tamagoさんの映画レビュー・感想・評価

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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.0

惑星ソラリスの海は、調査に向かった人間に信じられないような光景を見せつけたが、帰還した調査員の妄想か現実かで論争が決着しないまま。そこでソラリス調査を再開するためにクリスが派遣されるが、クリスの元同僚>>続きを読む

柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)

3.5

豪華キャストに深作監督の『仁義なき戦い』を彷彿とさせるナレーションも交えた演出でテンポ良く荒唐無稽なストーリーに乗せてくれます。
真田広之さんが、若くて美少年なのに驚きます。千葉真一さんも凛として男前
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ふたり(1991年製作の映画)

4.5

新尾道三部作ということで、前から観たかったのをやっと観れて良かったです。
姉の千津子が事故で亡くなってからの冒頭の謎展開がさすが大林監督、力技でねじ伏せて来られますが、それに乗っかるとあとは作品の世界
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.5

一度観ただけで、このストーリーを完全に理解できる人はいるのでしょうか?
僕は半分くらいついていけませんでした…

ノーラン監督お得意の時系列行ったり来たり、初見殺しの技が、デビュー作から炸裂しており、
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ワン・フロム・ザ・ハート(1982年製作の映画)

3.5

オープニング・タイトルが凝っていて楽しくて、面白いはずと期待して観始めたら、
痴話喧嘩を延々と見せられて、一体僕は何を観てるんやろか?と思わされつつ、不思議な魅力に取り込まれていくのには、自分でも驚き
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.0

鑑賞当時、かなり感動したはずが、スコアすら下書きに付け忘れてた…
たぶん★4.0以上
GWでちょっと余裕できたので、下書きに保存放置してたのを今さらながら思い出して書きました。

とにかく暗い印象です
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

うーん、アカデミー賞作品賞受賞作なので、どうしても期待して観てしまうからなのか、かなり肩透かしをくらってしまいました。
マルチバースでの経験により難局を乗り越えていくパターンは、面白かったし楽しめたけ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

これは、超ど迫力劇場案件でした。滑り込みセーフで観に行けて良かったです、
アラキスの世界の映像と音響による表現は一見の価値あり。ハンス・ジマーさんの劇伴と映像の相乗効果は素晴らし過ぎました。が今度こそ
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.5

観るとパリに行きたくなる作品。
キャスト、ダンス、風景、脚本、音楽、全てが絶妙に調和していて、冒頭から完全に作品の世界に引き込まれました。
オープニングタイトルのインパクトが凄すぎて快感。やっぱりオー
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

4.0

パク・ソダムさん、こういう役柄がすごく似合います。
一見冷めているようで、実は優しいキャラで、カッコいい。
冒頭のカーチェイスは迫力満点で、ストーリーも間延びせずにいいテンポで進みますが、終盤は少し生
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.5

アクションは、毎回工夫されてはいるものの各シークエンスが長過ぎて、思わず早送りしたくなる。しませんが。
砂漠やパリの景観は、素晴らしい映像だったし、90分くらいにギュッと凝縮したら、ご都合主義の筋運び
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

5.0

冒頭からぐいぐい引き込まれて、あれよあれよという間にスパイ二人の立場になったかのような危うい緊張感が持続して、まさにサスペンスとは、こういうことなんやと感じさせてくれました。
これが実話とは、本当に驚
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ギルダ(1946年製作の映画)

-

スティーヴン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワース』を読んで以来、リタ・ヘイワースさんの映画をいつか観たいと思いつつ、ようやく観ることができました。
確かにすごく魅力的な方でしたが、僕はそこまで惹かれな
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

長いけど、飽きさせることなく、最後まで楽しめました。
マット・リーヴス監督の持ち味なのか、ダークな雰囲気、父親の罪を絡めて苦悩するブルースというシチュエーションが活かされたストーリーに引き込まれました
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

予告編がキモかわいい感じで、ホラー苦手な僕でも観れるかな?と思ってチャレンジ!
観れた!けど、イタタ!ってなるシーンが多くて、やっぱりホラーは苦手…
けど、M3GANは、きもかわいくて、AIの不気味さ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

アイルランドでの宗教紛争を背景に一人の少年の成長を描くケネス・ブラナー監督の自伝的物語。

冒頭のカラーでの日常的な風景から、モノクロームへの移行が一気に現代から過去へ遡ることを視覚で訴えかけてきて、
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

3.5

ほのぼの系と知って観たけど、意外とそうでもなく、人生の理不尽さ、厳しさ、苦さも同時に描かれていて、鑑賞後にじわじわくる感じでした。
生きていくことの意味を改めて考えさせてくれるけど、決して押し付けがま
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.5

芸術としては、一段下に見られていた映画音楽をポピュラーなものにしてこられたモリコーネさんの功績を再認識させられました。
一方で、葛藤も抱えながらの道のりは決して平坦ではなかったとも感じましたが、とにか
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バビロン(2021年製作の映画)

3.8

サイレント映画からトーキーへ移行する時代のハリウッドで、のし上がっていく若手女優、プロデューサーと時代から取り残されていく大物俳優達の栄枯盛衰を描いた大作。

チャゼル監督の映画愛が強く感じられる作品
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

4.5

テキサスの田舎町に住む女子高生ブリスは、娘が美人コンテストに優勝することが最優先と思っている母親に嫌気がさす毎日を送っていた。そんな時にちょっと都会の隣町で、ローラーゲームに出会ったブリスは、年齢を偽>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

元カノのジェーンが復帰する、しかもマイティ・ソーになって、というあらすじを読んで、大丈夫かいな?と思いつつ、GotGの面々が出ると知ったので、鑑賞。

いい意味で予想を裏切られ、シリーズ当初のエモーシ
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.8

良かった、良かったけど、暗い…
予告編とあらすじから、もちろん暗いと覚悟してたし、昔観たパク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』は、しばらく脳から離れないくらい衝撃を受けたから。
けど、暗過ぎるでしょ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

早く観に行きたかったけど、やっと行けました。いやぁ〜凄かった!これは、劇場案件ですね〜ドルビーアトモス上映で観たのもあり、音響が大迫力で、臨場感が半端なく、映画の世界にどっぷり浸ることができました。>>続きを読む

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.0

現代美術界の巨匠、ゲルハルト・リヒターの半生をモデルにしたドラマ。
ナチスドイツの非道と芸術家の苦悩を描いた重厚なドラマは見応え十分でした。
予告編を観て、すごく興味を持ちましたが、3時間超なのでちょ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.2

相変わらずの凸凹チームだけど、息ピッタリで、いつまでもこのチームの物語を観ていたいと思うけど、もう最後と思うと寂しいですねぇ…

ロケットの意外な過去が、今のロケットに繋がっていて、あーそーなんだと納
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

実話なので、もっとドキュメンタリーっぽいのかと思ってたけど、淡々と描いているように見えて、実は感傷的な描き方で、僕にはそれがハマりました。

ニューヨーク・タイムズのチームワークにも、グッときますけど
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

アカデミー賞脚本賞を獲っただけあって、練られた脚本は素晴らしかったです。
ただし、いわゆる胸糞系になっちゃってるので、もうちょっと笑いに振った方がいい作品になったんちゃうかなぁと思っちゃいました。
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.3

勝手にどちらかというとハードSFなんやろうと思って観たら、肩透かしをくらっちゃいました。
同じアレックス・ガーランド監督の『エクス・マキナ』が面白かったので期待し過ぎたとこもあったかも。
どちらかとい
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座頭市血笑旅(1964年製作の映画)

4.5

ひょんなことから、市の身代わりに命を落とした女、その赤子を父親のもとへ届けることになったいっつぁん。
刺客達に狙われながらも、赤子を懸命に世話しながら、赤子に情が移る市の心情と刺客達との死闘が織りなす
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座頭市あばれ凧(1964年製作の映画)

3.5

これまで観たシリーズとは、かなり趣の異なる展開でしたが、相変わらずのユーモアとキレッキレの殺陣は健在でした。
今作の市は、かなり感情をむき出しにする場面が多かったので、そこが監督の特色が出てるのかもし
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.5

非道のかぎりを尽くす当主の暗殺を謀る13人の武士達。
ストーリーもキャストも良かったので、見応えはありました。けど、不必要にグロいシーンが多く、無駄に人が死にすぎて、死ぬことに対する緊迫感が薄れてしま
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.5

とにかくトム様が凄すぎました。シリーズを追うごとにスコアが高くなってくるって、どういうこと?素晴らしい!
『トップガン』も然り、前作を上回るというハードルをいとも簡単に超えてみせるところが凄すぎます。
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.5

映像美には圧倒されましたし、海の生物たちは本当に存在しているのを実写したように見えて、CGの進化に圧倒されました。
ですが、所詮は作られた映像と思ってしまう僕としては、3時間超えは、かなり辛くて観終わ
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座頭市血煙り街道(1967年製作の映画)

4.3

フィル友さやかさんの想い出に。

87分の尺でこれだけ満足させられるのは、脚本と演出の成せる技なんでしょうね〜素晴らしい!
オープニングからの殺陣とその後に流れる勝新さんによる主題歌が、これまた渋くて
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

3.5

第二次世界大戦後の1945年、レニングラードで、元兵士のイーヤは、PTSDを抱えながらも病院で働きながら戦友マーシャの息子を育てていたが、PTSDの発作で誤ってその子を死なせてしまう。そこに帰ってきた>>続きを読む

淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

4.5

事故で半身不随となった中年男のチョンウィンは、離婚し息子とも離れて、妹ともギクシャクした仲で、生きる希望を見出せない中で、フィリピン人の若い住み込み家政婦のエヴリンがやってくる。
広東語が話せないエヴ
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