tkykさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

全体としてはそれなりに楽しめたが気になる点もあった。
1番気になったのは大上の描き方である。前半のヤクザよりも暴れ回る姿はとても素晴らしかったが後半になって急に「良い人」になった様な気がしてその変化が
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.4

1番の問題点として「キャラの魅力があまり伝わらない」がある様に思った。前半のメンバー紹介は個別にそれなりの時間をかけて悪党として紹介してくれるが、それが後半に全く生きておらず、最終的にスーサイドスクワ>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.7

話としては地球の存亡がかかる程の大きな話ではないし、やってる事のめちゃくちゃさは前作をしのぐ程だった。敵役の武器商人やゴーストに関してもそこまで悪役っぽさが感じられなかったので登場人物らの行動を見てて>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.4

今までのMCU作品が見事に全て集結した作品となっており、この作品だけでも一つの集大成と言える。
本作は3つの展開が並行して語られるが見事に整理されているので問題なく話に集中でき、ヒーローたちが集結する
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

今までのMCU作品に比べて現実の現代社会と重なる部分が多く、社会批判的な作品だった。すなわち現代のアメリカや保守主義、グローバリズムと重なる部分が非常に多く、考えさせられる作品だった。

最終的には国
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.9

「ドント・ブリーズ」の肝は「音を立ててはいけないハラハラ」と「ロクでもない奴ら(特に盲目の老人)の争い」にあると思っているが、本作は特に「ロクでもない奴らの争い」の面が強まっていた。本作の肝を押さえて>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

今までのMCUはどれも規模が大きく、巨大な悪に立ち向かう作品だったが、本作はその路線とは違ってあくまで「身近なヒーロー」としてのスパイダーマンを描こうとしているので、自分の力を誇示しようとするピーター>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

5.0

とにかく終始楽しめる作品であり、少なくとも今年の邦画では断トツ1位の傑作だった。ちさととまひろの日常会話や食事シーン、瞬間的に起こるバイオレンスはどことなくタランティーノっぽい感じがした。
この作品は
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.9

相変わらずコメディ部分が面白い作品であるがスペースオペラとしての見応えも前作以上にしっかりしていた。
本作のヴィランであるヘラは見た目的にややもすると面白おかしく見えてしまいそうだが、ケイト・ブランシ
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.4

MCUの方向性が決まっていなかったのかもしれないが、湿っぽい感じと重要人物だと思ってたキャラがあまり存在感なく描かれている点が残念だった。
バナーの元カノが善良な彼氏がいるのにバナーに寝返るのはあんま
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

巷の評判通り確かに良い作品ではあるが惜しいと感じた。個人的に1番残念だったのは「結局恋愛じゃん」という事である。

はだしと倫太郎の関係性は大雑把には師匠と弟子の関係だと言えるので、その関係性のままで
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

アバンタイトルからとにかく最高だし、オフビートな笑いも散りばめられ、終始楽しい気分で観ることができた。その上前作以上に登場人物たちの絆が感じられ、感動もさせられた。その絆もある意味はぐれものである彼ら>>続きを読む

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.7

意を決して観てみたが人体破壊の瞬間をはっきりとは見せないので思いの外グロさは感じられなかった。しかもスプラッター場面も前半がピークで後半は物足りなかった。
全編2人組と大学生達の絶望的なまでのすれ違い
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

3.8

「100点満点で60点、70点満点で75点」の映画だと思う。ストーリーの粗さはあるが、ジャンル映画として観客が観たいハラハラドキドキの要素をきちんと盛り込んでいるのでいくらバカっぽくても楽しめた。
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.7

序盤の師匠と敵のロンドンでのバトルは圧巻され、見たことない感じがした。その他のバトルシーンも凄かったが、建物や地面がとにかく動いていて何がどうなっているのかあまり分からなかった。
建物がゴロゴロ変形す
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

結論から言うと現代のヒーローならではの問題を扱った批判性とヒーロー、ヒロイン達が集結して殴り合う興奮の両方が楽しめる傑作だった。
本作は現代のヒーローの功罪や葛藤を描いていて、アベンジャーズの続編とし
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アントマン(2015年製作の映画)

3.9

ケイパーものとして序盤に主人公や仲間のの特徴やアントマンとしての適性を、盗みの見せ場込みで描いているのがスマートだったので掴みとしても脚本的にも良かった。その後のアントマンになるまでと、なってからの訓>>続きを読む

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.6

ウルトロンがどんな存在であるかがイマイチ掴み損ねたので、どっぷりと話に入り込めなかった。あらすじを見るにトニースタークがウルトロンを開発したみたいになっているが、映画を観てるとその大元はヒドラだし、ウ>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.0

アクション映画の傑作という評価を時折目にする本作だが、その通りの傑作だった。序盤の船での戦闘に始まり、エレベーター内でのキャプテンアメリカと大勢の敵との戦闘、高速道路や市街での銃撃戦込みの戦闘、終盤の>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.9

音楽がこの映画を盛り上げているのは間違いないが、主要キャラクターを魅力的にできているのも本作の良い点だと思う。ガーディアンズとなる5人が次第に絆を深めていく過程を2時間の中でしっかりと見せ、最後には「>>続きを読む

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.7

本作はコメディ要素と飛行船のお陰で十分楽しめる作品だった。
コメディ要素についてはアスガルドの場面がシリアスである分、ロンドンでのコメディパートが効果的だったと思うし、セルウィグ博士の出る場面はとにか
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

結論から言うと本作は敵キャラがイマイチだった分、1作目と2作目より評価が低くなった。
キリアンはトニー・スタークを逆恨みしており、彼を見返そうとしているというのは分かるが、それ以外のキリアンの具体的な
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フィアー・ストリート Part 3: 1666(2021年製作の映画)

3.7

3部作の完結編という事で怒涛の伏線回収によって、それなりに楽しめた。悪魔との契約という超自然的なものを見せつつ、魔女狩りを現代にも通じる話にしていたのも、話の面白さと現代社会への批判的メッセージの両立>>続きを読む

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.9

今までのMCUヒーロー、ヒロインが一堂に会する興奮と色々ありながらも一致団結して敵を撃破する興奮のどちらも味わえるという点で良かった。
とはいえ中盤で敵の侵略にあっているのにソーとハルクが派手にやり合
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.8

スティーブ・ロジャースのまさに「キャプテン」に相応しいキャラクターが描かれていて良かった。
レッドスカルが開発した兵器が人を消してしまう威力なのにキャプテンアメリカの盾はそれを防御できてしまうのはかな
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.6

アイアンマンと打って変わって神話的な話になったのでアイアンマンで感じた「もしかしたら有り得るかもしれないリアルさ」への興奮は無かった。しかもソーの面々が遠征して戦った後はしばらく戦闘シーンが無いので退>>続きを読む

アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.8

「アイアンマン」という圧倒的な力を手に入れたトニー・スタークや周囲の面々がその力にどう向き合うかがポイントになっていた点は続編としての面白さになっていたと思う。要所要所でのギャグ的な場面も良かった。特>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.9

大人気シリーズとなるMCUの一作目という事で鑑賞したがMCUが大ヒットするのも頷けるほどに面白かった。
自分でものづくりをして、徐々にアイアンマンが出来上がっていく過程を見せるのは今後のキャラの説得力
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.8

近未来SFという事で鑑賞したが世界観よりもメッセージが印象的な作品だった。
SFの側面で言えば無機的な場面や引きの場面が近未来的で、それらを観るだけでも楽しめた。バジェットに関しては90年代の雰囲気が
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フィアー・ストリート Part 2: 1978(2021年製作の映画)

3.6

結論から言うとpart1に比べてジュブナイル要素、ホラー要素共に薄味になった作品だと思う。
ジュブナイル要素に関しては姉妹の絆が主題になっているのは良かったが、それ以外の面白さは無かったし、part1
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.7

この映画の問題点を唯一挙げるとすれば邦題のまずさがある。「17歳」を入れてしまうとこの映画のメッセージが台無しになる気がする。なぜならこの邦題がまさに本作で描かれるような性的搾取の一端とも受け止められ>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

前作の「未来のミライ」を観た後本作は一体どうなることやらと気になったがそれなりに物語を語っていたので安心した。しかしその物語が良くできているかと言うと「未来のミライ」を除く過去作より雑に感じた。問題点>>続きを読む

ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

3.4

「舐めてた相手が殺人マシンでした」系映画の女子高生版ということでB級映画だろうなと高を括っていたがそれなりに楽しめた。
良かった点としては主人公のゾーイが逃げる場面と敵が追いかけてくる場面を同じ画面に
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.2

正直話はあるようで無い作品だったので「バケモノの子」までの細田守作品と同等に比べることのできない作品だった。それでいて駄々をこねるくんちゃんに両親が取り合わないのをひたすら見せられるのは少々不快だった>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.3

オリンピック直前に過去のいじめや差別的な言説や反ユダヤ的な台詞が問題となって辞任や解任が相次いでいる今、「過去の罪とそれに対する罰」を考えるという点でこれ以上ないベストタイミングでこの映画が上映されて>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.7

熊徹と九太の師弟関係の話としては良かった。互いに学び、教わる事で成長していく様は感動的だった。それだけでなく九太が「強くなりたい」だけでなく、ふとした機会から純粋に「学びたい」と思う様になり、その手助>>続きを読む