ロンビューさんの映画レビュー・感想・評価

ロンビュー

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あこがれ(1958年製作の映画)

3.0

ヌーヴェルヴァーグの代表格であるフランソワ・トリュフォーの短編

5人の子供が1人の女性に初恋を奪われるという話。ヌーヴェルヴァーグの特徴に鮮やかな自然が心地良い。逆再生や倍速再生など実験的な演出を見
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.6

解明は出来ないながらも明らかに異質なSFの傑作

宇宙の映像は、『博士の異常な愛情』の飛行機の合成感と違い、何故か全く違和感を感じない、というかむしろ感動すら覚えました。監督が元写真家で構成などを工夫
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.6

どんどん情報量が増え、ヒートアップしてく

まず、この映画を見た後にソ連とアメリカの冷戦具合を調べ、キューバ危機の翌年に公開されたことを知りました。いや、そんな中よく作ったな。と思いつつも共産主義の批
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.4

義理の娘を好きになるっていうね

でも、ロリータ自体は大人びているようであまり、子供という感じはしなかったが、それに振り回され束縛するハンバートの心模様は見ていてハラハラする。そして、彼の殺人を犯すま
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スパルタカス(1960年製作の映画)

3.4

奴隷の反乱の中でも古く有名なスパルタクスの反乱を60年に映画化した作品

スタンリー・キューブリックが監督しているということ色が出ることを期待して見ましたが、それよりもカーク・ダグラスのセルフプロデュ
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突撃(1957年製作の映画)

3.5

哀しくも一矢報いる

1年間守られ続けているアリヅカを攻略せよという無理難題を押し付けられたダックス大佐の軍はもちろん失敗し、その責任は3人の兵士に課せられた。

アリヅカ攻略の際のカメラワークが好き
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

3.5

計画が不運に見舞われた

競馬のお金を強盗しようと計画を立て、そのための準備も怠らなかったが、それでも計画は破綻していく。

犬による不運や今まで時間通りに動いていたジョニーが渋滞で15分遅れるのも何
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ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦(2003年製作の映画)

-

なんでそんなことするんだよラース・フォン・トリアー

彼の謎の縛りに翻弄されるヨルゲンレス監督

危険な彼女(2016年製作の映画)

2.5

終わり方が独特すぎた

愛の無い情事をばらし、お金を巻き上げるのかと思いきや、愛があったと言い張り裁判を起こすハナ

2016年公開の映画ながらレビューが1つもないという謎映画は人の元々の印象がマイナ
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.1

黒澤明の『生きる』が情緒あるヨーロッパの映画に

リメイク版としてビルナイ主演で制作された『生きる LIVING』。物語の流れは大体同じだが、あまり好みじゃない。ビルナイの哀愁漂う演技はかっこよかった
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.6

話がスッキリしてて漫画より良いかも

原作を何年か前に読んだのですが、当時は重苦しく感じ、読むのが辛かったですが(もちろん終盤の方は別)、映画だと120分という時間の中で完結までいく為スピード感が良か
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非情の罠(1955年製作の映画)

3.3

ヌーヴェルヴァーグの映画みたい

と言ってもヌーヴェルヴァーグはこの映画ができた後か同時くらい。その頃からこんな映画があったことに驚きました。女性を巡って繰り広げられるヤクザとの戦いは見入ってしまいま
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.5

最近コナンの映画ごちゃごちゃして爆発に頼りきりだけどこういうのが結局好き

1番幸せな人はこの映画でエンドロール見ずに帰った人でしょう

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.8

大傑作のサスペンス映画

この映画に終始付き纏う不気味な空気、最初のクラリスのロードワークから木に書いてある苦しみ悶えという単語。そして、バッファロービルの事件。序盤から不吉であり、その不穏な空気はハ
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一日の行楽(1919年製作の映画)

2.9

この人監督主演以外に作曲もしてんの!?

無声映画初めて見たけど面白かった。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.5

前章はほのぼのとした学生ライフに少しづつ侵入してくる宇宙人の影にワクワクを覚えました。

幾田りらの声めちゃくちゃいいし、門出ちゃんのキャラがいい。浅野いにおが原作ということもあって達観したような言い
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スパイナル・タップ(1984年製作の映画)

3.4

ロブライナーのデビュー作

バンドのドキュメンタリーを作るという所謂モキュメンタリー。ドラムが亡くなるという謎のオカルトを持つバンド、スパイナル・タップ。このバンドの愉快さと楽しそうな会話を見ていて思
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恐怖と欲望(1953年製作の映画)

2.9

反旗を翻せ!

森で迷った4人組が精神的に追い詰められてく過程をたまに目の引くカットをまじえながら見ることが出来る恐怖と欲望の60分間。

許されざる者(1992年製作の映画)

3.4

90年代にあのクリント・イーストウッドが西部劇を作り上げたってことに脱帽したい。
そして、エンドクレジットで感動したい(した)。

昔相当悪だったウィリアムマニー(これ最早名無しの男やろ)が主人公であ
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O嬢の物語(1975年製作の映画)

-

絶対面白くないと思ったら結構好き

この映画にある官能さはもはやおまけでしかなく、というよりむしろ官能映画の良さを知れて良かった。この過激すぎる表現でのみ成立する愛の形もあるのだと思いました。

最初
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タイピスト!(2012年製作の映画)

3.7

世界一タイピングの速い女性ローズパンフィル

正直恋愛映画はあまり没頭出来ないタイプだが、この映画の主人公のローズパンフィルの魅力と保険屋ルイエシャールの不器用さに完璧にハマってしまった。

まず、な
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.6

エレベーターに閉じ込められたことで起きる1つの事件と発覚するもう1つの事件の真相

周到に計画を立て起こした殺人。だが、まさかの不運に映画の落ちが読めない展開に一気に陥った。しかも、とあるカップルがジ
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月世界旅行(1902年製作の映画)

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月に行くドタバタ劇

今となってはこのクオリティなんてありえないですが、これが原初だと考えると感慨深いものがあります。

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.1

ガルガドットの泣いた顔見たくなかった
悲しい

アリスタの最後のセリフ刺さった

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