まよいマイマイさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

3.5

200年にわたる一台のロボットの物語。
ロボット、アンドロイドは人間か?人間になれるのか?という映画ではよくあるテーマをロビンウィリアムズとクリス・コロンバスが描く。
クリス流の優しさ、あの頃の映画、
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

スピルバーグ監督作品を観るのは久しぶり。有名な本作をようやく視聴。

天才的な詐欺師にディカプリオ、彼を執拗に追うFBI捜査官にトムハンクス。
ディカプリオがすごくいいんだけど自分はトムハンクス演じる
>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

予告を観るとかなりおバカなコメディタッチの作品と思えるが描いていることはわりと深刻。
それでもライトなタッチではあるのでそこまで重くはない。

酒を通して4人の中年教師たちの人生の深みが浮き彫りになっ
>>続きを読む

散歩する惑星(2000年製作の映画)

2.8

地球に似た地球ではない、寒々とした国の物語。
登場人物全員が何かに困っていて、閉塞感が覆う。

物語がイメージ先行でストーリーが頭に入ってこない。
自分の読解力がないだけかもしれないが話自体はいまいち
>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.8

ラストシーンが切ない。

物語は2人のおじさんが秘境地にある温泉場に向かい、温泉を楽しみ、そしてまた帰る、それだけ。本当にそれだけ。

根底にはふたりの距離、それぞれの生活ができてしまった友人との空白
>>続きを読む

愛しのロクサーヌ(1987年製作の映画)

3.8

80年代後半から90年前後のスティーブマーティンが無性に観たくなり30年ぶりに本作を視聴
スティーブマーティン節はあまり炸裂していないがあの頃のラブコメを思いっきり堪能できる。
スティーブマーティン演
>>続きを読む

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.2

これは思わぬ良作!
単純に男女の逃避行の話だけど初期の北野武作品のようなオフビートで画面に惹きつけられる
主演の女優さんが髪はパサパサ、肌の質感も気怠くてお見事。
悲壮感がある話ではなくかといって「か
>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

視聴後、『アメリカンヒストリー』というタイトルがずしんとくる。

エドワードノートンが凄すぎる。弟役のエドワードファーロングのどこか脆さのある雰囲気もとても好き

現在と過去(回想)を交差して描いてい
>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

4.8

【いまさらシリーズ】
いまさら本作を視聴。評判通りの大傑作!

大司教が惨殺されてアーロンという青年が容疑者として逮捕される。事件のことを知ったマーティン弁護士は自分の名声のために無償でアーロンの弁護
>>続きを読む

アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.5

第四の壁を壊す作品が好きで『アニーホール』はその代表作ともいえる。
それだけではなく多くの対話をさまざまな手法を使って描いているのがおもしろい。

主人公は相変わらずwな神経質な男を演じるウッディアレ
>>続きを読む

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

4.0

異物大好きクローネンバーグのなかでも『ブルード』の母の異物はなかなかなものではないでしょうか
父と娘の物語でもあり、クローネンバーグの著作によるとクローネンバーグ自身が深く投影された作品でもあるのだと
>>続きを読む

ワイルドバンチ(1969年製作の映画)

3.5

サムペキンパー‼️‼️
オープニングクレジットがめちゃくちゃカッコよくて期待値上がりまくったけどやはり今観ると思い入れない人にとってはやや古く感じる。
バイオレンス描写も今の感覚で見るとそこまでではな
>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

4.0

いいなぁ、いいなぁ!
やっぱりいい作品。80年代後半から90年あたりのヒューマンファンタジーて本当にいい。
最近はこの手の作品も珍しくなった。
あの頃のアメリカ、夢、野球、親子、、たまらない。
シュー
>>続きを読む

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

4.8

昔は『青の愛』が好きで『赤の愛』はラストが好きだったけれど今回見返してダントツで『赤の愛』が良かった。
キェシロフスキ監督が一貫して描いてきた偶然と運命。その集大成ともいえる作品

過去のトラウマで人
>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

5.0

僕が大好きなマンティスが大活躍するGotGのホリデースペシャル。
単に'本編では見られない彼ら彼女たちのちょっとした話'にしていなくて本作はvol.1、vol.2そして本作が配信された時にはまだ公開さ
>>続きを読む

アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.5

アイアンマンシリーズのなかで『2』が好きだけど『3』もとてもおもしろかった
色々と工夫して飽きさせないのはさすが!
科学大好き少年とスタークの交流がよかった。
終盤はもうパーティのような大戦闘!!
>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

【いまさらシリーズ】
ずっと頭の片隅にあった本作。映画史において大きな存在感を放っている。この作品はあらゆる映画に影響を与え(最近ではガーディアンズオブギャラクシー3パンフ参照)ている。
でもでも敷居
>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

2.3

ウェス・アンダーソン監督はやはり唯一無二の監督だ。独特のセンスは好みが分かれるところ。
わたしはやはり合わなかった。
色彩、構図、配役、セリフ、どれも素敵なのに何故かはまらない。
本作は特にそれを感じ
>>続きを読む

ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

4.2

ツッコミどころは満載だけど、とにかく楽しい!
アガサ・クリスティの戯曲『ねずみとり』の公演が100回を迎えるにあたって劇場で盛大なパーティーが開かれる。そんななか起きた殺人事件。スコットランドヤードの
>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.8

めちゃおもしろかった!
キャプテンアメリカの一作目はイマイチに感じてなんかダサいな、なんて思ったけど本作のキャプテンはかっこいい!
推しのブラックウィドウも活躍、ウィンターソルジャーもかっこよかった
>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.2

キャプテンアメリカがこれから活躍するぞ!ってところまでの話
戦争映画の側面もありつつ無理なくキャプテンアメリカという偶像のヒーローを入れ込んでいる。
ストーリーとしては2作目の方がおもしろそうなので次
>>続きを読む

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

4.0

青【自由】、白【平等】、赤【博愛】のうちの2作目の白。

大雑把なあらすじは、性的不能を理由に離婚を言い渡されたカロルが故郷ポーランドに戻り元妻に復讐する物語。

荒唐無稽な復讐なだけに好みが分かれる
>>続きを読む

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

4.5

いつだったか渋谷bunkamuraでキェシロフスキ特集上映されキェシロフスキ作品を網羅したパンフが売られていた。
それ以外ではあまりキェシロフスキにまつわる書籍やネットでもあまり話題にされていないが、
>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.8

ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソンさんの話。
物語は月曜日から始まり次の月曜日で終わる。ジャームッシュならではのオフビートな作品だけれども観てよかった、という気持ちにさせてくれる
>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった!
MCUはいくつかしか観ていないがアイアンマン2に初登場したブラックウィドウがカッコよくて時系列を無視して本作を視聴。
本作単体でも十分に楽しめる内容になっている。できればアイ
>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.5

ひとつひとつの「画」がとても綺麗で印象的な場面が多い。
特にロングショットが印象的。

1980年代、海辺にある映画館を舞台にそこで働く女性と黒人青年の物語。

映画館で働く人たちが魅力的だったのでも
>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.0

ジャックニコルソンとモーガンフリーマンで期待は高まったが、うーんなんとも。
2人のコスプレ大会を見てラストも想定内なのでそこまで感情が揺さぶられることもなく。
2人の演技もどこか冴えがなく、『最高の人
>>続きを読む

ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.0

酒と女とドラッグ大好きな破天荒な詩人'ムーンドッグ'の物語
結構大変な事態になってもムーンドッグは変わらずに笑い詩を誦じる。
共感できるかできないか、彼に感じるものがあるかないかで大きく感想が変わる作
>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.5

気軽に見始めた分、思わぬ鬱映画だったので大喜び!
昨日まで親友と思っていた人物にいきなり絶縁される主人公をコリンファレル。
なぜ絶縁されたのか、から物語は始まり次第に静かに事が大きくなっていく。
初っ
>>続きを読む

アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.0

土砂降りのある夜。偶然にもモーテルに立ち寄った男女。女優、刑事、死刑囚、普通の家族、元刑事で女優の付き人‥ある1人が惨殺され、次第にひとり、ひとり、と消えていく。被害者たちにはある共通することがあった>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

5.0

メンフィスのホテルを舞台に3つの物語が展開されるオムニバス。
『ナイトオンザプラネット』と違うのは、この3つの話がどこかですれ違っていたり同時刻に同じラジオを聴いていたり、繋がりをもたせている点。
>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

4.0

王道のようでかなり異質なサイコパス映画。
主人公(サイコパス殺人鬼)の一人称視点で物語が進む。中盤まで物語のきっかけとなる殺人描写があるがわりと地味な展開。
が、中盤から最後の最後までおもしろさが加速
>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

夜、雨、泥水、血、歌舞伎町、FILAのジャージのセットアップなどなどが好きな自分にとってこの作品はまさにお伽噺。
だからこそ作品としてやや強引な部分もあったがそもそもがおとぎ話として観ていたので気にな
>>続きを読む

デモンズ(1985年製作の映画)

4.0

U-NEXTにあがっていたのでかなり久しぶりに鑑賞。やっぱりおもしろい。
『ゾンビ』におけるスーパーマーケットでのハチャメチャ具合も好きだけど『デモンズ』は最初のうちは整合性もあるように感じるけど中盤
>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.5

【いまさらシリーズ】
いまさら初めて気狂いピエロを観た。そもそもヌーベルバーグ周辺が苦手だったしその代名詞的な本作や『勝手にしやがれ』も途中で寝ていた。

今回集中して観ることができて惹きつけるものが
>>続きを読む

髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.0

主人公である亭主が絶妙。紳士的な顔に見ようとすれば見えるし変態おじさんにもバリバリに見える。
性に目覚めた頃から中年になるまでひたすら「床屋」の女性への偏愛を貫き側からみたらキモい、て部分もあるんだけ
>>続きを読む