずっと食わず嫌いで観ていなかったけど、面白かった。
奇跡的に趣味や考えが合う2人の4年間。
ここまで合うのは流石に映画だからなんだけど、
バンドの話の時とか、いつも考えていたじゃんけんのくだりとかは、
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.6

漫画もアニメも見ていないまま鑑賞。
キャストが良くて、見応え充分。
ストーリーは金、金、金。金の奪い合いで殺し合い。
子供は見れないんじゃ、って程グロいのも個人的には好き。
ただ、やたらアイヌの言葉や
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あぜ道のダンディ(2010年製作の映画)

3.5

冴えないおじさん同士、なんだかんだ頑張って生きていく。
自分に正直過ぎる2人は何故か可愛らしく見えてくる。
子供に説教するときも話がずれまくっていて、何が言いたいのかわからない。
シュールなのにやり過
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ニライカナイからの手紙(2005年製作の映画)

3.2

良い話なんだろう。
沖縄の方言を頑張り過ぎている登場人物たち。
母からの執着とも取れる愛。
こういう話が好まれる時代だったのかな、と。

ペルリンプスと秘密の森(2022年製作の映画)

3.8

父を探してを観てから、ずっと待っていた新作。
「なぜ僕たちは争うの?」
前作より分かりやすく、もっと可愛い、愛らしい世界観。
「巨人には戦争が必要なんだ」という台詞。
子供と大人の視点の違い、ラストは
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.7

人はそう簡単には変わらないし変わろうと思う瞬間が少ない。
何かを妥協して相手を許す、受け入れる。
男性陣がクズだったのかもしれないが、女性陣も中々に自己中心的で、だからこそ面白い。
ラストの畳み掛け具
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ヴァル・キルマー/映画に⼈⽣を捧げた男(2021年製作の映画)

3.4

元々そこまで興味がある訳ではない人物だったので、彼を知れた事は面白かったけど、それだけという感じ。
魅力に映らなかったのは何故かな。

オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト(2023年製作の映画)

3.7

時間軸がバラバラで、今映っている人が誰で何の話か理解するに時間がかかってしまった。
理解してからはゾワっと身震いする様な感覚になり、全てが繋がる。台詞も少なく、ただただ美しい画と、人々の触れ合い、自然
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ゴッズ・クリーチャー(2022年製作の映画)

3.7

ジメジメとしていて、小さな村の世界。
釣り上げられた魚や貝の匂いまでしてきそうだ。
この村では、そこに暮らす男達がイヤに連帯していて偉そうにし、故に女性の立場は弱く、呆けてしまった義父にさえ逆らえない
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フォルス・ポジティブ(2021年製作の映画)

3.3

色んな意味で不快感マックスな作品。
全ての決定権は我ら男にあるのだ、と言わんばかり。
この手の作品を観るとローズマリーの赤ちゃんを必ず思い出すが、違いとすればラストの復讐劇。いいぞ!やれ!と思わず応援
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チチを撮りに(2012年製作の映画)

3.3

センスをバシバシ感じるのだけど、いまひとつ面白くなりそうでならない。デビュー作だから面白い方か。
舞台のような言い回しだったり、役者さんの微妙な間だったりも気になるけど。

無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語(2024年製作の映画)

3.8

プロレスを見た事は一度もない人間ですが、
何かに熱くなれるって格好良い。
押し付けることなく、優しい眼差しで仲間を想っていた人。
周りの発言一つ一つに反応していて、いつもニコニコされていた。自分が一番
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初恋~お父さん、チビがいなくなりました(2018年製作の映画)

3.5

映画だからこそほのぼの見れているけど、実際にこの状況で離婚を切り出されてそれをきっかけに仲が深まる、だなんて殆どないだろうな。どうして相手にそう思わせたのか、何故気持ちに気付かないのか。常に思いやりを>>続きを読む

スライス(2018年製作の映画)

3.1

完全にB級を意識して作られている、と序盤から感じる雑ホラーコメディー。
こういうのって全部笑っちゃえば楽しいんだけど、絶妙に面白くなくて、逆に真剣に笑いの部分を探してしまった、、。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

衣装も何もかもが美しい芸術作品。
奇天烈な設定も、万人が楽しめる工夫が。
ベラの成長過程で、ヤダヤダ期が長過ぎ大分心が疲れたが、己を実験台に世の中を知っていく様は見応えがあり良かった。
ヨルゴスランテ
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ファニー・ページ(2022年製作の映画)

3.6

皆んなクレイジーで、自分のことばっかりで、でも、何か良い。
無我夢中で、夢を追いかけている主人公はまだ10代。
狂った人も、尊敬故に輝いて見えちゃうお年頃。
最後は皆んな最悪な事態になるのだけど、ロバ
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ロー・タイド(2019年製作の映画)

3.6

連んでいるだけと、友情や絆はまた別物なんだな。
アランは仲間を庇ったのに裏切られて。
片目を瞑ると狙いを定めやすい、アドバイスが悲しい伏線回収。
色んな意味が含まれたタイトルが良い。

エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

3.3

ティルダスウィントンの一人二役と、愛犬ルイがとても良い。
映像美も拍手、だからこそストーリーのイマイチ度が随分際立つ。
踠いても、永遠に縛られ続けるであろうに。

アース・ママ(2023年製作の映画)

3.6

身籠ったなら産まなければいけない、育てるのが努めだ、と責め立てられる若い母親。
女だから、妊婦だから、母親だから、と言葉と皆の視線が冷酷。
彼女の選択が正しいかは誰にも分からないが、選択出来る今で良か
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おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

3.7

久しぶりに集まる家族たちが、本音を漏らすとこうなるよ、な話。正直にぶつかれるのがまず素晴らしい家族だと思う。
私には良い家族、としか見えなかった。
結局助け合って、皆が皆を想ってるじゃないか。
めちゃ
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ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013年製作の映画)

3.4

会話が少ない中の緊張感。
結局、何者でもない、何者にもなれない愚かな3人。
惹きつける何かはあったけど、具体的なものを探せなかった。

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.4

人の幸せは誰かが不幸になり犠牲になっている、という設定。
不気味という意味では成功していると思う。
所々笑っちゃうシーンがあってケラケラ笑っていたけど、笑いどころじゃなかったかも。
辻褄が合わない部分
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

酒に溺れ、気が狂って、でも生きて。
お前にはそれしかないんだよ。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.6

お話が単純で、登場人物たちも少なめなので、頭空っぽで楽しめるアクション。
お墓で5個質問しなければいけないくだりがアホで好き。
映画館でポップコーン片手に続編観たいな。

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.2

ラストは二転三転あり、騙されたーなわけだけど、演出がダサい。最後までダサい。
気になっていたあの子も、捜査官も、何故突然、そこまで彼の味方になったのか不明過ぎる。

正しいバスの見分けかた(2015年製作の映画)

3.6

登場する4人の男女のバランスがとても良い。
日常の中で、本人たちだけに分かる、ちょっとだけ冒険して、楽しかった瞬間が切り取られている。
会話の内容が本当に日常。
大きな事は起こらないのに、癒しをくれた
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

全然怖くなかった!
ハラハラ感は充分にあったので楽しく観終わりました。
ケイディを守るためだったはずが、最後は自分を守るため、に変換されていてちょっと残念だった。
続編楽しみだな〜

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

こんな時代に生きているのが不思議な優しい二人。
いつの間にやら共に暮らし始め、お互いと生きていく事を約束無しに悟った。
クッキーは静かだが、語りかける時いつもお喋りで、温かい。
動物や赤ん坊に好かれる
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.6


クー!と鳴く?ので可愛いと思いきや、意外にも冷たい奴ら。
用がないと分かると飛行船から落とされる。
マッチに目がない異星人たち、階級格差もあれば盗みも裏切りもある。どの世界も同じなんだなあ。
人間界
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

イラン豚のお陰で夫婦仲も良くなり、幸せいっぱい。
冷静に観るととんでもないお話だが、何故かこの夫婦を応援してしまう不思議。負けるな!ガンバレ!
笑いに振り切りまくりで大爆笑必須ムービー。

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方(2021年製作の映画)

3.3

山田洋次監督かと思ったら違いました。
夫婦の考え方の違いがデカ過ぎて最初は笑って観ていたけど、これが毎日となると、、熟年離婚もよく聞くし笑ってられないな。
夫婦仲良く元気に暮らせますように。