kratterさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.4

イマイチ日本人の感覚からすると想像も及ばない部分もあるけれど、社会問題(大きな世界)を土俵としながらも視点があくまでもサーリャの半径数メートルの世界(小さな世界)で見せる事で、難民問題をより切迫感を持>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

2.5

自分には苦手な映画でした。雑誌的なカルチャーを映画で表現しようとしているのかな。

何というか、血が通っていないというか、表層的なオシャレさで惹きつけようとしている感じがしました。もっとベタで泥臭い方
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エデン(2017年製作の映画)

3.0

立て続けにブリリアショートショートシアターで視聴。

僕はキリスト教に明るい訳じゃ無いけど、現代版"禁断の果実を齧ったアダムとイブ"と言う事なのでしょうか。

次の停車駅(2017年製作の映画)

2.5

視聴記録。ちょっと自分には分からなかったけれど、これであの声優さんは開放されたという事なのだろうか。

起業家リトゥ/Ritu Goes Online(2020年製作の映画)

3.0

インドの学歴が無い女性起業家のお話です。

ストーリー自体はサクセスストーリーで良いと思います。製造もしてるかと思ったら、商社寄りのお仕事なのね。

ロレーヌは歌えない(2016年製作の映画)

3.4

唄が歌えないロレーヌは歌えない(ノレない)せいで歌える(ノレる)人たちから孤立しがち。

それでもなんとか"歌える(ノレる)"人になろうとする時の感じが何とも言えず良いです。先天的にノレない人に表現の
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.7

"ボクシング映画とは哀愁である"と井筒監督が言っていたのを覚えています。

これ程、残酷で美しい才能を巡る映画を僕は寡聞にして知りません。

ボクシングと言う題材となると、"レイジング・ブル"から"キ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.0

"等身大の人間の醜さ"描かせたら右に出る者はいないんじゃないかと思う吉田恵輔監督の最新作です。

芽の出ないYoutuberのユリ、それを片手間に救う尚樹、次第にユリは人気Youtuberとなって行く
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ポテチ(2012年製作の映画)

3.5

育ての母親の為に奮闘する息子がとても好感が持てるお話でした。

ある男(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

このラストのオチは予測が付きませんでした。

何というか、"禍福は糾える縄の如し"と言うか、本当に単純な言葉なのだけど、"人間の怖さ"を描いています。

ラストの部分で兄の行動の意味していた処とか考え
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

今や国民的アニメ監督となった新海誠監督最新作です。"僕は秒速5センチメートル"とか"言の葉の庭"のような儚さを伴った初期の作品が好きで、"君の名は"、"天気の子"と少しずつ違和感が増して来ている映画好>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.9

あの有名な"マンボ!"はこう使われていたのか!と分かっただけでも観た価値が有りました。

スピルバーグの映画決定版と言うか、古典的題材を巨匠が正統に創った正統派の映画、と言う感じでしょうか。

幸福な
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RRR(2022年製作の映画)

3.9

巷で話題の本作、遅まきながら見て来ました。

"インド人に武器を持たせる"事を秘めたミッションとして警察官になったラーマと妹をイギリス人から開放する為に戦うビーム、この本来共通の目的を持つ二人が対立し
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

映画では割と多く創られてきたタイムリープもの。なのですが、"上司がタイムリープと気付かないと進まない"という設定にしたのが新しかったです。

それと、前半の映画の推進力に"会社員の上下関係"を上手く組
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.5

水墨画と出会った大学生が熟達していくにつれ才能を見出し、成長していくという映画です。良く出来てると思いました。

バガボンドで宮本武蔵が熟達する中で良く差し込まれるテーマを作品にした感じです。

この
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.9

4DXかつ3Dにて視聴。揺れ、ショック、水、香り等々の諸々の演出がうまく映画とマッチしていて映画館に行く意味を改めて実感出来ました。3,500円出す価値が有りました。

さて、映画自体の感想ですが、流
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

ワカンダフォーエバーを観る前に1度予習。

MCUの一連作にありながら(インフィニティウォーへの繋ぎ)、アフリカの社会問題も取り込んでいる感じでアカデミー賞取れるのも納得かな。

ビジュアルが相当力が
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21世紀の資本(2017年製作の映画)

3.5

同名の経済著の映画版。

古くは資本家が支配したイギリスの時代から、現在までの経済の歴史と現在の富の分配、金融資本主義がどのようになっているかを分かりやすく解説。

労働で得られる賃金上昇と資本価値向
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.2

原作は読んでいません。学生時代からの親友のマリコの自殺を巡って主人公が遺骨と共に旅をする、と言うストーリーでした。

所謂、"不在"がテーマの作品でしょうか。仕掛けと言うか発想は割と面白いと思います。
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.0

見世物小屋で読心術を身に着けた浮浪者が成功するが、人間関係のもつれからトラブルに発展していき最後は、、、と言う循環構造を持った映画です。

ディズニープラスなのでながら視聴の箇所もあるものの、ほぼスト
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.5

B17爆撃機に突如乗り込んだ女性乗組員。彼女が持ち込んだあるものと同時に彼女の氏素姓が明らかになる。

そして、迫りくるゼロ戦とグレムリンを相手に戦闘が始まるが、、、と言うストーリーです。

"これ、
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.8

5回目位の視聴。今回はトム・ヘイゲンに注目して観てみました。

トムはファミリーの中で唯一人血縁関係が無い弁護士、ファミリーの中では組織の発展の為にビトを冷静に補佐するコンシリエーレです。

彼がゴッ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

2.5

さかなクンの自叙伝をあまちゃんののんさんが演じると言う話題作です。

個人的な感想ですか、僕にはダメでした。酷いを超えて観ていて不快と言う感じ。

テレビで観るさかなクンの(魚だけに)天然さ・イノセン
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

再婚した妙子は、前夫との連れ子と旦那と3人で暮らしている。親戚付き合いは上手く行っていない。義理の父を招く時も自分は料理せず、旦那任せと言う距離感だ。義理の父は義理の父で、家を夫婦の為に明け渡した事か>>続きを読む

キングメーカー 大統領を作った男(2021年製作の映画)

3.4

韓国の数十年前の大統領選で暗躍したキングメーカーの素性に迫る、、、と言う作品です。日本で言うと、小泉元総理の秘書の飯島勲さんに当たる感じでしょうか。

テーマ設定は良いのだけれど、正直尻すぼみな印象で
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

父親を不慮(とされる)の事故で亡くした兄妹が、UFOの映像を撮影して一攫千金を目指すうちに実際のUFOに遭遇するが、、、と言うお話なんですが、何とも言えない奇妙なタッチで物語が進行して行きます。

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街の上で(2019年製作の映画)

4.1

冒頭1時間20分位までのイラつく冗長さ(下北沢ってこうでしょう。カッコ良いでしょう。)を見事に最後で捲って返す構成。冒頭に想定していた"はいはい、どうせサブカルオシャレ映画でしょ"を見事に反転して見せ>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.8

学生時代を男子校と言う閉ざされた空間で過ごした者です。作品の中での佐々木が"こうゆう奴いたよなぁ"の連続でした。

誰よりも破天荒でハチャメチャで、そのクセ辛い経験から来る観察眼を持っている誰よりも繊
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.7

所謂、超ド定番のファンムービー。視聴者が「こうゆう夏休み映画にして欲しいんだよねぇ」と心で思っていることを体験してくれる造りと思いました。

FILM REDを観た後だったので尚更、ONE PIECE
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.8

レビュー評点が高かったので、事前知識を余り入れずに試聴。

後半、『この時間でこのシーンにこれだけ時間割いてどうオチを着けるんだろう?』と不安になったのですが、最期の最期でキレイな着地をして終えてくれ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.6

パークも含めてジュラシックシリーズ6部作の最終シリーズらしいです。

ストーリーは恐竜調教師(?)のオーウェンが、バイオシン社に誘拐された娘と手懐けているラプトルの子供を取り返す旅に出る。と言う至極シ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.4

ONE PIECE25周年の記念作品と言う事でコミックから暫く離れていた状態で鑑賞。

作品自体は画調や映像効果が新しい感じ(龍とそばかすの姫風とでも言うのかな)でまぁ楽しめたかな。シャンクスと最期に
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.6

マイティ・ソーの4作目。MCUとしては29作目です。

エンドゲーム後の世界でのソーの活躍を描きます。アベンジャーズ御三家の中で唯一4作映画を創られているのは『ダーク・ワールド』までイマイチスマッシュ
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フリーソロ(2018年製作の映画)

3.5

アルピニストには少し迫力負けかな、と思うものの、ハラハラドキドキの連続でした。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.8

是枝監督最新作。例の如く全く予備知識を入れない状態で試聴。乱暴な見方をすると、"万引き家族を韓国でやりましょう、と言うのが制作経緯"な気がします。

"やりたい事はなんとなくこうゆう事なんだろうな(古
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アルピニスト(2021年製作の映画)

3.8

マークの登山に関する考えに完全に同意する訳ではないのだけれど、彼の人生とその過程で残した偉業は賞賛に値するものです。

それと、何より圧巻の映像美でしょう。映画館で観るべき映画。