insomniaさんの映画レビュー・感想・評価

insomnia

insomnia

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.7

思っていたより数倍楽しめたサイコスリラー。
霊とサイコの対決と言ってしまうとコメディみたいだけど、凄く悲しい戦いで、勝利の瞬間はちょっと泣けてしまう。
妹や父との関係性もスパイスになっている。
ハラハ
>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.5

感覚で捉える美しい映画。
雰囲気だけ良い作品とは違ったけど、惹かれる要素は少なめだった。前作コロンバスがとても良かったので、次回作が楽しみ。
ヤンの話方がとても綺麗で、こんな人と会話をしてみたい、とぼ
>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.6

晩餐会までが長く、割と退屈に感じてしまった。
料理の準備、当日までのそわそわとした雰囲気はとても好き。
美味しい食事には優しい空気が大切。
どんなに美味しく豪華な食事でも、笑顔がなければ楽しめない。
>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

3.8

ずっと待っていたアンドリューヘイ新作。
心に静かにグサグサと来るのはいつもながら。
愛されたかっただけなのに、自分自身を分からなくなっていく。
それでも周囲には優しく、笑顔を絶やさないアダム。
自身の
>>続きを読む

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.4

主人公役の山本さんの演技が、ヘラヘラしていて苦手だった。
猫は可愛いけれど、いつもの今泉監督感で、得られたものがなかった気がする。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.5

ジャズに興味が無くても、原作を読んでいなくても面白かった珍しい音楽映画。
彼等の熱量に感動するのだけど、熱苦しくなくて、そこが良い。
玉田はドラムを辞めてしまう未来が悲しい。
3人でずっと頑張って欲し
>>続きを読む

愛しのローズマリー(2001年製作の映画)

3.7

ありがちなラブコメでも、散りばめられた考えさせられる部分。
素敵な人って一体どんな人なんだろう?
運命の人と思える人は?
そういう人を探す前に、自分自身が変わらなければ、誰にも相手にされないよね。
>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

ウェスアンダーソン監督は自分の色がよく分かっていて素敵。
なんだけど、もう自分には合わないのかなとよく分かりました。
こういうテンションが好きではなくなってしまったんだ。
体感3時間。内容としては昔の
>>続きを読む

続・猿の惑星(1970年製作の映画)

3.6

1話と2話の差が全然無いなと思っていたら、後半の巻き返し。
宗教的なノリや核兵器の登場もあり面白かった。
どちらも衝撃的なバッドエンドだけど、この続きが2作もあるのだから気になるのに、、。

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.4

うわー!予想出来なかったー!な展開なのに面白くない。
これは間違いなく原作が面白いのに、映画で台無しになってる。
東野圭吾さんはよくこんなに案が出るなあ。
岡山天音さん相変わらず良い。

ジャイアント・ピーチ(1996年製作の映画)

3.3

子供向けなのに表現がホラー。
食料の奪い合いも起きるし残酷。
最後は全部まるくおさまっちゃってハッピーエンド、、なのか?

耳をすませば(2022年製作の映画)

3.1

分かっていたのに観てしまった自分が悪い、のだけど、本当につまらなかった。全ての展開が早く、解決するのも早い。
こんな大人になっても青春している痛い2人でしかなかった。
原作の美しさが全く違う形として使
>>続きを読む

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.8

マルセルは本当にお喋りで、いつも元気にぺちゃくちゃ。
それがめちゃめちゃに可愛い。
ディーンとマルセル、おばあちゃんのコニーの3人の関係性がとても優しくて素敵だった。
それはいつまでもは続かず、放って
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.4

ストーリーはシンプルだけど面白い。
明るくてハッピームービー。
登場人物みんな可愛いから癒されますね。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9


実験の成功は、ただ科学者としての喜びで、その責任と後悔は彼を破壊していく。
後半は殆ど裁判映画だが、数々の裏切りなど、関係者の視点が面白かった。爆破の瞬間が強烈で、恐怖で涙が出そうになった。
もう二
>>続きを読む

宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.6

桃井かおりさんが演じる星ばあが、とっても素敵で、それ以外のストーリーが今ひとつでも忘れさせてくれるくらい良かった。
絵本の世界にいる様で、美しい世界観だった。
思春期時代に、こんな存在に出会えていたら
>>続きを読む

461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.0

お弁当を楽しく作っているお父さんという話は良いけど、歌とか、セリフとか、全部こださくて観てられないやつだった、、。
恥ずかし過ぎる、、。以上です。

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.7

ほっとする話の中に厳しい現実もあり、思っていたより数倍ヘビーな映画だった。
生きる為には働いて食べていかないと。
ご飯は皆んなでわいわい食べないと味気ない。
必要最低限を楽しく、感謝して暮らせる人はど
>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.4

序盤からもうテンションがふざけ過ぎて面白みが無かった。
勿論コメディだからふざけて良いのだけど、こうすれば面白いでしょ?感が透けて見えてつまらない。
アフターライフが良かったので残念。ゴーストは豪華で
>>続きを読む

オリオンと暗闇(2024年製作の映画)

3.7

チャーリーカウフマンらしい単純に見えて複雑な面白さ。生きていくには世界に目を向けないといけない。世界に存在するもので、無意味なものはない。

主人公のオリオンが恐怖を克服する過程で、全てを言語化してく
>>続きを読む

ヒューマンネイチュア(2001年製作の映画)

3.4

何だかんだ偉そうに言ってるけど、全ては本能のままに。
皆大概馬鹿なのです。
という映画。

アノマリサ(2015年製作の映画)

3.6

皆んな同じ顔、同じ声に聞こえる主人公のマイケル。
そんな中で出会った運命の女性リサ。
リサに夢中になるも、次の日には結局同じ。
退屈な人生は自分自身で変えなければ。
チャーリーカウフマンの薄気味悪さは
>>続きを読む

あしやのきゅうしょく(2021年製作の映画)

3.2

面白くはないのだけど(失礼)
穏やかで優しい映画。
給食が美味しかった事、何が好きだったか思い出したりして懐かしい気持ちになれました。

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.9

まず初めに、物凄く好みだった!!

男性とは、女性らしさとは、日頃から言葉では聞かずとも感じる奥に潜むもの。女性蔑視、差別、ストーカー、セクハラ。
ハーパーはただ一人で過ごしたいのに必ず男性たちに邪魔
>>続きを読む

ザ・ヒューマンズ(2021年製作の映画)

3.5

家族でも、突っ込んで良いこと悪いこと、そりゃある。
この数時間で皆泣いたり無理に笑ったり、愛してるとも言う。
本当の家族愛って?
もうこれ以上何も起こりませんようにと祈りたくなる映画。

劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ(2024年製作の映画)

4.0

試写にて。
もう、愛。愛しかない。
絶対に続編ありますよね、ありがとうございます。
皆んなでイカメシ食べながら公開上映待とうね。

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.3

台湾の方が俄然好みでした。
分かってはいたけど、、。
日本版はコメディ過ぎてテンションが付いていけない。
ラストの感動も無かったな。

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.2

今泉監督らしい作品。
悪くは全然ない、けど、陸役の俳優さんどうしたの、、何か凄い違和感。この人が全然ハマっていなくてもう全てが頭に入らなかった。
顔のパーツが中心に寄り過ぎてるからか

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.2

観始めた瞬間、あ、こういう系か、、とがっくり。認知症の夫婦のお話は役者も素敵で良かった。珈琲の冷める時間も大分差がある様だし、子供が出来た、という流れもかなり無理やりだった。
これは原作ファンどう思っ
>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.9

〜しちゃ駄目、と否定せずに辛抱強く接するお父さんが一番哀れで心が壊れないか心配だった。
最後のトランプだって、唯一あみ子の話を聞いてくれた人。
海を見て楽しそうなあみ子。きっと何も変わらないんだね。
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

ひたすら可哀想なボー。
ずっと訳がわからなくて、訳分からな過ぎて笑ってた。
これはもう、本当にコメディ。
然しながらボーに共感の嵐だった。
母に対しての共感は一歳なかった。
そこが良いのか悪いのかは不
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

ずっと食わず嫌いで観ていなかったけど、面白かった。
奇跡的に趣味や考えが合う2人の4年間。
ここまで合うのは流石に映画だからなんだけど、
バンドの話の時とか、いつも考えていたじゃんけんのくだりとかは、
>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.6

漫画もアニメも見ていないまま鑑賞。
キャストが良くて、見応え充分。
ストーリーは金、金、金。金の奪い合いで殺し合い。
子供は見れないんじゃ、って程グロいのも個人的には好き。
ただ、やたらアイヌの言葉や
>>続きを読む

あぜ道のダンディ(2010年製作の映画)

3.5

冴えないおじさん同士、なんだかんだ頑張って生きていく。
自分に正直過ぎる2人は何故か可愛らしく見えてくる。
子供に説教するときも話がずれまくっていて、何が言いたいのかわからない。
シュールなのにやり過
>>続きを読む

ニライカナイからの手紙(2005年製作の映画)

3.2

良い話なんだろう。
沖縄の方言を頑張り過ぎている登場人物たち。
母からの執着とも取れる愛。
こういう話が好まれる時代だったのかな、と。

>|