毛玉さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.5

初めて感情移入による辛さで1度断念した映画でした。
今回はがんばって見ました。
映画は最高です。気になるところがゼロではなかったけど、間違いなく最高です。

僕が感情移入してしまったのは、主人公の石井
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

4.0

北村匠海ったら、かわいいやつめ…!

こんなおおきく振りかぶって真っ正面な大学生カルチャーエモをやることある?
監督、黒島結菜好きすぎるだろ…!
っていう前フリを使って、北村匠海がひたすらかわいく見え
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.5

✌️彼女と僕の好きなものは…✌️

ゲイであることを隠して生きる安藤はある日の本屋でBL本を買おうとする女子=三浦と出会う。三浦は腐女子であることを秘密にするように安藤に頼むが…。

本作はゲイの生活
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.5

“カナシミ”なんて感情、必要?

天才ピート・ドクターが手がけるピクサーの最高傑作のひとつ。
少女ライリーの中にある5つの感情、“ヨロコビ”“カナシミ”“イカリ”“ビビリ”“ムカムカ”。それぞれの感情
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

4.3

生きるために狩るか。狩るために生きるか。
宇宙一のハンター=プレデターが降り立った300年前のアメリカで、ネイティブアメリカンVSプレデターの狩り合いが幕を開ける!
テクノロジーと圧倒的な膂力で挑んで
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チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作の映画)

4.5

今年イチ笑った…!

かつて人気を集めたチップとデールの現在を描きながら、離れた2人の心が向き直っていくまでの物語。
実写、2Dアニメ、3Dアニメ、CGアニメ、パペットからクレイアニメに至るまで、ディ
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13人の命(2022年製作の映画)

4.2

刻一刻と迫る“水”という脅威に立ち向かう漢たちの実話

本作は、タイのサッカー少年12人とそのコーチ1人の計13人がタイのタムルアン洞窟で行方不明になってしまったという、実際の出来事を映画化した作品。
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.5

マリグナント・ザ・ライド

傑作『ソウ』を世に放ち、アクションとホラーを融合させてきたジェームズ・ワンの集大成。
もはや名作の『ワイルドスピード:スカイミッション』でも描かれたような家族のストーリーも
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呪詛(2022年製作の映画)

4.1

キモー

ゲロ、虫、集合体、ジャンプスケア…。不快な映像のバーゲンセール。ストレスがすごいです。
ファウンドフッテージ的な要素もちょこちょこ存在する感じのPOV映画なので、臨場感と現実味がめちゃくちゃ
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インターンシップ(2013年製作の映画)

4.0

営業しかしたことないオヤジ2人が変わり者の若者たちとGoogleのインターンシップに参加してみた件

アメリカで1番コスパのいい俳優ことヴィンス・ヴォーンと、愛嬌のあるジョークを言わせたら右に出る者は
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.6

とてつもなく手痛い“復讐”をもって、“I love you”を体感させるエドワード。その圧倒的な才能に打ちのめされました。

あまりにも有名なオープニングシークエンスで幕を開ける本作は、上流階級で気鋭
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

「愛」とは、神や哲学者のものではなく、愛する者のためにある。

恋愛映画で度々登場する命題「愛とはなんだ」。『500日のサマー』のように、本作は冒頭で「これはラブストーリーではない」と宣言しますが、『
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ベテラン(2015年製作の映画)

4.3

『ダイハード』×『ホットファズ』÷韓国映画

大エンターテインメント作品!
正義感が強くてキレやすいベテラン刑事が、清涼感すらあるゲスの極み御曹司を追い詰める!
ダイハード的な肉弾戦アクションと、ホッ
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.2

ボクシングが何ラウンドなのかも知らない格闘技弱者でも胸が熱くなる!

イタリアンマフィアのようにハットを斜め被りにして、松本人志のようなモリモリの筋肉を蓄えた男=ロッキー・バルボアの、ブレない人生讃歌
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

「マナーズ メイクス マン」
いや、お前が言うんか〜い!

個人的にキングスマンの魅力は、「スタイリッシュで不謹慎なアクション」と「なんじゃそりゃ!を大真面目にやるノリの楽しさ」が大部分を占めていると
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.1

ルッソ兄弟の3次元的アクションが見られる最新作!

「挟み込まれるコメディシーンが楽しい」
「アナ・デ・アルマスがかわいい」
「画面がぐりぐり動く味付けの濃いアクション」
以上の3つが、本作を見て興奮
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.5

どうなってんだ…。
なんで僕は今、オナラで泣いてるんだ…。

無人島で孤独と絶望を味わい、自殺を図る主人公。彼が首に縄をかけながら波打ち際を眺めていると、そこには横たわる人影が。孤独から解放されると思
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カンフーハッスル(2004年製作の映画)

4.4

小学生の頃に大好きだった『少林サッカー』。幼いながらも親にその円盤を購入してもらった時に、なぜか本作『カンフーハッスル』と2枚組でした。その時に初めて見たものの、とてつもない衝撃だったことを今でも覚え>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.2

あざとくてなにが悪いの?〜宮廷女性のトライアングル・ラブ編〜

『ロブスター』『聖なる鹿殺し』のヨルゴス・ランティモスが宮廷コメディを描きました!と聞いて、素直に「楽しそう〜」と思う人はいないでしょう
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

5.0

日本映画の最高傑作のひとつです。
個人的に本作の悪役は全映画の悪役の中で5本の指に入るほどの魅力的な悪役だと思います。

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.1

タイカのノリが炸裂!…しすぎ?

タイカ・ワイティティのポップでノリのいい仕上がりで、どっち付かずなヒーローゴッドストーリーが楽しくて興奮できるマーベル的な作品に変容した前作から引き続き、メガホンを握
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.1

僕にとってソーは最も興味のなかったアベンジャーズでしたが、本作でようやく愛嬌を獲得したおかげで、何とか最新作のソーへの興味が湧いてきました。

僕としてはテッサ・トンプソンを楽しみにしていました。そし
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.9

ギャグ自体は面白いのに、編集と演技がそれを面白くしようとしていない感じがしました。

SF的な「なんだそれ?」には何も感じませんでしたが、演出面での「なんだそれ?」が多すぎました。助手2人を登場させな
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.8

マイティー・ソーはアベンジャーズの中で最も興味がないヒーローでした。
人間的で物理的な弱さが無いので、戦いにもあまり興奮しませんでした。

ストーリーは可もなく不可もなく、面白くもつまらなくも無いライ
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.4

今までに幾度となく映画で描かれてきたソマリアの内戦=モガディシュの戦いを、韓国と北朝鮮の関係性を軸に脱出劇として描写した快作!

もはや信頼と実績の「韓国No. 1大ヒット」の宣伝文句に頷くことしかで
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.6

1人の女性の人生の一部を切り取った超個人的なストーリーなのに、なぜこんなにも普遍的なんだ…!

主人公ユリアは、成績優秀で医学の道に進みます。しかし違う道に自分を見出すと、迷わずその道へ。生き方やパー
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

4.0

ゆる(くてちょいビター)キャン△劇場版

社会人となったゆるキャンメンバーたち。それぞれの生活を営みながらもゆる〜く繋がる彼女たちが、ひょんなことからキャンプ場を作りあげることに!
高校生の頃にはでき
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.3

『パンチドランク・ラブ』っぽい2人のロマンティックコメディー!

20代後半で子供の写真を撮る仕事をしている自分を悲観しているアラナと、子役でありビジネスマンでもある15歳の少年ゲイリーが、互いに見栄
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

4.3

ライド感MAXでめちゃくちゃ楽しかった!
90分弱で、突如マンハッタンを襲った巨大モンスターから逃げ惑うニューヨーク市民のグループをフェイクドキュメンタリー&ファウンドフッテージ的に撮影したSFパニッ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.2

あっけたけぇぜ…

芦田愛菜ちゃんと宮本信子さんがBL漫画を通して交友を深めて、お互いの温度のあるメタモルフォーゼを見つめ合うストーリー。
全体的に優しくてのんびりとした作品でしたが、芦田愛菜ちゃんの
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.5

クソ笑えなくてクソ面白い映画

人の業とキツい現実をブラックユーモアにして見せてくれる、日本一イジワルな映画監督こと吉田恵輔監督の最新作。
前作『空白』ではユーモアを少し抑えめにして、真正面から人の業
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.8

「ほんで全身真っ赤」「それなにぃ!?」

全てがもう一歩の踏み込みが欲しいなという印象でした。苦手なホラーを見ているのにこんなに余裕があったのは初めてです。「大悟のツレって全員ここ出身なのかや〜」と鼻
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.5

韓国映画の皮を被った純度100パーセントの是枝作品でした!

“子供”と“母”と“父”で構成された“家族”をビシバシ感じました。
ベイビーポストに預けられた子供を高値で売買して稼ぎを得るブローカーの2
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.1

“プレッシャー”“孤独”を呑み込んで吐き出してできあがったトロフィーを痛々しく眺めていたら、女性たちへの応援歌が流れる血の通った内容に変化していた!
異食症というフックで、女性が世界の異物を呑み込んで
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恋は光(2022年製作の映画)

4.4

美人と佳人と美女に“恋の定義”を問う男にキツさと愛らしさを覚えてしまう、不思議で楽しい映画体験でした!
ストレートすぎて変化球な内容で、2時間弱の間ずっと恋バナしてるみたいで最高!
邦画の恋愛映画でこ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.3

75歳以上の高齢者に安楽死しやすい環境を整えるために施行された法律“PLAN 75”と、それに関わる多種多様な日本で生きる人々を見つめる作品。

本作の良いところは主に3つ。
「多様な人物配置」
「生
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